ザ・インターネットの紹介:1995年アメリカ映画。1995年のアメリカ映画。プログラマーのアンジェラが危険な機密情報が入ったフロッピーディスクを手にした事から、コンピューター・テロリストから命を狙われることになるサスペンス。
監督:アーウィン・ウィンクラー
出演者:サンドラ・ブロック(アンジェラ・ベネット)、ジェレミー・ノーサム(ジャック・デブリン)、デニス・ミラー(ドクター・アラン・チャンピオン)、ダイアン・ベイカー(ミセス・ベネット)、レイ・マッキノン(デイル・ヘスマン)ほか
映画「ザ・インターネット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・インターネット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ザ・インターネット」解説
この解説記事には映画「ザ・インターネット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・インターネットのネタバレあらすじ:不可解なフロッピーディスク
ある日、国防次官が何かの連絡を受けた直後に拳銃自殺をしてしまいます。アンジェラ・ベネットは、バグの修正を専門にしている腕利きのプログラマーです。その日も、ESCキーを押すとシステムが全滅するという、やっかいなウイルスに侵入されたゲームの依頼を受けますが、すぐに対処してしまうのでした。そのウイルスはウイルスを集めている、ソフト社のデールに送るためにフロッピーディスクにコピーしておくアンジェラ。アンジェラは、アルツハイマー病に罹りホームで暮らす母がいる、独身の一人暮らしです。仕事はすべて自宅で行い、近所付き合いもなく恋人も友人もいませんが、仕事とパソコンの世界を楽しみながら暮らしていました。ある日、デールからフロッピーディスクが送られて来ます。早速パソコンで見てみると、「モーツァルト・ゴースト」という音楽サイトの画面が出ました。デールに電話し、言われたままに画面にあるΠのアイコンをクリックすると、突然画面が奇妙に荒れます。デールはここから鉄道や大病院のメインサイトに入り込めたと言い、このフロッピーディスクはとんでもない物だから直接会って話そうと言って来ますが、アンジェラは明日の昼にバカンスに出発する予定でした。今からセスナで飛べば明日の朝にそっちに着くと言われ、渋々了承するアンジェラ。しかし、デールが操縦するセスナがコンピューターの誤作動により衝突事故を起こし、亡くなってしまいます。アンジェラは出発前にデールの上司から訃報を聞き、ショックを受けるのでした。
ザ・インターネットのネタバレあらすじ:バカンス
空港のコンピューターのトラブルで足止めを食らったものの、無事にユカタン半島に着いたアンジェラ。ビーチでくつろぎながらノートパソコンで「モーツァルト・ゴースト」を見ていると、近くにいたハンサムな男性が話しかけてきます。その男性、ジャックと意気投合し、一緒に夕食を楽しんだ後に散歩していると、不審な男がアンジェラのバッグを奪い去ります。ジャックが後を追いかけますが、実はその男はジャックとグルで、二人でアンジェラのバッグから「モーツァルト・ゴースト」のフロッピーディスクを盗み出すのでした。フロッピーディスクを手に入れた途端に男を撃ち殺してアンジェラのバッグを投げ捨て、襲われたと見せかけるためにナイフで手を切り付けるジャック。アンジェラはジャックの傷の手当てをし、恋に落ちていきます。船に乗り、二人で親密な時間を過ごしていましたが、アンジェラはジャックのジャケットのポケットから拳銃を見つけてしまいます。本性を現して襲い掛かってきたジャックからフロッピーディスクを奪い返してゴムボートで逃げますが、座礁して海に投げ出されてしまうのでした。
ザ・インターネットのネタバレあらすじ:自分の存在が消える
病院で目覚めたアンジェラは医師の制止を聞かずに退院し、ホテルに戻ります。ロビーのテレビでは、ウォール街のコンピューターのトラブルで株が大暴落したため、防御システムの「ゲートキーパー」を取り付けるというニュース。アンジェラが受付に行くと、すでにチェック・アウトしていると言われてしまいます。チェック・アウトなんてしてない、私がアンジェラよと言っても、パソコンの記録ではそうなっているからと取り合ってもらえません。女性に臨時ビザの申請をしているマークスさん?と話しかけられ、女性が持っている書類を見ると、自分の顔写真がありました。不審に思いながらも、この臨時ビザがないと帰国できないと言われ、ルース・マークスとサインしてしまうアンジェラ。帰国して家に帰ると、なんと自分の家が空っぽで売りに出されていました。家の中にいた不動産屋に、家を売った女性は権利書を持ってたと言われ、警察にも近所の人にもこの家の住人が自分であることを信じてもらえません。アンジェラは家から逃走し、ソフト社に電話をしてみると、アンジェラと名乗る女性が電話に出ました。自分になりすましている人物に「ディスクをよこしなさい」と言われ呆然とします。アンジェラ・ベネットとしての存在がなくなり、どこにも行き場がなくなってしまったアンジェラは、昔、付き合っていた精神科医のアランに電話をして、助けを求めるのでした。
ザ・インターネットの結末:黒幕
アンジェラは、アランが取ってくれたホテルに身を寄せ、パソコンでジャックが持っていたパスワードを調べてみます。すると、病院のサイトにつながり、拳銃自殺した国防次官の「エイズの感染はなし」という検死結果が出てきます。国防次官は何者かの意図的なデータ操作により、エイズと診断されていたことが分かりました。チャットでサイバーボブにΠマークのことを尋ねてみると、Πはプレトリアンというコンピューター・テロリストのことで、最近の空港とウォール街のコンピューターのシステムトラブルにも関係していることが分かります。詳しい話を聞くためにサイバーボブに会うことになり、アランと向かいますが、アランが突然、激しく咳き込んだため、病院に行くことになります。アンジェラが一人でサイバーボブに会いに行くと、待ち構えていたジャックが現れて命を狙われますが、何とか逃げてアランの病室に戻ります。ところが、アランは容態が急変して亡くなってしまいます。アランの死因に疑問を持ち、納得できないアンジェラ。その後、車で移動しますが、ジャックの策略によって乗っていた車が盗難車として登録されていたため、逮捕されてしまいます。弁護士に話を信じてもらえず、母親に電話してみても娘だということも認識してもらえません。アンジェラは、弁護士と話すうちに、プレトリアンはGシステム社の防御システム「ゲートキーパー」を使ってあらゆるサイトに侵入しているのではと気付きます。アランの友人だと名乗るFBI捜査官の男が引き取り人として来て、突然釈放になったアンジェラ。FBIのオフィスに向かう途中、フロッピーディスクについての会話で男が偽者だと気付いたアンジェラは、車から逃走します。モーテルに着いたアンジェラがテレビを付けていると、新国防次官が全政府にGシステム社の「ゲートキーパー」を導入するように指示したというニュースが流れます。アンジェラはソフト社に向かい、空いているデスクから同じフロアにいる「アンジェラ」に電話をかけ、自分になりすましている人物を確認します。パソコンから火災報知システムを作動させて社員全員を外に退避させ、その間に「アンジェラ」のデスクで情報を探るアンジェラ。ちょうどプレトリアンから「モーツァルト・ゴースト」を消すようにとメッセージが来たため、IPから探ってみるとプレトリアンはGシステム社のグレッグ氏でした。証拠としてファイルをコピーするためのフロッピーディスクを探していると、デールに送ったウイルスのフロッピーディスクも発見。アンジェラはパソコンの展示見本市に行き、FBIにグレッグ氏と「ゲートキーパー」についての告発メッセージとファイルを送信した後に、ウイルスのフロッピーディスクを入れておきます。その時、ジャックと「アンジェラ」が追って来ます。ジャックはアンジェラがFBIに送ったファイルは「ゲートキーパー」からESCキーで消せると言い、キーを押した途端、フロッピーディスクのウイルスによって「ゲートキーパー」のシステムが全滅してしまうのでした。その後、二人に追われるアンジェラ。「アンジェラ」は誤ってジャックに射殺され、ジャックはアンジェラに消火器で殴られて欄干から落下し、死亡します。アンジェラは母親を引き取り、穏やかな暮らしを取り戻します。テレビではアンジェラという女性から証拠が送られて来たことにより、グレッグ氏が逮捕されたというニュースが流れていました。
以上、ザ・インターネットのあらすじと結末でした。
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