大列車強盗の紹介:1978年アメリカ映画。マイケル・クライトン原作の同名犯罪小説を基にクライトン自らの監督・脚本で映画化された作品です。1855年にイギリスから大量の金塊を積んでフランスに向かっていた列車が強盗に襲われた実際の事件をモチーフにしています。
監督:マイケル・クライトン 出演者:ショーン・コネリー(エドワード・ピアース)、ドナルド・サザーランド(ロバート・アガー)、レズリー=アン・ダウン(ミリアム)、アラン・ウェッブ (エドガー・トレント)、マイケル・エルフィック(バージェス)ほか
映画「大列車強盗(1978年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「大列車強盗(1978年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「大列車強盗(1978年)」解説
この解説記事には映画「大列車強盗(1978年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大列車強盗のネタバレあらすじ:起
1855年、イギリスはクリミア半島でロシアとの戦争を展開していました。イギリスは軍費を調達するため、月に1度の頻度で大量の金塊を汽車と海路でフランスに運び入れていました。ある日、ロンドンの高級クラブにエドワード・ピアース(ショーン・コネリー)という謎めいた赤ひげの男が出席します。ピアースの正体は金塊強奪を目論む怪盗であり、身分を偽り名士として潜入したのです。そこでは、金塊輸送を取り仕切る大銀行の総支配人ヘンリー(マルカム・テリス)と頭取エドガー(アラン・ウェッブ)らが出席しており、ピアースはそこで重要な情報を得ると、目的を明かさぬまま金庫破りのプロであるエイガー(ドナルド・サザーランド)を仲間に引き入れます。
大列車強盗のネタバレあらすじ:承
1回の輸送量2万5千ポンド相当の金塊は2台の鋼鉄製金庫2つに厳重に保管され、開けるには4つの合鍵が必要でした。合鍵はそれぞれヘンリーとエドガーが1つずつ、残る2つは輸送を受け持つ南東部鉄道会社が保管していました。誰一人として成功した例のない金塊強奪計画を成功させたいピアースは4つの鍵を手に入れようと目論み、愛人で変装の達人ミリアム(レスリー=アン・ダウン)と共にエドガー邸の下見を開始、そしてピアースはエドガーの後妻エミリー(パメラ・セイレム)と娘のエリザベス(ガブリエル・ロイド)に言葉巧みに取り入り、鍵の隠し場所を聞き出すと型を取ることに成功します。続いてミリアムはヘンリーに色仕掛けで攻め、常にヘンリーの首にかかっている鍵から型取りに成功します。
大列車強盗のネタバレあらすじ:転
残る合鍵は2本とも同じ保管場所でしたが、厳重な警備にはピアースやエイガーもてこずります。そこでピアースはニューゲイト刑務所に服役中だった押し込みの名手ウィリー(ウェイン・スリープ)を脱獄させ、ようやく残りの合鍵も型を取ることに成功します。更にピアースは鉄道警備員バージェス(マイケル・エルフィック)を買収し、着々と計画を進めていきました。
大列車強盗の結末
しかし計画実行間近になって、スリに失敗して逮捕されたウィリーが警察に計画をばらしてしまいます。ピアースは裏切ったウィリーを殺害しますが、これにより列車の警備はより強固なものとなりましたが、ピアースらは予定通り計画を実行します。列車にまんまと潜り込むことに成功したピアースらは次々と金庫を開けて金塊を取り出し、車外に放り投げて手下らに回収させていきました。しかし列車の終着駅フォークストンには警官隊が待ち構えており、ピアースはあえなく逮捕されてしまいます。裁判で有罪を宣告されたピアースは護送されていきますが、そこに変装したミリアムとエイガーが潜り込み、密かにピアースを脱走させることに成功しました。
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