ララミーから来た男の紹介:1955年アメリカ映画。トマス・T・フリンの小説を基に製作された正統派西部劇です。弟をインディアンに殺され、インディアンに武器を売った人物を仇として追う騎兵隊大尉の復讐の旅を描きます。
監督:アンソニー・マン 出演者:ジェームズ・スチュワート(ウィル・ロックハート)、アーサー・ケネディ(ヴィック・ハンスブロウ)、ドナルド・クリスプ(アレック・ワゴマン)、キャシー・オドネル(バーバラ・ワゴマン)、アレックス・ニコル(デイヴ・ワゴマン)ほか
映画「ララミーから来た男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ララミーから来た男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ララミーから来た男の予告編 動画
映画「ララミーから来た男」解説
この解説記事には映画「ララミーから来た男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ララミーから来た男のネタバレあらすじ:起
連発銃を持ったアパッチ族に弟を殺された騎兵隊大尉のウィル・ロックハート(ジェームズ・スチュワート)は、アパッチ族に連発銃を売った人物を弟の仇とみなし、復讐を誓ってワイオミング州ララミーからニューメキシコ州へやってきました。コロナドの町に入ったウィルは雑貨屋で働くバーバラ・ワゴマン(キャシー・オドネル)と知り合いました。
翌日、ウィルは近くの塩田で塩を採ろうとしたところ、突然町を牛耳るバープ牧場のデイヴ・ワゴマン(アレックス・ニコル)や使用人ヴィック・ハンスブロウ(アーサー・ケネディ)らが現れ、塩や馬、馬車などを焼き払われてしまいました。翌日、町に戻ったウィルはデイヴを見つけて殴りかかり、そこに現れたデイヴの父でバーブ牧場の主人アレック・ワゴマン(ドナルド・クリスプ)はウィルの失った馬と馬車を弁償すると約束したうえで町から去るよう忠告してきました。
ララミーから来た男のネタバレあらすじ:承
ウィルはバーブ牧場とライバル関係にある女牧場主ケイト・キャナディ(アリーン・マクマホン)のハーフムーン牧場に雇われることになりました。
その頃、バーバラは恋人であるヴィックに、叔父であるアレックの牧場を出て他所の土地に行こうと持ち掛けていましたが、ヴィックはデイヴと同等に扱ってくれているアレックに恩義を感じていました。ところが、アレックがウィルに弁償として支払った600ドルはウィックの給料から引かれたものであり、激怒したヴィックは一度は牧場を辞めようかとも考えましたがアレックの説得で思い留まりました。
一方、ウィルは仲間のチャーリー・オレアリー(ウォーレス・フォード)にアパッチ族の様子を探らせ、その結果アパッチ族は何者かから武器を購入していたことを突き止めました。
ララミーから来た男のネタバレあらすじ:転
デイヴとヴィックはガンマンを雇い、ケイトのハーフムーン牧場を襲撃しようとしましたがアレックに止められました。もうじき自分が視力を失うことに気付いていたアレックはヴィックに全面的な信頼を寄せますが、デイヴにとっては面白くありませんでした。その後、デイヴはケイトの牛を見回っていたウィルを襲い、反撃されて負傷しますが、手下にウィルを襲わせて怪我を負わせました。そしてデイヴはハーフムーン牧場を潰そうと、小高い丘からアパッチ族に合図しましたが、勝手な行動に怒ったヴィックはデイヴを射殺してしまいました。その頃、ケイトから傷の手当てを受けたウィルは、ケイトはかつてアレックの婚約者であったこと、そしてバーバラが自分に好意を抱き始めたことを知ります。
ウィルがデイヴを殺したものだと思い込んでしまったアレックはハーフムーン牧場に乗り込みましたが、視力が悪化してウィルを仕留めることができませんでした。しかしその数日後、帳簿を調べていたアレックは不自然な取引があったことを見つけ、ヴィックとデイヴがアパッチ族に武器を密売していたことを知ってしまいます。
ララミーから来た男の結末
アレックはヴィックを連れて武器を積んでいる荷馬車の隠し場所へと向かいましたが途中で口論となり、ヴィックはアレックを崖下に突き落としてしまいます。ウィルに助けられ、ハーフムーン牧場に運ばれたアレックはヴィックらの悪行を明かし、ヴィックこそがウィルの探し求めていた仇であることを告げました。ウィルはケイトに視力を失ったアレックの看病を任せ、ヴィックを追って荷馬車の隠し場所へ向かい、アパッチ族に合図の狼煙を上げていたヴィックと対峙しました。ウィルは荷馬車を崖下に突き落とし、ヴィックを迫り来るアパッチ族の前に置き去りにして立ち去りました。ヴィックは裏切りに怒ったアパッチ族に殺害されました。その後、アレックとケイトは結婚することになり、ウィルはバーバラに再会を約束してララミーに戻っていきました。
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