スケルトン・キーの紹介:2005年アメリカ映画。看護師のキャロラインが、新聞広告で見つけた住み込み介護の仕事をすることになり、老夫婦の家で働きはじめました。この家には屋根裏部屋があり、その中に開かずの扉を見つけてしまった事から、不思議な現象に見舞われ出すという内容のオカルトホラーです。
監督:イアン・ソフトリー 出演者:ケイト・ハドソン(キャロライン)、ジーナ・ローランズ(ヴァイオレット)、ピーター・サースガード(ルーク)、ジョイ・ブライアント(ジル)、ジョン・ハート(ベン)ほか
映画「スケルトン・キー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スケルトン・キー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スケルトン・キーの予告編 動画
映画「スケルトン・キー」解説
この解説記事には映画「スケルトン・キー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スケルトン・キーのネタバレあらすじ:起
病院で看護師をするキャロラインは、自分の患者を看取りました。すると病院は事務的に、身寄りのない患者の遺体と遺品の処理をしました。人間をモノのように扱う病院が嫌になったキャロラインは、新聞の求人欄で見つけた住み込み介護の募集に応募するため、面接に行きました。
屋敷のような豪邸には、脳梗塞で半身不随となったベンと、介護をする妻のヴァイオレット、そして遺言と遺産に関わる処理をする弁護士のルークがいました。ベンの余命が一カ月と知らされたキャロラインは、ヴァイオレットと話をしますが、よそ者では務まらないと言われ、帰ろうとしましたが、ルークに引きとめられ働くことにしました。
荷物を整理し、友人のジルと会い、ベンの家に車で向かいました。途中でガソリンを入れ、お金を払おうと店に入りますが、入り口には赤い粉で線が引かれ、中の住人は何かに怯えていました。家に着くと、ヴァイオレットから13の部屋の親鍵を渡され、ベンの介護以外は特に何もしなくていいと言われました。屋敷の中には、前の住人と黒人の召使が映る古い写真がありました。そして家の中の鏡は全て外されているようでした。
スケルトン・キーのネタバレあらすじ:承
庭でヴァイオレットと話していると、屋根裏部屋から種を取ってくるよう頼まれました。屋根裏部屋で、すぐ種を見つけましたが、奥の方から物音が聞こえました。調べると扉があり、荷物で隠されていました。親鍵を入れますが、扉は開かず、ヴァイオレットに呼ばれて下に降りました。そして奥の部屋の扉の話をすると、あの扉だけはダメだと言われました。
その日の夜、歩けないベンが窓から屋根を伝い庭に落ちました。ベンはキャロラインに何かを訴えていました。ベッドのシーツを見ると助けてくれと書かれていました。翌朝、ルークに昨夜の話をして、シーツを見せましたが文字はありませんでした。キャロラインは屋根裏部屋を調べました。開かずの扉にピンを差し込んでいじっていると、鍵のかけらが出てきました。そこで親鍵を使うと扉は開き、中に入りました。
内部は異様な雰囲気とモノが置かれていました。古いアルバムには当時の人たちが映り、黒人の召使いもいました。1枚のレコードを見つけると『いけにえ』と書かれてあり、キャロラインはそれを持って部屋を出ました。
スケルトン・キーのネタバレあらすじ:転
友人のジルの部屋でレコードを再生すると、ジルが、ニューオリンズで黒人の奴隷たちが始めたブードゥー教の呪文だ、と言いました。家に帰ったキャロラインはヴァイオレットに屋根裏の隠し部屋の事を聞きました。すると90年前、ソープというやり手の銀行経営者がここに住んでいて、召使いとしてジャスティファイとセシルという黒人男女を屋根裏部屋に住まわせていました。
その二人はブードゥー教の使い手で、ソープの子供たちに隠れてブードゥー教を教えていたのが見つかり、庭の木に首を吊られ、焼き殺されました。その後、ソープの銀行は倒産し、ソープも死んだと言い、召使いの呪いだと言われました。そして今でも鏡の中に召使い二人がいると言って、鏡を全て外しました。
これを聞いたキャロラインはベンに手鏡を見せました。ベンは恐怖におののき暴れ出しました。そしてキャロラインに助けてくれと言いました。その後、街でブードゥー教の呪文が耳に入り、その女性に聞くと、この呪文は自分の命を存続させるための生け贄の呪文だと言いました。そして赤い粉で線を引いているのは、悪霊が入って来れないようにするためだと言いました。その後、ジルのおばさんの霊媒師に、ブードゥー教の悪霊の退治の方法を習ったキャロラインは家に戻りました。
スケルトン・キーの結末
キャロラインは部屋に赤い粉で線を引き、ヴァイオレットを呼びました。ヴァイオレットが中に入れない事から悪霊だとわかり、食事の飲み物に薬を入れてヴァイオレットを眠らせました。
ベンを車に乗せて逃げようとしますが、門は閉ざされ逃げ出せませんでした。キャロラインはルークの部屋に行き、助けを求めました。電話中のルークの隙を見て、机の上を見ると、自分を写した写真がたくさんあり、折れた扉の鍵がありました。電話の終わったルークはキャロラインを拉致し、家に戻しました。
キャロラインはヴァイオレットに「最初から目当ては私だったのね」と言って、ブードゥーの部屋に入り、習った方法で悪霊退治を始めました。するとヴァイオレットが鏡を持ってきて、キャロラインに見せ始めました。鏡に映るのは自分ではなく、バーバラやセシルでした。
やがて倒れたキャロラインにセシルが乗り移っていました、そこへルークがやって来ました。キャロラインはルークの事をジャスティファイと呼びました。ヴァイオレットにはキャロラインが乗り移り、動けなくなっていました。気になって訪ねてきたジルにルークは、「この家は遺言でキャロラインに譲ることになった」と言いました。
ジャスティファイとセシルは、体を乗り換えながら生き続けていたのでした。救急車の中ではベンとヴァイオレットがベッドの上で顔を見合わせていました。
以上、映画「スケルトン・キー」のあらすじと結末でした。
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