チャイニーズ・ブッキーを殺した男の紹介:1976年アメリカ映画。アメリカインディペンデント映画の巨星、ジョン・カサヴェテスが描いたアメリカのリアル。アメリカ版フィルム・ノワールの傑作。
監督ジョン・カサヴェテス 出演:ベン・ギャザラ、ティモシー・アゴリア・ケリー、シーモア・カッセル、アジジ・ジョハリ、メーダ・ロバーツ ほか
映画「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」解説
この解説記事には映画「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チャイニーズ・ブッキーを殺した男のネタバレあらすじ:起
主人公コズモ・ヴィッテリはどこにでもいるような冴えない男、ちょうど金貸しの男に自分の店の借金を返し終わったところでした。彼の店はミスターソフィスティケイションという奇妙な司会者がストリップの女の子達を紹介し、裸の女の子と如何わしい歌を歌うショーを生業にしているショーパブであった。そんな店も彼にとっては大事な自分の店、脚本もすべてコズモが書き、演者紹介のアナウンスにも熱が入ります。
チャイニーズ・ブッキーを殺した男のネタバレあらすじ:承
借金を完済し、とうとう彼は一国一城の主になったのです。とうとう店も完全に自分の物となったコズモは気分よく高級車をチャーターし、店の女の子を同伴でカジノへ出かけます。以前店に来た客のカジノだった手前彼は見栄をはり、一晩に多額の借金を作ってしまいます。始めは踏み倒そうと考えていたコズモですが、カジノのバックにはマフィアがついており執拗に店に取り立ててくるようになります。
チャイニーズ・ブッキーを殺した男のネタバレあらすじ:転
自分の店の従業員に悟られたくないコズモは返済の為マフィアと話し合う決心をします。再びカジノを訪れたコズモはマフィアから借金返済の代わりにマフィアの縄張りを荒らす中国系のマフィアのボスであるチャイニーズブッキーを殺せと命じられ、当然断ることも出来ずにコズモはマフィアから渡された拳銃を持って帰ってきます。マフィアの調べから屋敷への侵入方法、逃走経路などを知らされるに連れて徐々に暗殺という現実が真実味を帯びてゆき、とうとう暗殺を決行する晩になりコズモは拳銃をもって店を出ます。
チャイニーズ・ブッキーを殺した男の結末
下調べの情報を元にあっさり屋敷に侵入出来、暗殺は成功しますが、マフィアは初めからコズモを殺す気でおり、どさくさに紛れてコズモを打ち抜きます。腹部に銃弾を受けたコズモは普段通りに店に入り、女の子に挨拶をし、ミスターソフィスティケイションを勇気づけます。しかしいつもと同じ様に店内でアナウンスをしている彼の腹部からは大量の出血をしているのでした。
この映画の感想を投稿する