ザ・ドメスティックス(The Domestics)の紹介:2018年アメリカ映画。政府によって散布された防毒の細菌によって、アメリカ全土の人々は死に絶え、大地は生き残ったギャング団たちが支配し、市民がギャング団から隠れるように生活していました。離婚危機のマークとニーナの夫婦は、ニーナの両親と連絡が取れなくなったことから、実家のあるミルウォーキーへ向かう事になりました。その為にはギャング団たちが支配する中西部を抜けなければなりませんでした…という内容のバイオレンス映画です。
監督:マイク・P・ネルソン 出演者:タイラー・ホークリン(マーク)、ケイト・ボスワース(ニーナ)、ソノヤ・ミズノ(ベツィー)、デヴィッド・ダストマルチャン(ウィリー)、ランス・レディック(ネイサン)ほか
映画「ザ・ドメスティックス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・ドメスティックス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・ドメスティックスの予告編 動画
映画「ザ・ドメスティックス」解説
この解説記事には映画「ザ・ドメスティックス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・ドメスティックスのネタバレあらすじ:起
ある日アメリカでは、何機もの航空機が上空から猛毒の細菌を散布した結果、多くの国民が死亡し、生き残った人々は、地域を支配するギャング団から隠れるように生活していました。離婚危機のマークとニーナの夫婦は、ニーナの両親と連絡が取れなくなったことから、ニーナの実家のある、ミルウォーキーへと行くことになりました。車に荷物を積み、いざ出発というとき、二つのギャング団が自宅を襲撃し、ギャング団同士の抗争になりました。隙を見てマークは車を発進させ、二人の旅は始まりました。
ラジオからはDJクレイジー・アルの放送が流れていました。アルは、ギャング団の情報も常に流していました。中西部を抜ける途中の道で、一件の家に立ち寄りました。家の住人は惨殺されていました。死体を片付け、マークはニーナにお父さんのマグナムがあれば・・・と言いますがニーナはくれるわけがないと言いました。
翌日、家の近くでギャング団『ネイラーズ』に、老人ら二人が拉致されました。女を渡せという男たちに、老人が昨夜から若いカップルが家にいると教えました。『ネイラーズ』のメンバーは老人ら二人を射殺し家に向かいました。バイクの音でギャング団と気づいたマークは、ニーナをおとりにして、アイスピックを持って隠れました。そして二人を刺し殺し、急いで車を走らせました。
ザ・ドメスティックスのネタバレあらすじ:承
途中のショップで食料を確保しようとしていた時、怪しげな男ネイサンに会いました。ネイサンは握手を求め友好的でした。そこへギャング団がやって来ました。棚の後ろに隠れていると、ギャング団たちがマシンガンで射殺されました。ネイサンの息子スティーブンでした。ネイサンの誘いで家でディナーをすることになりました。ネイサンの家には妻のテレサと娘のベラがいましたが、ギャング団『ギャンブラーズ』に出くわしました。この地域を支配する『ギャンブラーズ』は対立するギャング団『チェリーズ』の女性ベツィーを拉致していました。ニーナが気になったメンバー達でしたが、ネイサンの顔で見逃してくれました。
夕食は肉料理でした。食べ終わるとネイサンがマークに、ここにずっといてくれと言いました。そしてあの肉は人肉だと言いました。拒否するなら食用として飼うと言った時、アイスピックで殺したはずの『ネイラーズ』の男が、ベラを人質にして入って来ました。男の要求はマークとニーナでした。ネイサンが渡すと言って男が気を緩めた時、スティーブンが男のアキレスを切り裂きました。倒れながらも男は銃を乱射し、テレサとベラを射殺しました。この隙にマークとニーナは車で逃げ出しました。
ザ・ドメスティックスのネタバレあらすじ:転
新たな家に逃げ込んだ二人でしたが、マークが必需品を探しに出て行きました。そのころ、ネイサンは『ギャンブラーズ』のジムに連絡を取り、ニーナを渡すから二人を捕まえてくれと頼んでいました。ネイサンはマークを食料にと考えていました。しかしジムは逃げ出したベツィーに不意打ちを食らい、拉致され殺されました。マークが忍び込んだ家では、ネイサンとスティーブンがウィリーという男に拉致されていました。ウイリーはマークに大男のビルと闘うか、二人の目玉をくり抜くか選択しろと言われ、ビルと闘いました。はずみでビルがウィリーに倒れかかったのを利用して、ウィリーを何度も刺して殺しました。そしてネイサンとスティーブンを助けて別れました。
潜入した家でニーナは、結婚指輪を外し、その後二人が初めてデートした時と同じ車を車庫で見つけました。二人は車の中で抱き合いました。しかし『ギャンブラーズ』達がやって来て、二人は拉致され、『ギャンブラーズ』の支配する町に連れていかれました。そして二人は向き合っての賭博ロシアンルーレットをやらされました。大盛況の中、二人は同時に引き金を引きました。1回目は空撃ちで、2回目にニーナの銃が発砲し、マークの胸に命中しました。湧き上がる中、ニーナは司会者の銃を奪って射殺し、観客にも発砲し,車を奪って逃げ出しました。この時、援護射撃したのはベツィでした。ベツィは二人が連れ去られた後、ニーナの外した指輪を持ち去っていました。
ザ・ドメスティックスの結末
ミルウォーキーに着いた二人は、ニーナの両親の死を知りました。住民たちは銃を持ち『ギャンブラーズ』の侵入を常に見張っていました。住民のフィルは『ギャンブラーズ』の内通者でした。二人が帰ってきたことを報告すると、ギャンブラーズ達が街に入って来ました。
その時、対立するギャング団『プロウボーイズ』の装甲車が『ギャンブラーズ』にマシンガンを放ちながら侵入してきました。ニーナーはタイミングを見計らい、強力ワイヤーで装甲車を横転させました。ニーナはショットガンで攻撃しはじめました。ベツィは2階にマシンガンをセットし『ギャンブラーズ』のメンバー達に連射しました。住民も加わり攻勢をつづけました。ベツィは胸を撃たれ、休んでいたマークに、ニーナの外した指輪を渡しました。その時『ギャンブラーズ』の女がベツィの頭を銃で吹き飛ばしました。そしてマークを狙った瞬間、ニーナに射殺されました。そしてフィルを殺しに行きますが、すでにベツィによって殺されていました。
フィルの部屋には、父のマグナムがありました。ニーナはマグナムをマークに渡すと、マークは結婚指輪をニーナにはめました。ラジオではクレイジー・アルがマークとニーナの夫婦が『ギャンブラーズ』の一角を二人で潰したと、ヒーローのように誉め讃えていました。そして二人の事を救世主と呼び、世界は変わると呼びかけていました。
以上、映画「ザ・ドメスティックス」のあらすじと結末でした。
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