キリング・オブ・ケネス・チェンバレンの紹介:2020年アメリカ映画。俳優のモーガン・フリーマンが製作総指揮を務めた、無実の黒人男性が白人警官たちに追い詰められ、やがて無慈悲に殺害されていくという実際にあった事件を題材に作られた作品です。実際の時間と上映時間を合わせたドキュメンタリー風に作られています。
監督:デヴィッド・ミデル 出演:フランキー・フェイソン(ケネス・チェンバレン)、エンリコ・ナターレ(ロッシ)、スティーブ・オコンネル(パークス)、ベン・マーテン(ジャクソン)、ほか
映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」解説
この解説記事には映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのネタバレあらすじ:起
ニューヨーク州ホワイトプレーンズのとある集合住宅で暮らすケネス・チェンバレン(フランキー・フェイソン)は、双極性障害と心疾患を患っていて、ペンダント型の緊急通報システムを常に身につけていました。
しかし、睡眠中に寝苦しくなったケネスは、ペンダントを外してテーブルに置いてしまったのです。これが原因で通報が届いてしまいます。オペレーターのキャンベスはマニュアルに従い、コールで様子を伺いますが、応答がなかったため911に連絡します。
連絡を受け、最寄りの警察からパークス警部補(スティーブ・オコンネル)、ジャクソン(ベン・マーテン)と新人巡査のロッシ(エンリコ・ナターレ)が駆り出されます。
キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのネタバレあらすじ:承
到着したロッシ巡査がノックします。何事かと驚いたケネスは、ドア越しに自分は大丈夫だということ、そして早朝なのでまだ眠いから寝させて欲しいことを伝えました。しかし、警察としては安否確認をこの目でしなければいけないからと引きません。
日頃から警察に対して良い感情を持っていないケネスも引き下がらず、帰ってくれと譲りませんでした。どちらも譲らない一進一退が続き、ノックの音だけが次第に強くなっていきます。
頑なに開けない姿勢を見せるケネス、名前認証から引き出した情報で、ケネスが退役軍人だということ、住んでいる場所が治安の悪い地域ということから、ケネスを犯罪者扱いし始めるジャクソンたち。言葉使いも行動も次第に荒々しくなっていきます。ケネスの態度もより頑なになっていきました。
キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのネタバレあらすじ:転
ケネスから連絡を受けて、姪が現場にやってきます。姪も懸命に警察に説明しようとしますが、ジャクソンは聞き入れようとしませんでした。
ジャクソンたちの横暴すぎる態度に、ロッシ巡査は最初は遠慮していたものの「この捜査は違法だから一度出直しましょう」と慎重な態度を取るようパークス警部補に訴えますが、パークスは新人に何がわかるんだとロッシの訴えを聞こうともせず、ロッシを隅にやろうとしました。
ドアを叩く音はさらに激しさを増していきます。応援の人員が導入されたことにより、事態はケネスの安否確認からは大幅に外れ、どうにか中に入らなければという使命感に変わっていったのです。
キリング・オブ・ケネス・チェンバレンの結末
手で叩いていたノックもすでにスレッジハンマーに変わっていて、今にもドアを壊そうという勢いです。やがてドアを破り、警官たちがなだれ込んで行きます。突入してから冷静になったパークスは、すぐケネスに害がないことに気づいていました。
しかし、誰よりも興奮していたジャクソンは、そこまでしなくてもいいというパークスの静止を振り切り、捕まえられているケネスを銃で打ち抜きました。
エンドロールでは、実際の音声でのケネスとオペレーターとのやり取りが流れ、やはりそこには差別というものがあったことを証明しました。
以上、映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」のあらすじと結末でした。
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