柔らかい肌の紹介:1963年フランス映画。客室乗務員と不倫関係に陥った文芸評論家がその妻に復讐されるまでをトリュフォーらしいオフビートなタッチで描いたドラマ。公開当時ヨーロッパでは不評だったが、日本でのみ高く評価された。
監督:フランソワ・トリュフォー 出演:ジャン・ドザイー、フランソワーズ・ドルレアック、ネリー・ベネデッティ、サビーヌ・オードパン、ジャン・ラニエ、ほか
映画「柔らかい肌」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「柔らかい肌」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「柔らかい肌」解説
この解説記事には映画「柔らかい肌」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
柔らかい肌のネタバレあらすじ:起
中年男のピエールは慌てて外出しようとしています。リスボンに講演に出かけるのです。彼は文芸評論家で、文芸誌の編集長も勤めていました。10歳の娘と一緒に車でパリ=オルリー空港に着くと、何とか飛行機に間に合いました。リスボンのホテルにチェックインした彼は、ロビーで客室乗務員ニコルを見かけます。さっきの飛行機でサービスを受け、何となく気になっていた女性でした。講演の後、ホテルに戻ると偶然ニコルとエレベーターに同乗。その手にしたキーから部屋番号を知り、思い切って電話してみます。
柔らかい肌のネタバレあらすじ:承
彼女は一旦は断りますが、気を変えて誘いに応じ、翌日ホテルのバーで落ち合います。ピエールの文学談を熱心に聞くニコル。朝になり、2人は一緒に彼女の部屋に戻ると関係を持ちます。彼女は自宅の電話番号を彼に渡しました。パリに帰ると、早速ニコルに連絡を取るピエール。以降、2人は彼女のフライトの合間に逢瀬を重ねます。ある日、ランスへ講演にゆくことになったピエールはニコルをこっそりと連れてゆきます。色々とスケジュールの立て込んでいたピエールはニコルを不機嫌にさせますが、パリに帰る途中でいい宿を見つけ、そこで夜を過ごして仲直りします。
柔らかい肌のネタバレあらすじ:転
翌日、ピエールがそこから妻に電話してランスに泊まったと嘘をいうと、主催者に連絡を取っていた妻はその嘘を見破り、怒って電話を切ります。とりあえずニコルを自宅へ送り、自分の部屋に帰ったピエールは妻と大げんかに。ピエールは部屋を出て、事務所に泊まることになります。翌朝、妻が電話をかけてきて、離婚すると宣言。弁護士に連絡を取るように忠告します。ピエールはニコルの部屋へ行きますが、父親が訪ねてきたという理由で中には入れません。仕方なく自宅へ戻ると、妻とまた喧嘩になります。しかし、ふとしたきっかけで愛を交わすと、妻は仲直りを提案。
柔らかい肌の結末
しかしニコルに気を移していたピエールは離婚すると言い切ります。その一方、ニコルは彼との結婚を拒絶。友だちに相談すると、妻に謝罪しろとアドバイスされます。電話をしてみますが、妻はいません。実は彼女はその時、ニコルとの写真を見てその情事を悟り、猟銃を持ち出して夫を探していたのです。あるカフェでピエールを見つけた妻は銃を発射。惨劇に人々が集まってきました。
フランスは自由恋愛の国。
二股三股はカップルでもあたりまえとか。
マダムもマドモアゼルも毅然とした態度にアッパレ。私は女の子は大人しく意見を主張するものではないよ、と親に言い聞かされて育った。次生まれてきたらフランス女性でと思う。がストレス溜まるだろうな。