シェルタリング・スカイの紹介:1990年イギリス映画。作家のキットと作曲家のポート夫妻はアフリカで自由な旅行を楽しんでいました。その旅には付き人の青年タナーが同行しておりキット夫人と浮気します。夫のポートも現地のジプシー女と一夜を共にしますが、それが原因で伝染病にかかって死んでしまいます。キット夫人は夫の死のショックからベドウィンの集団と暮らし始めます。
監督:ベルナルド・ベルトルッチ 出演: デブラ・ウィンガー(キット)、ジョン・マルコヴィッチ(ポート)、ジル・ベネット(エリックの母)、キャンベル・スコット(タナー)、ティモシー・スポール(エリック)、ほか
映画「シェルタリング・スカイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シェルタリング・スカイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シェルタリング・スカイ」解説
この解説記事には映画「シェルタリング・スカイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シェルタリング・スカイのネタバレあらすじ:起
作家のキットと作曲家のポート夫妻はホスト役のタナーとアフリカを気ままに旅行しています。ホテルの待合室でポートは、乗っている汽車がシーツの山にぶつかりそうになって止めようとするも、自分の前歯を腕で折る夢を見たと話します。嫌な予感がしたキットは夢の話をやめるように言います。それが原因なのか二人は喧嘩してしまい、ポートはその町のテントにいる娼婦と一晩を共にし、それがきっかけでタナーとキットが仲良くなります。
シェルタリング・スカイのネタバレあらすじ:承
同じホテルにいた旅行作家の女性とその息子をキットは「モンスター母子」と言いますが、母子はポートとキットのことを気に入り、車で目的地まで行かないかと誘います。結局、母子とポートが車で行き、タナーとキットは汽車で行きます。ここでタナーとキットは過ちを犯して、それをポートに見られますが、ポートはそっと部屋を出てモンスター母子の母親から「この先の町は水もない砂漠」だと教えられます。
シェルタリング・スカイのネタバレあらすじ:転
次の町はかなりの田舎でホテルも一つしかなく、食べ物には虫がたくさん入っていました。ここでポートの策略でタナーはモンスター母子と車で別の目的地へ行き、キットとポートはバスでエル・ガーに行きます。そこでポートは高熱を出し、パスポートはモンスター母子の息子に抜き取られたことに気が付きます。強引な方法で大きな町に行くバスに乗りますが、高熱で何度も気絶し、町に着いた時には歩けなくなります。運悪く疫病が流行っているとホテルに入ることも拒否されてしまい、キットはポートを助けるために外人部隊の砦に行くことを決めます。
シェルタリング・スカイの結末
砦には医者がいないものの軍人から薬を貰い飲ませ、介抱するキットでしたが、時すでに遅くポートは息を引き取ります。呆然自失したキットはポートの死体もそのままにしてカバンを持ち湖のほとりで漫然と虚空を眺めています。そこへ現地のラクダ隊の一行が通りかかり、その一行の男性に気に入られ、彼らと行動を共にします。その男性と恋に落ち、彼らの村で暮らすキット。一方のタナーはポートの死を知り、彼の墓を作ります。キットは現地の人の村から助けられ、アメリカ大使館に保護されます。が、それがタナーの必死の呼びかけだったと知るや大使館員の前からも行方をくらましてしまいます。
「シェルタリング・スカイ」感想・レビュー
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わかるようなわからないような。無理やりわかったような気になりたくなるような作品。主人公が、やたらとセックスしたがるのもわかるようなわからないような。僕たちは、強固なように見えてとてももろいものに守られていて人生なんて、結局こんなものかもしれないと残念と言うかむなしいような気持になりました。
全体的には暗い感じの映画です。観た当時自分がまだ独身で若かったせいもあり、子を持たない夫婦というのはこういう感じなのか、、と思った記憶があります。妻役の女優と映像は美しかったですが、結末もどうにも今一つスッキリしない感じがしました。