巨星ジーグフェルドの紹介:1936年アメリカ映画。19世紀末期から20世紀初頭にかけて、アメリカのレビュー界で活躍した伝説の興行師、フローレンツ・ジーグフェルド(1867年~1932年)の生涯を、彼を支えた二人の妻や壮大なレビューショーの場面などとともに描いた大作ミュージカル映画です。
監督:ロバート・Z・レナード 出演者:ウィリアム・パウエル(フローレンツ・ジーグフェルド)、ルイーゼ・ライナー(アンナ・ヘルド)、マーナ・ロイ(ビリー・バーク)、フランク・モーガン(ビリングス)、ヴァージニア・ブルース(オードリー・デーン)ほか
映画「巨星ジーグフェルド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「巨星ジーグフェルド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
巨星ジーグフェルドの予告編 動画
映画「巨星ジーグフェルド」解説
この解説記事には映画「巨星ジーグフェルド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
巨星ジーグフェルドのネタバレあらすじ:起
1893年、故郷シカゴで音楽教師をしていたフローレンツ・ジーグフェルド(ウィリアム・パウエル)は、怪力男のサンドー(ナット・ペンドルトン)を使った見世物興行を手掛け、興行師としてのキャリアをスタートさせます。サンドーの腕の筋肉を客の女性に触らせるサービスが功を奏し、ジーグフェルドは一儲けしますが、興行でインチキに手を染めたことからシカゴを追われ、ヨーロッパに渡ります。しかし、モナコの賭博で有り金の全てを失ってしまったジーグフェルドは、何かと競い合っていた親友でライバルの興行師ビリングス(フランク・モーガン)に会って金を借りようとしましたが、その時ビリングスがこれから売り出そうとしていたフランス人の女優アンナ・ヘルド(ルイーゼ・ライナー)を見初め、ビリングスから横取りするとたちまち人気女優としてブレイクさせます。
巨星ジーグフェルドのネタバレあらすじ:承
ジーグフェルドはアンナと結婚、幸せな日々を過ごしていました。しかし野心家のジーグフェルドはアメリカ中の美女をかき集めての大がかりなミュージカルショーを計画、1907年にニューヨークにて自身初のレビューとなる「ジーグフェルド・フォリーズ」をプロデュースします。レビューは大成功を収め、ジーグフェルドに発掘されたウィル・ロジャース(A・A・トリンブル)、エディー・カンター(バディ・ドイル)、ファニー・ブライス(本人)、オードリー・デーン(ヴァージニア・ブルース)らはスターダムに駆け上がっていきます。しかしオードリーだけは酒に溺れるようになり、しかもジーグフェルドはオードリーとの浮気を疑われてしまい、結局アンナはジーグフェルドと離婚することになってしまいます。
巨星ジーグフェルドのネタバレあらすじ:転
失意のジーグフェルドを慰めたのは、当時まだ駆け出しだった女優のビリー・バーク(マーナ・ロイ)でした。二人はやがて恋に落ち、ジーグフェルドはビリーと二度目の結婚をします。二人の間には一人娘も生まれ、幸せな家庭を築いていましたが、その頃からジーグフェルドが手掛けた興行が次々と不調に終わり、低迷期に入っていました。
巨星ジーグフェルドの結末
そんなある日、ジーグフェルドはブロードウェイの理髪店で見知らぬ男たちが自分のよからぬ噂をしているのを耳にし、怒りに任せて必ずブロードウェイで4つのレビューを当ててみせると大見得を切ってしまいます。ジーグフェルドは妻ビリーに励まされ、公約通りに一気に「リオ・リタ」「フービー」「三銃士」「ショウボート」の4つのレビューを同時上演して大成功を収めます。ジーグフェルドは儲けた金を株式に投資していましたが、1929年に起こった世界恐慌により株価は大暴落、ジーグフェルドは全財産を失ってしまいます。1932年、ジーグフェルドは再起することなく波乱に満ちた生涯を閉じます。
以上、映画「巨星ジーグフェルド」のあらすじと結末でした。
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