ザ・シークレット 希望を信じての紹介:2020年アメリカ映画。夫を亡くし子育てと仕事のやりくりに追われるミランダが偶然出会った、休暇中のブレイ。実は彼もミランダを探してルイジアナの町までやって来ていた。偶然が偶然を呼ぶミラクルストーリー。別題は『ザ・シークレット: デア・トゥー・ドリーム』
監督:アンディ・テナント 出演者:ケイティ・ホールズ(ミランダ・ウェルズ)、ジョシュ・ルーカス(ブレイ・ジョンソン)、ジェリー・オコンネル(タッカー)、セリア・ウェストン(ボビー)、サラ・ホフマイスター(ミッシー・ウェルズ)、ほか
映画「ザ・シークレット 希望を信じて」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・シークレット 希望を信じて」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・シークレット 希望を信じての予告編 動画
映画「ザ・シークレット 希望を信じて」解説
この解説記事には映画「ザ・シークレット 希望を信じて」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・シークレット 希望を信じてのネタバレあらすじ:起・嵐の近づく中で
ハリケーンのヘーゼルが近づくルイジアナ。夫に先立たれ3人の子供たちを育てているミランダは、いつものようにタッカーのレストランの食材を調達する仕事をしていた。嵐が近づいているからか、姑のボビーは、今ある川辺の自宅を売って高台に引っ越すように言うが、ミランダは手放せないでいた。
大学の工学部で教授をしているブレイは、ミランダにとある書類を渡すため、町のホテルに泊まり彼女の家を訪れたが、仕事中のため家には息子しかいなかった。しかし、娘達を乗せて学校から帰宅するミランダが、彼の車に追突するという偶然が発生した。壊れたバンパーを息子のグレッグと直していると、嵐の雨が振り始め、家は雨漏りを始めた。
願った思いの強さだけ現実として引き寄せるという事を信じていると、子供たちと話していると、夕飯にミランダに思いを寄せるタッカーからピザが差し入れられ、子供たちは大喜び。ブレイは帰りに渡しあぐねた書類をポストに入れて行った。
ザ・シークレット 希望を信じてのネタバレあらすじ:承・嵐の後で
真夜中に物音で目をさまし、倒木が台所の屋根を突き破っているのを見つけたミランダは、子供たちと安全なバスルームにこもり、朝を迎えた。心配してミランダの家へやって来たブレイが、授業の無い間に屋根の修繕をしてくれることになり、二人は電話番号を交換した。
書類を入れたポストが飛ばされている事に気づいた彼は、ホテルに帰ると、新しい書類の発行を申請した。ブレイは他界したミランダの夫にエンジニア会議で出会っていたが、それをまだ話せないでいた。
同じようにミランダを心配して来たタッカーが、ブレイを見つけ「恋人として結婚を望んでいるものの、慎重すぎる」と不満をこぼすと、願えば状況は変わると、ブレイに勇気づけられた。
さらに、姑に家を売るように迫られているミランダを、目の前の霧が晴れるまで待つようにと慰めた。そしてブレイは、川辺で窓の材料になりそうなものを拾い、倒木で空いた穴を天窓に変え、修繕と電気が復旧した事を報告した。
ザ・シークレット 希望を信じてのネタバレあらすじ:転・偶然は神の仕業?
嵐でも無事だったレストランの、再開記念のパーティーに子供と共に招待されたミランダは、その最中にプロポーズをされ、OKした。
翌日、新しい車も贈られ、ミッシーの誕生日パーティーの準備のために帰宅した。今まで苦境の中で前向きな事を考えられなかったミランダは、何がどうなっているのかとブレイに話し、誕生日パーティーに彼も招待した。
そして新しい書類が届き、ブレイはミランダにあることを話そうとしていた。
ザ・シークレット 希望を信じての結末:すれ違いと誤解の末に
ボビーが見つけたブレイの論文が、亡き夫の発明アイデアを盗んだものだと勘違いしたミランダは、そのアイデアで特許を取った事を知り、ブレイを許せず冷たくあしらった。
実は、夫の亡くなった飛行機の墜落事故で、奇跡的に救出されたのがブレイだった。彼はミランダの夫と共同で特許を取っており、生まれた利益はミランダが抱えている家計の赤字を解消させるには十分だった。そして川に落ちていた飛ばされたポストに同じ内容の書類を見つけた彼女は、言い出せなかったブレイとのすれ違いに気づいた。
経営者のタッカーと愛のない結婚をしようとしたミランダは、改めてタッカーとの関係を子供たちと話し合い、婚約を破棄し、車は返却、仕事も辞め、同じくブレイに怒りを覚えていた姑の誤解を解き、自分は看護師になる夢を叶えるべく大学院過程のある大学に入ろうと決めた。
謝ろうとブレイの家を訪ねたミランダは、彼の妹に迎えられ、ブレイが行き違いで自分の家に向かっている事を知った。二人はそれぞれが戻る途中にあるワッフル屋に寄り、店の前でキスをした。
家は無事に売れ、ミランダと子供たちはブレイとクリスマスを過ごす間柄になった。
以上、映画「ザ・シークレット 希望を信じて」のあらすじと結末でした。
ザ・シークレット 希望を信じてのレビュー・考察:引き寄せの法則
この作品の中で、ブレイが信条として持っている「引き寄せの法則」は、既に書籍化されている一つの考え方である。途中で仏教徒かとミランダの子供たちに尋ねられているが、彼は宗教ではなくあくまで信条としてとらえている。
成功するビジョンを思い描くことでそれを現実化させる、シンプルだけれど実力主義のアメリカらしい考え方だと思う。日本で言う所の「笑う門には福来る」にも少し通じる所があるような気がした。
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