サランドラの紹介:1977年アメリカ映画。カリフォルニアの山岳地帯に向かったボブ一家が、山岳地帯にすむキチガイ人喰い一家に襲われるというホラー映画です。ウェス・クレイヴン監督マニアの間では名作との
呼び声の高い作品ですが、評価は両極端に分かれる作品でもあります。
監督:ウェス・クレイヴン 出演者:スーザン・レイニア(ブレンダ)、ロバート・ヒューストン(ボビー)、マーティン・スピアー(ダグ)、ディー・ウォレス(リン)、ヴァージニア・ヴィンセント(エセル)、ラス・グリーブ(ボブ)、ジェームズ・ウィットワース(ジュピター)、マイケル・ベリーマン(プルート)ほか
映画「サランドラ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サランドラ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サランドラ」解説
この解説記事には映画「サランドラ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サランドラのネタバレあらすじ:起
ボブ一家はカリフォルニアの砂漠地帯にトレーラーを引いて車でやってきました。途中のガソリンスタンドで給油を頼むと老人が出てきて話を聞きました。銀の鉱山に行きたいと言うと銀はもう無いと言いました。そして獣しか住んでいないと言います。人間はいないのかと聞くと『人間らしい人間はいない』といいました。そしてあそこには行くな!と言われました。それでもボブ一家は向かいました。途中で戦闘機が低空飛行をして驚かされます。そして車のシャーシが壊れ立ち往生してしまいます。その時山の向こうでは双眼鏡でボブ一家を覗く男がいました。ボブはガソリンスタンドに戻ることにしました。妻や娘、息子達はトレーラーに残ることにしました。飼い犬のシェパードが吠えるのでトレーラーから出すと山岳地帯へ走っていきました。犬を追いかけてボビーも走って行きました。
サランドラのネタバレあらすじ:承
辺りは暗くなり、ボビーも犬も戻りません。妻のエセルが無線を使いますが応答はありませんでした。しかし山の上で無線を聞いている男がいました。ボブはガソリンスタンドについて老人と話をしました。老人は自分には娘と息子がいて息子のジュピターが体が大きく娘を焼き殺し家も焼いたと言いました。そして大人になったジュピターは変な女と一緒になり子供を産んでその子供が成長して獣のようになったと言いました。その時、大男が襲ってきて老人は殺されました。息子のジュピターでした。トレーラではボビーが帰って来て犬が死んでいたと言いました。その時爆発が起こりました。ボブが木に縛られ焼かれていました。ボビーとタグとエセルが見に行きました。そしてジュピター一家がトレーラーに侵入しました。
サランドラのネタバレあらすじ:転
ジュピター一家はエセルとリンに発砲しリンとダグの赤ん坊をさらって逃げました。タグが戻るとリンは死んでいました。ジュピター一家は赤ん坊をこれから食うといって喜んでいました。しかしマーキュリーが居ないのでブルートが探しに行きました。トレーラーでは飼い犬のビーストが帰って来ました。その時ジュピター一家の無線が入りました。マーキュリーが犬に殺されたと言っています。息子を殺されたジュピターは怒りに燃え、お前たちを喰いに行くと言いました。
サランドラの結末
翌朝タグは愛犬ビーストを連れて山岳地帯へ行きます。常にボビーと無線で交信しています。そのころエセルが死亡しました。ボビーは無線で助けを求めましたが、応答に出たのはジュピター一家でした。ボビー達はトレーラーの周りに罠をしかけました。タグは愛犬ビーストにブルートらを襲わせました。ビーストはブルートを襲い足を噛み切りました。それを見たジュピターは赤ん坊を殺せと無線で言いました。しかし赤ん坊は娘のルビーが連れ去っていました。そして赤ん坊をタグに渡しました。ボビーらは罠にはめるために死んだエセルをオトリに使いました。ブルートは足を引きずって逃げていましたがビーストに噛み殺されました。ジュピターがトレーラーに迫って来ました。まんまと罠にはめ最後は銃で殺しました。残るマースはタグと格闘中にルビーが毒蛇をマースに噛ませタグがとどめを刺しました。
広い荒野、周りに頼る人も誰もいない状況で、家族は孤独に戦うことになります。家族を襲うのは食人家族で、この映画は家族VS家族の構図となっています。まるで獣のように強い食人家族と、ごく普通の家族が争う図は弱肉強食の世界を現しているようです。当然かもしれませんが、純粋に主人公側の家族を応援したくなります。