パーフェクト・ガイの紹介:2015年アメリカ映画。社会的地位もありお金もある、女の扱いも上手いという誰もが羨むようなパーフェクトガイが見せる裏の顔が主人公に襲いかかる。完璧すぎる男が豹変し、粘着質になっていき、主人公に畳み掛けるように襲いかかる様がとても恐ろしいです。
監督:デヴィッド・M・ローゼンタール 出演:サナ・レイサン(リア)、マイケル・イーリー(カーター・ダンカン)、モリス・チェスナット(デイヴ)、チャールズ・S・ダットン(ロジャー)、テス・ハーパー(マッカーシー)、キャスリン・モリス(カレン)、ほか
映画「パーフェクト・ガイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パーフェクト・ガイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パーフェクト・ガイの予告編 動画
映画「パーフェクト・ガイ」解説
この解説記事には映画「パーフェクト・ガイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パーフェクト・ガイのネタバレあらすじ:起
リア(サナ・レイサン)は社会的地位も高い職につき収入も高く、自立した女性として充実した毎日を過ごしています。ある日、ボーイフレンドのデイヴ(モリス・チェスナット)と友人宅に行った時に、一家団欒の姿を見て互いの結婚感について話し合うことになりました。
婚期を逃したくないリアと、結婚には臆病になっているデイヴ、意見はすれ違い、結局二人は別れることになります。リアは寂しさを紛らわすように仕事に没頭していましたが、バーで一人飲みをしているリアに、ある青年が話しかけます。
カーター(マイケル・イーリー)という名の男は、いかにもモテそうな風貌で社会的地位も高く、女性の扱いも上手いという、女性にとってはパーフェクトガイと言えるものだったのです。
後日、カーターから連絡が入り、何度かデートを重ねる内に深い仲になってしまいます。デイヴとは違いリアとの結婚を真剣に考えてくれるカーターに、リアも彼との結婚を意識し始めるようになりました。リアの両親とも会い、あっという間に馴染んだ様子を見せるカーターに、リアの気持ちも高まります。
パーフェクト・ガイのネタバレあらすじ:承
しかし、実家からの帰り道、事件が起こります。立ち寄ったスタンドでからかわれたカーターは激怒し、我を忘れたように男を殴りつけました。リアが止めてもやめず、スタンドの店主が威嚇発砲して初めて我に返り、その手を止めたのでした。
カーターの凶暴な一面を目の当たりにしたリアは怖くなり、カーターに距離を置くように告げます。カーターはリアが避け始めてることに気づくと、執拗に連絡をしてきては、もう一度会って欲しいと何度も懇願してきます。
職場までやってくるカーターに、ついにリアは別れを告げますが、カーターはテーブルを殴りつけるなど激しい態度を見せ始めたのです。
その日から豹変したカーターは、これまでの紳士的な態度からストーカー化し、リアを付け回すようになったのです。電話番号を変えてもハッキングし、変更した連絡先を突き止めてしまう、さらには、いつの間にか拝借した合鍵でリアの自宅に侵入し、異常な行動をし始めるカーター。
身の危険を感じたリアは警察に相談します。対応したハンセン刑事は親身になって話を聞いてくれたのですが、警察は明確な暴力を振るわれているのでなければ動けませんでした。それが出来ない代わりに警察はカーターにリアへの接見禁止を告げました。それが原因でカーターは仕事をクビになり、さらには彼のストーカー行動をエスカレートさせてしまうのでした。
パーフェクト・ガイのネタバレあらすじ:転
リアはデイヴと寄りを戻していました。過去のことを互いに反省し、今は結婚を前提に再び付き合うことになったのです。二人がバーで食事をしていると、カーターが離れた席からずっと見ている事に気づきます。
カーターの事をリアから聞いていたデイヴが、カーターにやめるよう促すと、カーターはその場から素直に去ります。リアは警察に接見禁止を破っていると伝えると、警察はカーターに事情聴取を行います。するとカーターはとぼけ始め、認めようとしません。
イライラしたハンセン刑事は、カメラの映らないところにカーターを連れていき叩きのめします。しかし、これが再びカーターを増長させる要因となってしまいました。
リアの自宅に監視用の防犯カメラを付け、生活を監視。デイヴとの行為中もベッドの下で聞いているなど、異常性は増していきます。そして、その動画がリアの職場や取引先までに送られていた事で、リアはプロジェクトから外され、職場での立場も悪くなってしまいます。
仕事を失い、もうリアにはデイヴしかいませんでした。リアは永遠の愛を誓い、どんなときも外さないで欲しいと腕時計をデイヴの誕生日に贈ります。しかし、カーターの魔の手はデイヴにも及ぶようになりました。デイヴの乗る車に細工をして事故を起こさせます。谷から転落し、かろうじて生きていたものの、カーターが近寄りとどめを刺し、リアの贈った腕時計を奪い去ります。
デイヴと連絡のつかないことに苛立つリアの元に、ハンセン刑事がやってきて、悲しい事実を告げます。リアは取り乱して悲しみました。デイヴの葬儀が終わり、自宅に戻るとデイヴが持っていたはずの腕時計が置かれていたのです。これでリアはカーターが犯人だと確信します。
パーフェクト・ガイの結末
リアはハンセン刑事にカーターが犯人だと主張しますが、確たる証拠もなく警察も動けないのです。ハンセン刑事は独自で調べたカーターの話をリアに聞かせます。カーターとは偽名で、過去にもストーカー行為で逮捕されていたのです。
憤るリアにハンセン刑事は内緒であるアドバイスをします。それは、ショットガンの最初2発に豆袋弾(威嚇用の弾丸)、残り5発に実弾を込め、最初2発を発砲してから残りの実弾を撃てば、相手を撃ち殺したとしても、正当防衛で罪に問われないとのこと。ハンセン刑事はリアにどうするかは任せると告げ、去っていきました。
リアはアドバイス通りに準備をし、カーターが怒るように挑発を始めます。挑発に乗ったカーターはリアの自宅に忍び込み暴行を働こうと、シャワーを浴びるリアの元へ向かいます。
シャワールームに入ったカーター、しかしリアの姿はありません。カーターの後ろにはショットガンを構えるリアがいました。威嚇用の弾を2発カーターに向けて放つリア。しかし、威嚇用だったため安心したのか、挑発を始めるカーター。
そこにリアが実弾をぶち込みます。胸を撃ち抜かれたカーターはそのまま死亡しました。リアはハンセン刑事の元に向かい、不審者がいたと出頭します。リアの姿を見て全てを悟ったハンセン刑事は、リアの自宅へ人を向かわせ、カーターの遺体を処理させます。
デイヴの敵討ちを果たしたリア。しかし、復讐を果たしても愛するデイヴは帰ってこない。そんな虚しさが、人を殺した彼女の手には残っていました。
以上、映画「パーフェクト・ガイ」のあらすじと結末でした。
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