荒野の七人/真昼の決闘の紹介:1972年アメリカ映画。黒澤明監督の映画「七人の侍」(1954年)を西部劇としてリメイクした「荒野の七人」シリーズの第4作目です。1作目から10年後を舞台に、初老を迎えたガンマンのクリスが新聞記者と5人の囚人と新たな7人組を結成、山賊団に戦いを挑みます。
監督:ジョージ・マッコーワン 出演者:リー・ヴァン・クリーフ(クリス・アダムス)、マイケル・カラン(ノア・フォーブス)、ルーク・アスキュー(マーク・スキナー)、ジェームズ・B・シッキング(アンディ・ヘイズ)、エド・ローター(スコット・エリオット)、ペドロ・アルメンダリス・ジュニア(ぺぺ・カラール)、ウィリアム・ラッキン(ウォルト・ドラモンド)ほか
映画「荒野の七人/真昼の決闘」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「荒野の七人/真昼の決闘」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「荒野の七人/真昼の決闘」解説
この解説記事には映画「荒野の七人/真昼の決闘」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
荒野の七人/真昼の決闘のネタバレあらすじ:起
10年前、悪党に襲われたメキシコ人集落を助けるため生命を賭けて戦った7人のガンマン。リーダーだったクリス(リー・ヴァン・クリーフ)も今や初老を迎え、メキシコの国境に程近いアリゾナ南部の町で保安官をしていました。クリスは妻アリラ(マリエット・ハートレイ)と所帯を持ち安定した暮らしを送っていました。そんなある日、クリスは新聞記者のノア(マイケル・カラン)から伝記の出版話を持ちかけられます。最初は乗り気ではなかったクリスでしたが、ノアの「どうせ誰かが書く」との発言を受けてインタビューに臨むことになります。そんな時、クリスの旧友で元賞金稼ぎのジム(ラルフ・ウェイト)がクリスに助けを求めて来ました。
荒野の七人/真昼の決闘のネタバレあらすじ:承
現在は賞金稼ぎから足を洗い、国境近くの小さな村マグダレーナで保安官をしているというジムは、メキシコの山賊ファン・デ・トロ(ロドルフォ・アコスタ)の一味からたびたび略奪を受けており、決闘に挑むので協力してほしいというのですが、今や安定した仕事も家庭もあり危険を冒したくないクリスは申し出を断わります。しかしその翌日、アリラの弟シェリー(ダレル・ラーソン)が不良仲間とつるんで銀行強盗事件を起こし、アリラを連れ去って逃げてしまいます。クリスは撃たれて重傷を負いながらもノアを伴ってシェリーらの跡を追いますが、アリラは変わり果てた死体となって発見されました。復讐に燃えるクリスはシェリーの仲間を見つけて射殺、メキシコへ逃げたシェリーの追跡を続ける際、ジム率いる村の男たちがデ・トロ一味と戦って殺戮される様を目の当たりにします。ジムはシェリーと対峙し、互いに相打ちとなって果てます。
荒野の七人/真昼の決闘のネタバレあらすじ:転
クリスとノアは村に居座った盗賊を退治し、デ・トロ一味に陵辱されて教会に身を寄せているローリー(ステファニー・パワーズ)ら女子供と対面します。クリスとノアはこの村を守るため、かつてクリスが捕まえてトゥーソン刑務所に送り込んだならず者たちを無罪放免をエサに仮釈放させてデ・トロ一味と戦わせることを思い付き、刑務所長を説得して5人の強者を選抜します。選ばれたのは元軍人のヘイズ大尉(ジェームズ・B・シッキング)、スコット(エド・ローター)、マーク(ルーク・アスキュー)、ぺぺ(ペドロ・アルメンダリス・ジュニア)、ウォルト(ウィリアム・ラッキン)で、クリスとノアを加えた7人はデ・トロの留守を狙って一味のアジトを襲撃し、デ・トロの愛人を人質に取って村に戻り、女たちと協力して分隊を編成、村の防御を固めていきます。
荒野の七人/真昼の決闘の結末
数日後、デ・トロ一味が村を襲撃し遂に決戦が始まります。銃撃戦は凄惨を極め、7人の男たちは次々と命を落としていき、ノアも負傷します。クリスはデ・トロの胸を撃ち抜き、残った山賊たちもことごとく追い払われて全滅します。戦いの後、恩赦されたマークにクリスは保安官のバッジを渡し、クリスとノア、マークはこの村に住むことを決め、新たな生活をスタートさせました。
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