シンドバッド黄金の航海の紹介:1973年イギリス映画。伝説の船乗りシンドバッドの活躍を描いた三部作の第2作です。3つ集めると不思議な力が得られる黄金の刻印を巡って、シンドバッドと悪の魔術師が争奪戦を繰り広げます。
監督:ゴードン・ハッセル 出演者:ジョン・フィリップ・ロー(シンドバッド)、キャロライン・マンロー(マルギアナ)、トム・ベイカー(魔術師クーラ)、ダグラス・ウィルマー(宰相ビジエル)、ロバート・ショウ(精霊の声)ほか
映画「シンドバッド黄金の航海」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シンドバッド黄金の航海」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シンドバッド黄金の航海」解説
この解説記事には映画「シンドバッド黄金の航海」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シンドバッド黄金の航海のネタバレあらすじ:起
順調な航海を続ける船乗りシンドバッド(ジョン・フィリップ・ロー)の帆船は、ある時空を舞う奇妙な鳥を目撃します。弓で撃ち落としてみると、それは黄金に輝く刻印を持っていた「ホムンクルス」なる翼を持つ小怪物でした。マラビア王国に到着したシンドバッドは、悪の魔術師クーラ(トム・ベイカー)とその手下らから黄金の刻印を奪われそうになりますが辛うじて難を逃れます。
シンドバッド黄金の航海のネタバレあらすじ:承
シンドバッドは、マラビア王国の宰相ビジエル(ダグラス・ウィルマー)と対面します。ビジエルは正義を愛する善良な人物で、世継ぎを残さぬままこの世を去った国王に代わり、摂政として国を治めていました。しかし、クーラの魔力により顔面に大火傷を負わされ、黄金の仮面を付けていました。ビジエルもシンドバッドと同じく黄金の刻印を所有しており、ふたつの刻印を合わせてみると、未知の島のありかを示す海図らしきものが浮かび上がってきました。ビジエルによると、黄金の刻印は3つで一組であり、全て揃えば奇跡の力を得られるというのです。これさえあればクーラの野望を打ち砕くことができるというビジエルに協力を決意したシンドバッドは、早速未知の島へ向かうことにします。
シンドバッド黄金の航海のネタバレあらすじ:転
シンドバッドとビジエルは、女奴隷のマルギアナ(キャロライン・マンロー)、シンドバッドに根性を叩き直してほしいと商人の父から託されたハロウン(カート・クリスチャン)という若者を船に乗せて冒険の旅に出ます。しかし、3つの刻印を狙うクーラは、シンドバッドの船の船首の女神像を魔術で操り、海図を盗ませてしまいます。やがてシンドバッド一行は島に上陸、地底の精霊(声:ロバート・ショウ)に聞いてみると最後の刻印は女神カーリーの神殿にあることが判明、早速現地に向かいますが、刻印は既に先回りしたクーラに奪われていました。
シンドバッド黄金の航海の結末
クーラはシンドバッドらから二つの刻印をも奪い取り、全ての刻印を揃えてしまいます。そして女神カーリーの石像に魔法をかけ、シンドバッド一行を襲わせますが、壮絶な死闘の末に壇上から石像を突き落として倒します。しかし、クーラは続いて半分人間半分馬の怪人ケンタウロスを差し向けます。そこに鷲の顔と獅子の身体を持つ正義の聖獣グリフォンが現れ、ケンタウロスと闘いますが敗れてしまい、シンドバッドは馬乗りになってようやくケンタウロスを仕留めます。ようやくクーラを追い詰めたシンドバッドでしたが、クーラは魔法で透明人間となり、シンドバッドに襲い掛かります。しかし、クーラの位置を見破ったシンドバッドは一刀のもとにクーラを斬り捨てます。そして奇跡の力によりビジエルの顔の怪我も回復、ビジエルは正式に国王に即位してマラビア王国を平和に治めました。
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