映画「ハプニング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハプニングの紹介：2008年アメリカ映画。ニューヨークのセントラルパークで突然人々が自殺し始めました。この事件はアメリカ東海岸を中心に次々広がりました。最初はテロ事件と報道され、人々は安全な場所へと逃げ始めました。高校教師のエリオットも妻のアルマを連れて逃げますが、自殺の事件は二人の行く先までも次々広がっていきました・・という内容のサスペンスホラー映画です。
監督：M・ナイト・シャマラン 出演者：マーク・ウォールバーグ（エリオット・ムーア）、ズーイー・デシャネル（アルマ・ムーア）、ジョン・レグイザモ（ジュリアン）、アシュリー・サンチェス（ジェス）、スペンサー・ブレスリン（ジョシュ）、ベティ・バックリー（ジョーンズ夫人）ほか
この解説記事には映画「ハプニング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨーク、セントラルパークでは行きかう人々が突然立ち止まり動かなくなりました。ベンチに座る女性はヘアピンで自分の首を刺して自殺しました。近くのビル建設現場では、作業員たちが次々ビルから飛び降り自殺をし始めました。
その頃、高校教師のエリオットはアメリカの広い地域で突然ミツバチがいなくなったことに関する授業をしていました。教頭に呼ばれ、教員が全員集められました。テロらしき事件が起こっているとのことで、生徒を全員帰宅させ、教員たちも逃げるようにと校長から言われました。同僚のジュリアンが母の実家に一緒に逃げようと誘ってくれました。エリオットは自宅に帰り妻のアルマと荷物をまとめていました。夫婦関係は些細な事で険悪な状況でした。テレビでは自殺を誘発する細菌兵器によるテロの疑いがあると報じられていました。この事件はフィラデルフィアでも起こりはじめました。
列車のホームに着くと、ジュリアンが娘のジェスと待っていました。妻のイベットはプリンストンへ寄ってから合流するとのことでした。進む列車はフィルバートの駅で止まりました。駅員によると、これから先の駅と全く連絡が取れない為、ここからは列車は動かせないと言いました。フィルバートの街は列車から降りた人々でいっぱいになりましたが、フィルバートの危険区域に入ったとの報道がなされると、住民たちは車で逃げ始めました。
取り残されたエリオットたちは老夫婦の車に乗せてもらうことになりました。ジュリアンは、プリンストンへ逃げる車を見つけ、妻を探すため別行動をとりました。老夫婦の夫は植物学者で、この事件は植物が危険を察知して、毒素を発しているのではないかと言いました。プリンストンへ着いたジュリアンたちは、樹木にぶら下がる首つり死体が沢山あるのを見つけました。そして運転手は大木に車をぶつけました。生きていたジュリアンがガラスの破片で手首を切りました。
エリオットたちは走行中、道路に転がる無数の遺体を見つけ、引き返して4方向の分岐点に戻りました。しかし3方向から車が来て、どの方向もあの事件が起こっていました。軍人のオースター2等兵と相談したエリオットは、人の多いところに発生しやすい事から、人々を二つの班に分け、人の住んでいない住宅地を歩いて目指すことにしました。
エリオットたちの班は人数が少なく先に出発しました。後の班は途中で立ち止まりました。そしてオースター2等兵が拳銃で自殺すると、次々自殺し始めました。エリオットらは自分たちの班をさらに少数に分けました。エリオット、アルマ、ジェス、そしてジョシュとジャレットの5人になりました。途中で一軒家を見つけました。中に人がいたので食事をしたいと頼みますが断られたため、怒ったジョシュとジャッレトが扉を壊そうとしたことから、中の住人に射殺されました。エリオット、アルマ、ジェスの3人は走って逃げました。
古い民家を見つけ、様子を伺うと年老いたジョーンズ夫人がいました。夫人に食事をもらいますが、すぐさま夫人は狂い出し、壁に顔を打ち付けて自殺しました。この時、外は強風が吹いていました。アルマとジェスが向かいの小屋にいました。死を覚悟したエリオットはアルマに死ぬときは一緒に居たいと言って、外に出て3人は集まりました。
その後自殺事件は収まりました。3ヶ月後、TVでは、植物から死に至らしめる毒素が見つかったと学者が言っていました。エリオットとアルマはジェスを引き取り、両親代わりに育てていました。ジェスをスクールバスまで送ってきたエリオットにアルマは妊娠を伝えました。喜ぶエリオットはアルマに抱きつきました。セントラルパークは多くの人たちで賑わっていました。その時、人々が突然立ち止まり、またあの事件が始まりました。
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