マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)の紹介:2017年アメリカ映画。芸術家のハロルドはその独特な性格により家族を振り回しています。それにうんざりする息子と娘でしたが、なぜかハロルドのことを見放せない、そんな個性的な家族たちなりの絆が描かれている作品です。
監督:ノア・バームバック 出演:アダム・サンドラー(ダニー)、ベン・スティラー(マシュー)、ダスティン・ホフマン(ハロルド)、エマ・トンプソン(モリーン)、エリザベス・マーヴェル(ジーン)、グレース・ヴァン・パットン(イライザ)、ほか
映画「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)の予告編 動画
映画「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」解説
この解説記事には映画「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)のネタバレあらすじ:起
ハロルド(ダスティン・ホフマン)は彫刻作家で、現在の妻はモリーン(エマ・トンプソン)。2人でニューヨークに暮らしています。2人の息子は弁護士のマシュー(ベン・スティラー)で、前妻との間にできた子供はダニー(アダム・サンドラー)とジーン(エリザベス・マーヴェル)です。二人はマシューの異母兄弟にあたります。
ハロルドのお気に入りはマシューで、ダニーとジーンに関しては失敗だとまで言っています。そのせいか、マシュー、ダニー、ジニーの関係はなんとなくぎこちなくなっています。ハロルドはアーティスト特有のクセのある性格で、よく家族を振り回しています。
ハロルドは自分の作品と家を売ろうと考えています。それにダニーは大反対。ダニーは足が悪く最近離婚をして、イライザ(グレース・ヴァン・パットン)という娘がいます。イライザは映像を学びに大学への入学を予定しています。
マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)のネタバレあらすじ:承
ハロルドとダニーは一緒に友人のLJの展覧会を訪れます。しかし、ハロルドは着いて早々大盛況の展覧会に嫉妬心を抱いたのか直ぐに帰ってしまいます。
マシューはLAに住んでおり、ハロルドに会いにニューヨークへやってきます。一緒にランチを食べるものの、わがままに振り回されてマシューはハロルドを怒鳴りつけます。
ハロルドは自分の回顧展をひかえていましたが、慢性硬膜下血腫により倒れて昏睡状態となって入院してしまいます。ハロルドが生死をさまよっているのにも関わらず、担当医が3週間の旅行に出かけてしまいます。そこで、マシュー、ダニー、ジーンの3人で交代をしながらハロルドの治療を記録します。
その努力虚しく、父親は弱っていく一方。医者からも覚悟してほしいとのメッセージがありました。お見舞いにハロルドの友人ポールがやってきました。ポールの姿を見るとジーンは黙って逃げ出します。マシューとダニーがその理由を問い詰めると、昔ポールにセクハラをされたとジニーは打ち明けます。それを聞いたマシューとダニーは2人でポールの車をぼこぼこにし、笑いあいました。
マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)のネタバレあらすじ:転
ついにハロルドなしで回顧展が始まってしまいました。マシューとダニーは緊張していたので興奮作用のある薬を飲みました。そのせいか、二人は口喧嘩を始めます。
その時に、マシューはダニーに「ハロルドの家と作品が売れた」と報告します。家族と相談して決めると約束していたのに、勝手に売ったことに対してダニーは怒り、取っ組みあいのけんかになります。
その後、マシューは鼻血を出しながら回顧展のあいさつを「マシュー」という作品の横でします。これはマシューが小さい頃、ハロルドと一緒に作った作品だといわれています。すると、マシューは父の作品を売ってしまったことを後悔していると、みんなの前で泣き出してしまいます。
その後マシューは作品の売却を取り消すと言い出しました。
マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)の結末
そして現在、ハロルドは退院できるほどに回復をしました。マシューは「マシュー」を一緒に作れてよかったとハロルドに伝えると、ハロルドは「あれを一緒に作ったのはダニーかもしれない」とつぶやきます。
退院後もハロルドは相変わらず家族を振り回します。ダニーは足が悪くなる一方だったので入院して治療を始めました。その時に、みんなでイライザの新作映像を閲覧します。そこにはジーンも出演していました。
みんな、イライザには特別な才能があると言います。そのイライザがハロルドの作品を美術館の倉庫で見つけ出し、映画は幕を下ろします。
以上、映画「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」のあらすじと結末でした。
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