レゴバットマン ザ・ムービーの紹介:2017年アメリカ映画。2014年に公開された「LEGO ムービー」のスピンオフ作品です。前作で、誰もが知るスーパーヒーローでありながら、自惚れ屋で勘違い男であることを披露していたバットマン。彼を主役にした今作では、宿敵ジョーカーを始め、ありとあらゆる悪物キャラクターが、総集結してゴッサム・シティを襲います。果たして、バットマンはいつも通り、街を救えるのでしょうか。スーパーヒーローは、悪者がいてこそ存在する、という皮肉な真理を巧みについた、ユーモアたっぷりの作品です。
監督:クリス・マッケイ 出演者:ウィル・アーネット(バットマン/ブルース・ウェイン)、ザック・ガリフィアナキス(ジョーカー)、マイケル・セラ(ロビン)ほか
映画「レゴバットマン ザ・ムービー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レゴバットマン ザ・ムービー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レゴバットマン ザ・ムービーの予告編 動画
映画「レゴバットマン ザ・ムービー」解説
この解説記事には映画「レゴバットマン ザ・ムービー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レゴバットマン ザ・ムービーのネタバレあらすじ:起
ゴッサム・シティでは、暴れ回るジョーカーと仲間達、彼らを制圧して人々からヒーローと崇められるバットマン、という図式が出来上がっていました。仲間を必要としないと公言し、側にいる執事アルフレッドにまで、壁を作るバットマン。ヒーローとして崇拝されることを当然と受け止めて、皮肉屋で自分こそバットマンにとって「宿敵」と自負するジョーカーでしたが、バットマンに否定されて傷付き、復讐を誓います。
レゴバットマン ザ・ムービーのネタバレあらすじ:承
翌日、市が主催するパーティーに、ブルース・ウェインとして参加するバットマン。そこでは、ゴードン警察本部長の退任と、新本部長に娘のバーバラ・ゴードンが就任されることが発表されました。バーバラに目を奪われたバットマンは、彼を崇拝する孤児の少年ディックから「自分を引き取ってほしい」と言われ、上の空で頷いてしまいます。バットマンの浮上した気持ちは、バーバラが、これからはバットマンに頼らない体制を作ると宣言したことで、一気に低下します。その時、ジョーカーが仲間とパーティーに乗り込んできました。警戒体制となりますが、ジョーカーは自ら警察に出頭して、皆を困惑させます。警察は、嬉々として彼らを刑務所に送り込みますが、裏があると踏んだバットマンは、極悪な囚人が集められているファントム・ゾーンに、ジョーカーを送り込もうと計画を立てるのです。
レゴバットマン ザ・ムービーのネタバレあらすじ:転
孤児ディックを引き取ったことを、すっかり忘れていたバットマン。嫌々ながらも、執事アルフレッドに諭され、ロビンと名付けて同行させます。ジョーカーをファントム・ゾーンに送り込むには、スーパーマンが持っているプロジェクターが必要で、バットマンはロビンと共にスーパーマンの元を訪れます。そこではパーティーが開かれ、グリーンランタンやフラッシュなどバットマン以外の全ヒーローが招かれていました。仲間外れを感じながらも、プロジェクターを盗み出し、ジョーカーをファントム・ゾーンに送り込むことに成功します。
レゴバットマン ザ・ムービーの結末
しかし、これこそジョーカーの望みだったのです。ファントム・ゾーンにいる全ての極悪な囚人と結託して、ゴッサム・シティを襲うジョーカー。窮地に追い込まれた警察は、バットマンと結束し、ロビンとアルフレッドも加わります。仲間を失う恐怖から、バットマンは1人でジョーカーに立ち向かいますが、ジョーカーによってファントム・ゾーンに送り込まれてしまうのです。仲間を信じれず、自分の身勝手な行動を悔いるバットマン。地上に戻り、3人に謝罪し、本当の仲間として結束し、街を救うのです。ジョーカーのことも「宿敵」と認めたバットマンは、ジョーカーがまた襲撃しに来ても、心強い仲間と共にいつでも迎え撃つと胸を張るのでした。
前作のレゴ・ムービーのスピンオフとなる。
実写で有名なバットマンではあるが、レゴ・バットマンでは一味違う姿が描かれていて、悪と対峙する姿ではなく、孤独の中でバットマンが自分と向き合うことに焦点が置かれている。
ストーリー自体はレゴのポップな雰囲気と相まってユーモアたっぷりで面白い。
特にバットマンが自宅に帰ってから一人でロブスターを食べているシーンや自宅のシアタールームで一人で笑いながら映画を見ている姿は少し可愛そうに思えるが可愛くも見える。
家族とはどういうものかという問いかけもストーリーの中に含まれているので、子供向けと決めつけず、大人が見ても心が満たされる作品なので私のお気に入りです。