映画「DRONE ドローン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
DRONE ドローンの紹介：2019年アメリカ映画。ドローンを飛ばし、めぼしい女を見つけ監禁殺害を続ける男が、ＳＷＡＴに追い詰められドローンと共に雷にうたれ死んでしまいます。この衝撃で男の魂が乗り移ったドローンは、新婚のハワード夫婦の家に飛んで行きます。この新妻の元彼がこの男だったのです。『チャイルドプレイ』のように雷にうたれドローンに乗り移った男が、フラれた元カノとよりを戻そうと、殺戮を繰り返すホラー作品です。チャイルドプレイのドローン版というべき内容です。
監督：ジョーダン・ルービン 出演者：アレックス・エッソー（レイチェル・ハワード）、ジョン・ブラザートン（クリス・ハワード）、アニタ・ブリエム（コーリン）、レックス・リン（ドミニク・ベイカー）ほか
この解説記事には映画「DRONE ドローン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドローンを飛ばして赤毛の女の部屋を盗撮するラムゼイ。彼は連続殺人犯としてＳＷＡＴに踏み込まれます。部屋には女の死体が繋がれており、ラムゼイはドローンを持って屋上へと逃げます。ＳＷＡＴに囲まれ逃げ場を失ったその時、ラムゼイに雷が落ちそのまま感電死してしまいます。ドローンを押収した刑事が、車で署に帰る途中、突然動きだしたドローンに襲われ事故死します。
新居に引っ越してきたレイチェルとクリスの新婚夫妻の家に、あのドローンが飛んできてゴミ箱に降ります。隣のコーリンがあいさつにやって来ます。コーリンはスタイルのいい美形で、肌を露出しクリスの目が釘付けになってしまいます。
クリスがドローンを見つけレイチャルに見せると、早速ショップへ行ってコントローラーを購入します。庭で飛ばすと、ドローンは近所の家の様子を映し出し、老夫婦の夫婦喧嘩を覗き見します。レイチェルがシャワーを浴びていると、ドローンが勝手に飛びレイチェルを覗いていて、「家の中で飛ばさないで」とクリスに注文をつけます。
昼間ドローンは、トップレスで日光浴するコーリンの上を飛び、コーリンの半裸の体を撮影し始めます。意志を持ったように飛び回るドローンに反応したのは愛犬ヘクターでした。ドローンが動き出すと吠えつづけ、クリスはあまりにもやかましいヘクターを庭にリードで繋いでしまいます。
その夜、ヘクターをドローンがおびき出します。ヘクターはリードがついたまま塀を乗り越え、首つり状態で死んでしまいます。翌朝発見したレイチェルは泣き叫び、クリスは謝り庭に埋め墓石代わりに杭をたてます。
自宅でデザイナーの仕事をするレイチェルが、クリスのパソコンに画像が送られてきたのに気づき、ファイルを開きます。それはコーリンの半裸画像でした。クリスが盗撮していると思ったレイチェルは、コーリンを夕食に呼びます。仲睦まじく酒を飲んで話をする二人を見たレイチェルは、嫉妬心をあらわにし不機嫌になります。
話が弾み、クリスは「レイチェルは元彼にラジコンカーをプレゼントされ、二人で操縦していた時、ラジコンカーが道路に飛び出し、それをよけようとした車が事故を起こして乗っていた一家が死んでしまったんだ。それ以来レイチェルはラジコンを見ると気分が悪くなるんだ」と教えたのです。
会話を聞いたレイチェルがブチ切れて「あなたはこの人を盗撮しているんでしょう!」と怒鳴りながら画像を見せます。「僕は知らない」と言うクリス。コーリンは「私はいつでもＯＫよ」とクリスに耳打ちして帰ります。
夫婦仲が険悪になり、翌日クリスはショップでドローンを見てもらいます。すると「ドローンとコントローラーが繋がっていない、おかしい、セキュリティシステムに反応して動いたかもしれない」と言われます。
クリスが家に帰ると、隣のコーリンがドローンに殺され警察が来ていました。刑事二人が訪ねてきて、クリスを任意取り調べに連れて行きます。「署にこんな写真が送られてきたんだ、犯人はお前だろう」と見せた写真はコーリンの半裸写真です。そして発信アドレスもクリスのものでした。
レイチェルは「意思を持ったドローンがクリスを陥れている」と刑事に話しますが信じてもらえず、ドローンを踏み壊しますが、ドローンはその後消えていました。
そこで二人は探偵ベイカーを雇って、ドローンの足取りを調べてもらいます。すると、リッチーという家に滞在していたことがわかります。リッチーの部屋に飛んできたドローンは、リッチーに話しかけたのです。それは弟のラムゼイでした。「雷にうたれて、ドローンの中に入った。レイチェルとよりを戻したいんだ」とリッチーに話します。
二人はリッチーの家に向います。中に入れてもらうとレイチェルが、リッチーと一緒に写真に写るラムゼイを見つけます。その時リッチーが襲いかかります。クリスがリッチーと格闘になり、殺してしまいます。
自宅に戻ったレイチェルは「犯人がわかった、元彼のラムゼイだ、彼がドローンに入っている」と言ったのです。ドローンが二人の前に現れ、「いろいろ女を連れてきたが、お前じゃないとダメだレイチェル」と言ったのです。丁度刑事がやって来ますが、二人ともドローンに首を撥ねられてしまいます。
レイチェルは「ラムゼイね」と言って激しくののしります。怒ったドローンは「このアバズレ女、殺してやる」と襲いかかります。一進一退の攻防の中、レイチェルがドローンにアルコール燃料を振りかけると、クリスがライターの火を放り投げます。ドローンは炎上し爆発します。体を失ったラムゼイはクリスの体に乗り移ったのです。
何も知らないレイチェルがクリスを呼ぶと、クリスはレイチェルの唇を激しく奪い、ラムゼイの声で襲いかかります。レイチェルはコンセントでクリスの目を突き刺し、クリスをベランダから突き落とします。クリスはベイカーの墓石代わりの杭に突き刺さってしまいます。ベランダから見下ろすレイチェルに、クリスが元に戻って話しかけ死んでしまいます。ラムゼイはクリスから抜け出したのでした。
以上、映画「DRONE ドローン」のあらすじと結末でした。
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