最後の晩餐/平和主義者の連続殺人の紹介:1995年アメリカ映画。共同生活をしているリベラリストの大学院生5人が、ある時過激な思想の持ち主を殺害したことをきっかけに、危険思想の持ち主と判断した人を次々と殺害していく。
監督:ステイシー・タイトル 出演:キャメロン・ディアス、マーク・ハーモン、ビル・パクストン、ノーラ・ダン、アナベス・ギッシュ、ロン・パールマン、ジョナサン・ペナー、コートニー・B・ヴァンス、ほか
映画「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
最後の晩餐/平和主義者の連続殺人の予告編 動画
映画「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」解説
この解説記事には映画「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
最後の晩餐/平和主義者の連続殺人のネタバレあらすじ:間違った客
リベラルな思想のもと、共同生活を送っている大学院生ルーク、ジュード、マーク、ポーリー、ピートの5人。ある雨の晩、彼らは車が故障したピートを送り届けてくれたトラック運転手ザックを夕食に招く。しかし食事が進むにつれ、元兵士のザックはナチを擁護する過激な発言をし、リベラリストや有色人種を蔑視、もめた挙句マークはザックを刺し殺してしまう。慌てふためくマーク、ポーリー、ピートをよそにルークとジュードはいたって冷静、危険人物を排除したのだから世のためなのだ、と正当化し、なかったこととして遺体を庭に埋める。そしてこのことをきっかけに、保守的で危険な思想の持ち主を晩餐に招いて抹殺していくことにする。
最後の晩餐/平和主義者の連続殺人のネタバレあらすじ:晩餐会で裁きを
招待されたのはゲイを蔑視する牧師、人種差別論者、中絶反対派、死刑推進派、女性蔑視者などで、晩餐の場で“判決”が言い渡されると毒入りワインで“実行”され、その都度庭の盛り土が増えていく。果ては「ライ麦畑で捕まえて」を批判した女性をジュードが思わず刺し殺し、学校で性教育を行うことに反対する女子高生も標的にされるが、さすがに実行には至らず、脅すだけに留まる。
最後の晩餐/平和主義者の連続殺人のネタバレあらすじ:訪れた保安官
そんな中、町では少女失踪事件が起こり、保安官が行方を捜査していた。容疑者とされた男の写真を持って5人の家に聞き込みにやってきた保安官にマーク、ポーリー、ピートは知らないと答えるが、その容疑者がザックだったことを知った彼らは、誘拐犯を殺したんだから結果的には正義だったと改めて自分たちを正当化する。一方の保安官はマークがザックの写真で手を止めたことや、庭の盛り土に不審なものを感じ、こっそり庭に入り込が、それを見つけたルークは保安官をも殺害してしまう。
最後の晩餐/平和主義者の連続殺人のネタバレあらすじ:最大の敵
その後、旅行に出かけようとしたルークとピートは、空港で最近テレビをにぎわせているノーマンに出会う。過激な発言でリベラルを批判する彼は格好の標的とばかり2人はノーマンを晩餐会に招待する。しかしいざ話をしてみるとノーマンは中道派で、極右、極左にも共通点があり、論争を戦わせることでさまざまな人種が共存できるのだと話す。彼の話に動揺した5人は席を立ち、キッチンで論議する。ルークを除く4人はノーマンは正しいと言うが、ルークだけが反論、対立する。ルークが実行するなら警察に通報すると受話器をとったジュードにルークは銃を向けるが、結局は仲間に諭されて銃を下す。
最後の晩餐/平和主義者の連続殺人の結末:最後の裁き
5人が席をはずしている間、ノーマンは彼らの様子を不審に思いながらワインボトルに手を伸ばすが、異臭を感じてボトルを置く。そして窓から庭の盛り土を見、行方不明になった人々についての新聞記事を見て彼らがこれらの事件に関わっていることを確信する。
話し合いが終わり席に戻った5人は、ノーマンに乾杯しようと言われて注がれたワインを飲み干す。その後映し出された1枚の絵には、晩餐の場で葉巻をくゆらすノーマンの足元に、5人の男女が倒れている姿が描かれていた。
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