グリマーマンの紹介:1996年アメリカ映画。ロサンゼルスで連続して発生した猟奇殺人事件を模倣した事件とその裏側の陰謀を追う、元CIA特殊工作員という過去を持つ刑事とその相棒の闘いを描いたアクションサスペンスです。
監督:ジョン・グレイ 出演者:スティーヴン・セガール(ジャック・コール)、キーナン・アイヴォリー・ウェイアンズ(ジム・キャンベル)、ボブ・ガントン(フランク・デベレル)、ブライアン・コックス(ミスター・スミス)、ジョン・M・ジャクソン(ドナルド・カニンガム)ほか
映画「グリマーマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グリマーマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「グリマーマン」解説
この解説記事には映画「グリマーマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グリマーマンのネタバレあらすじ:起
ロサンゼルスを震撼させた連続猟奇殺人事件。被害者はいずれも一般家庭で、十字架にかけられたキリストのように壁に磔にされているのが特徴で、世間は犯人を「ファミリーマン」と呼んで恐れていました。ニューヨークから赴任してきた、犯罪心理学に詳しい刑事ジャック・コール(スティーヴン・セガール)は、ロス市警の殺人課刑事ジム・キャンベル(キーナン・アイヴォリー・ウェイアンズ)とタッグを組んで事件の捜査に乗り出します。しかし捜査は難航、有力な手掛かりといえば被害者がみな骨肉腫を患っているということでした。
グリマーマンのネタバレあらすじ:承
そんなある日、ロス市内のハイスクールで生徒による立て篭もり事件が発生、現場に急行したジャックは犯人を逮捕しますが、そこに街の実力者フランク・デベレル(ボブ・ガントン)の用心棒ドナルド・カニンガム(ジョン・M・ジャクソン)が現れ、犯人がフランクの養子であることから事件の供述に口裏合わせをするよう脅させましたが、ジャックは要求を断ります。しかしその数日後、再びファミリーマン事件が発生、ジャックの元妻と再婚相手が磔にされた遺体となって発見されます。しかも、現場にはなぜかジャックの指紋が残されており、ジャックは窮地に陥ります。しかし、ジャックは元妻の件ともう一件発生していたロシア人夫妻殺人事件の被害者はいずれも骨肉腫を患っていないことから、これらの事件は一連のファミリーマン事件とは別の犯人の仕業であると推理します。
グリマーマンのネタバレあらすじ:転
捜査の末、ジャックは本物のファミリーマンこと殺し屋クリストファー・メイナード(スティーヴン・トボロウスキー)を捕え真相を問いただしますが、メイナードはやはりジャックの元妻などの事件には絡んでいない様子でした。ジャックは抵抗したメイナードをやむなく射殺しますが、市警に単独行動を咎められ停職処分となってしまいます。そんな中、ジムはジャックがかつて「グリマーマン」と呼ばれた元CIA特殊工作員であり、ベトナムなどの各地で活動していたことを知ります。一方、単独で元妻の事件を追っていたジャックは、もう一件の被害者であるロシア人夫婦の自宅から、フランクから大金が振り込まれていた証拠を見つけます。
グリマーマンの結末
捜査の途中でジャックやジムは敵に命を狙われますが返り討ちにします。ジャックは元妻の再婚相手に電話をかけた人物を特定しますが、その人物は先日のハイスクール立て籠もり犯のフランクの養子でした。養子は麻薬中毒のため療養所に入院しており、ジャックとジムは養子からフランクの悪事の全てを聞き出します。フランクはジャックの元上司であったCIA幹部のミスター・スミス(ブライアン・コックス)と手を組み、ロシアから流出した核兵器を密輸していたのです。フランクはドナルドを使ってファミリーマン事件を装った殺人事件を起こし、ジャックに罪を被せようとしていたのです。ジャックとジムはスミスを脅し、フランクとドナルドが仲間割れするように罠を仕向けます。案の定罠に嵌ったドナルドはフランクを殺害、ジャックとジムは踏み込みますがジムは撃たれて重傷を負ってしまい、ジャックは単身ドナルドと対決します。壮絶な肉弾戦の末、ジャックにぶちのめされたドナルドは転落して死亡します。ジャックは病院に搬送されるジムを見送りました。
この映画の感想を投稿する