映画「ハットンガーデン・ジョブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハットンガーデン・ジョブの紹介：2017年イギリス映画。プロの犯罪者XXXと平均年齢60歳以上の大ベテランの犯罪者たちは、ロンドンの宝石店街ハットンガーデンの貸金庫から金や宝石を強奪します。2015年春にロンドンの宝石店街で実際に起きた、英国犯罪史上最高となる被害額280億円の強盗事件を元にした痛快犯罪劇です。ベテラン演技陣の味のある好演が、年季の入ったプロのジイサンたちを生き生きとさせています。
監督：ロニー・トンプソン 出演者：マシュー・グード（XXX）、フィル・ダニエルズ（ダニー）、マーク・ハリス（フランク）、ラリー・ラム（ブライアン）、ジョエリー・リチャードソン（エルゼベート）ほか
この解説記事には映画「ハットンガーデン・ジョブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
実名不詳のプロの犯罪者XXXは、ハンガリー人の大物マフィア・エルゼベートからある犯罪計画を請け負うことになります。それは、ロンドンの宝石店街ハットンガーデンの厳重なセキュリティが施されている貸金庫から金や宝石を盗み出というものです。XXXの元に、平均年齢60歳以上の大ベテランの犯罪者たちが集まります。メンバーは、である元天才泥棒のブライアン、ドライバーのケニー、探偵のパーキンス、武器調達のダニーです。この街を知り尽くしているマーカスは、退職した元刑事フランクに“ハンガリー人が宝石街の金庫を狙っている”ことを話します。フランクはマーカスから、その金庫からある物を取り戻して欲しいと頼まれます。
XXXは昔の流儀を通す彼らと共に綿密な強奪計画を立てます。XXXとフランクとパーキンスは、ハットンガーデンの貸金庫のあらゆる情報を集めます。ダニーは、足がつかない中古の武器を調達します。ケニーは、怪しまれず強奪した金品を運べる車を調達します。犯行日はイースターの３連休となります。XXXはエルゼベートから、強奪計画に失敗したら命で償えとプレッシャーをかけられます。その上、ハットンガーデンの強奪計画について嗅ぎまわっているフランクが不穏な動きをしています。そんな中、ブライアンが倒れます。ブライアンの息子は父が犯罪に関わっていることを感づき、XXXたちを遠ざけようとします。
XXXたちは、ブライアン抜きで強奪当日日を迎えますが、ブライアンは息子の目を盗んでやってきます。セキュリティを解除し、油圧装置で貸金庫がある分厚い壁に穴を開けます。XXXは無線のアラームが気付きますが、貸金庫175番のボックスを欲しがっているフランクにより難を逃れます。夜明け前、あともう少しのところで油圧装置のケーブルが壊れます。さらにブライアンが倒れて計画が中断します。計画が頓挫したXXXの元へ、“24時間以内に175番ボックスを渡さないとブライアンたちのことを警察に密告する”というフランクからの脅迫メールが届きます。
強奪が発覚していないことが分かり、XXX、ケニー、パーキンス、ダニーは油圧装置のケーブルを用意して強奪計を成功させます。約束の175番ボックスを取りにXXXの前に現れたフランクは、強奪した金品を前に更なる要求をします。そこへ部下と共に現れたエルゼベートに恐れをなしたフランクは、XXXたちの安全を保証します。フランクは当初の約束通り、175番のボックスをフォードに渡し礼金を貰います。大金を手にし、はしゃぎすぎたブライアンたちは逮捕され懲役６年の刑を言い渡されます。ブライアンたちに本名を名乗らなかったXXXは、犯罪から足を洗い行方知れずとなります。
以上、映画ハットンガーデン・ジョブのあらすじと結末でした。
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