ザ・マシーンの紹介:2013年イギリス映画。近未来を舞台に、無敵の兵器として生まれながらも、やがて人間的感情に目覚めていくアンドロイドの姿を通して、機械と人間の融合というテーマを描いたSFアクション作品です。
監督:カラドッグ・ジェームズ 出演者:トビー・スティーヴンス(ヴィンセント・マッカーシー)、ケイティ・ロッツ(エヴァ/マシーン(二役))、デニス・ローソン(トムソン)、サム・ヘイゼルダイン(ジェームズ)、プーネ・ハジモアンマディ(スリ)ほか
映画「ザ・マシーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・マシーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・マシーンの予告編 動画
映画「ザ・マシーン」解説
この解説記事には映画「ザ・マシーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・マシーンのネタバレあらすじ:起
西側諸国と中国が冷戦状態に突入した近未来。イギリス国防省は科学者ヴィンセント・マッカーシー(トビー・スティーヴンス)に戦闘型アンドロイドの開発を依頼していました。ヴィンセントは既に義手や義体などのハードウェアは完成したいましたが、それを制御する肝心の人工知能だけは開発が難航しているのです。ヴィンセントは人工知能研究の一環として、戦争で脳に損傷を負った兵士に機械 を埋め込んで失われた脳機能を補う研究を行っていましたがこちらも失敗続きでした。そんな時エヴァ(ケイティ・ロッツ)という若い女性研究者が画期的な人工知能の理論を提唱、これがヴィンセントの目に止まり、ヴィンセントはエヴァを助手にして早速理想の人工知能開発に着手しました。
ザ・マシーンのネタバレあらすじ:承
ヴィンセントとエヴァはより人間に近い人工知能にするため、エヴァ自身の脳をスキャンし、そのデータを大型コンピューターにインプットしていきました。しかし、作業も終盤に差し掛かった頃、エヴァは偶然にも立ち入り禁止区域“エリア6”のデータを盗み見てしまい、この事を知ったヴィンセントの上司トムソン(デニス・ローソン)は中国人暗殺者(アラン・ロー)を差し向け、エヴァを暗殺しました。ヴィンセントはエヴァの脳のデータをアンドロイドの電脳に移植、外観もエヴァそっくりに造形され、ここに最新鋭の人工知能を搭載したアンドロイド「マシーン」(ケイティ・ロッツ(二役))が完成しました。
ザ・マシーンのネタバレあらすじ:転
マシーンは更なる研究のため様々なテストを受けさせられ、その過程で次第にヴィンセントの感情を理解するようになり、やがてマシーン自身にも人間らしい感情が芽生え始めてきました。マシーンを戦争の道具にはしたくないヴィンセントは、マシーンに人殺しをさせないようプログラミングしていましたが、マシーンを軍事兵器として利用したいトムソンはヴィンセントの不在時を狙って極秘裏に戦闘訓練を受けさせていました。やがて本格的にマシーンが人間としての感情を抱きだした時、その感情や意識が兵器としての運用に支障をきたすと考えたトムソンはヴィンセントにマシーンから感情を取り除くよう命令、拒否するヴィンセントに対してトムソンはヴィンセントが密かに保管していた娘の脳データを人質に取って脅しました。
ザ・マシーンの結末
実は、かねてから脳に重度の障害を負っていたヴィンセントの娘は数日前に亡くなっており、ヴィンセントは死の間際の娘の脳をスキャン、娘をデータとして娘を保存していたのです。ヴィンセントはやむなく、トムソンに言われるがままにマシーンの脳を改造、マシーンはトムソンに従順な純粋な兵士と化しました。トムソンはマシーンにヴィンセントを殺すよう命令しましたが、マシーンは銃から弾を抜いていました。実はマシーンはトムソンに従ったフリをしていただけであり、ヴィンセントは脳から感情を抜き取るフリをして自爆装置を取り除いただけだったのです。マシーンはヴィンセントと手を組んで反乱を起こし、スリ(プーネ・ハジモアンマディ)ら他のアンドロイドを味方につけて研究所を制圧しました。トムソンを倒したマシーンらはヴィンセントの娘のデータを回収すると壊滅した研究所から脱出しました。その後、ヴィンセントはマシーンや仮想化した娘のデータと静かに暮らし始めました。
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