ルイスと不思議の時計の紹介:2018年アメリカ映画。両親を亡くしたばかりの10歳の少年ルイス。引き取られた伯父のジョナサンの屋敷は古く怪しい雰囲気が漂う。不安を募らせるルイスの前に現れたのは亡き母だった。優しい母に勇気を授けられ隠された時計を探すために立ち向かったルイスだったが、同時にある秘密に出くわすことになる。"ハリーポッターの原点"といわれるジョン・ベレアーズ作「ルイスと不思議の時計」を原作とし、スティーヴン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントが贈るマジック・ファンタジー。
監督:イーライ・ロス 出演:ジャック・ブラック(ジョナサン・バーナヴェルト)、ケイト・ブランシェット(フローレンス・ツィマーマン)、オーウェン・ヴァカーロ(ルイス・バーナヴェルト)、レネー・エリス・ゴールズベリー(セリーナ・イザード)、サニー・スリッチ(タービー・コリガン)、コリーン・キャンプ(ハンチェット夫人)、ロレンツァ・イッツォ(ルイスママ)、ヴァネッサ・アン・ウィリアムズ(ローズ・リタ・ポッティンジャー)、カイル・マクラクラン(アイザック・イザード)、ほか
映画「ルイスと不思議の時計」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ルイスと不思議の時計」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ルイスと不思議の時計の予告編 動画
映画「ルイスと不思議の時計」解説
この解説記事には映画「ルイスと不思議の時計」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ルイスと不思議の時計のネタバレあらすじ:起
1955年、ミシガン州ミューゼベディ。10歳の少年ルイスは大きな荷物を抱え電車から降りようとしていました。出迎えてくれたのは伯父のジョナサン。ルイスは車の事故で両親を亡くし、ジョナサンに引き取られることとなったのです。ジョナサンは若い頃に家を出てしまい、両親の葬式にも出席しなかったためルイスとは初対面。少し緊張の面持ちでした。ジョナサンの住む古い屋敷には、いたるところに壁時計がかかっており、ステンドグラスや絵画などなんとも怪しい雰囲気をただよわせています。お向かいのハンチェット夫人も怪訝な様子。ジョナサンの友人である隣人ツィマーマン夫人もなんだか奇妙でした。口を開けばジョナサンとツィマーマンは悪口合戦を始めるのですが、ルイスをあたたかく迎えてくれている様子でした。こうして1日目が終わりルイスがベッドに入ると、廊下に人の気配を感じます。そっと覗いてみると、うろつくジョナサンの姿がありました。翌日、新しい学校へ初登校したルイス。しかしスポーツが苦手でなかなか友達ができません。そんな中、声をかけてくれたのはスポーツ万能で生徒会に立候補もしているダービーでした。
ルイスと不思議の時計のネタバレあらすじ:承
屋敷ではステンドグラスの絵がころころ変わったり、ジョナサンが夜うろつくことを異様に思うルイス。ジョナサンの様子を見に行くと、斧で壁を壊しているのを目撃します。恐怖に怯えベッドに戻ったルイスの前に、亡き母が現れました。母は優しくなだめ、ある本と鍵を探すよう言い残し、ルイスに勇気を与えてくれました。不屈の精神を思い出し、屋敷を探検するルイス。ところが突然、絵や家具が動き出し、オルガンが勝手に鳴り響きます。今度こそ驚きのあまり奇声をあげ、家を出ようとするルイスにジョナサンとツィマーマン夫人は自らを魔法使いだと打ち明けました。屋敷はジョナサンの亡き友人であり、魔術師としての相棒でもあったアイザックのものだったとのこと。生前のアイザックは戦争から戻ると、闇の魔法により世界を破滅へ追い込む時計を作り屋敷に隠したのです。ジョナサンが壁を壊したのもそのためでした。世界を救うため、一刻も早くその時計を見つけ出さなくてはなりません。その日からジョナサンとツィマーマンによる魔術の練習が始まりました。
ルイスと不思議の時計のネタバレあらすじ:転
学校ではタービーが生徒会の選挙に選ばれました。しかしタービーの態度は途端に変わり、ルイスを冷たくあしらいます。唯一の友人だったタービーと再び仲良くなるために、ルイスは彼を屋敷へ誘い魔術を披露しようとしました。ところがタービーが興味を向けたのはジョナサンから決して開けてはいけないと約束させられた本棚でした。嫌がるルイスを制し棚を開くルイス。「降霊術」と書かれた1冊の本がありました。期待外れに見えたのかまたは恐怖からか、タービーは顔色を変え屋敷を出て行ってしまいました。それでもルイスは諦めません。タービーとの仲を取り戻すために再び誘います。「死者を蘇らせるところを見せる」と。深夜、2人が待ち合わせたのはとある墓地。本が指し示す方向へ向かい行き着いた1つの墓地の前で、ルイスは儀式を行いました。辺りを静寂に包まれ、何も起こらないと思ったその時、ゆっくりと墓が開きます。恐れおののいた2人は一目散に逃げました。翌日、ルイスはいつもと違う気配を感じます。タービーからも一層距離を置かれてしまいました。
ルイスと不思議の時計の結末
屋敷の家具や人形たちが騒がしく動き出しています。ジョナサンは確信しました。アイザックが蘇ったと。学校から帰宅したルイスは部屋から向かいのハンチェット夫人宅を見ると、なんとアイザックが侵入しているのを目撃してしまいます。このままではハンチェット夫人が危ない!そう思ったルイスは飛び出し、向かいへ走りました。ハンチェット夫人を屋敷にかくまいますが、アイザックは屋敷へ入ってこようとします。叫ぶルイスの声を聞き、ジョナサンとツィマーマンは助けようとしますが、アイザックの魔術で部屋に閉じ込められてしまい手出しできずにいます。そんなことを知らぬかのようにアイザックを簡単に屋敷へ入れてしまったハンチェット夫人。なんと、夫人の正体はアイザックの妻だったセリーナでした。ルイスの母親に化けて本を探させたのもセリーナの仕業だったのです。アイザック夫妻はルイスたち3人を屋敷から追い出すと、魔法の時計に呪文をかけ始めます。ツィマーマン宅に戻った3人。ルイスは両親の形見である占いボールで魔法の時計はボイラーの下にあると占いました。場所が分かればいよいよ反撃です。3人は屋敷に戻り騒ぐ人形たちを眠らせ、ジョナサンとルイスがボイラーから秘密の部屋へと入っていきます。そこにはアイザック夫妻と1つの時計がありました。部屋ごと時計仕掛けになっており、みるみる変形していきます。ついに時間の巻き戻しが始まり、赤ちゃんの姿になってしまったジョナサン。ルイスはジョナサンに教えてもらった魔術で対抗しますが、変形していく部屋に苦戦を強いられます。その時です。両親の形見である占いボールがルイスの手から落ち、時計の大きな歯車に挟まりました。こうして世界の破滅を止めることができ、アイザック夫妻を倒すことができたのです。後日、学校には新しい友達、ローズ・リタと一緒にいるルイスの姿がありました。
以上、ルイスと不思議の時計のあらすじと結末でした。
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