ムクドリの紹介:2021年アメリカ映画。幼い娘を亡くしてしまった母リリーと夫ジャック。ジャックは精神病院に入院し、リリーは上の空。そんなリリーの元に攻撃的なムクドリが現れ、リリーは対応に四苦八苦。しかし、そのムクドリをきっかけに獣医のラリーと交流を深め、リリーはジャックとの間にできた溝に向き合います。『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィが監督を務めます。
監督: セオドア・メルフィ 出演:メリッサ・マッカーシー(リリー)、クリス・オダウド(ジャック)、ケヴィン・クライン(ラリー)、キンバリー・クイン(レジーナ・ミラー)、ほか
映画「ムクドリ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ムクドリ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ムクドリの予告編 動画
映画「ムクドリ」解説
この解説記事には映画「ムクドリ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ムクドリのネタバレあらすじ:起
スーパーで勤務中のリリーは上の空で、仕事に集中できていません。夫のジャックは精神病院に入院しており、リリーはたびたび足を運びます。そのとき、病院の先生、レジーナ・ミラーに、ケイティのものを処分するようにリリーはアドバイスを受けます。リリーはそれに対してあまり乗り気ではない反応を示します。
しかし、家に帰って冷静になったリリーは、思い切ってベビーベッド、おもちゃやソファー、ケイティに関わったものは全て処分することにします。それを実行したことにより、わずかに晴れやかな気分になるリリー。
次の面会の時、リリーとジャックはなんだかぎこちない雰囲気。レジーナはラリーという心理療法士をリリーに紹介します。リリーは半信半疑で紹介されたところへ行くと、そこは獣医でした。場違いだとリリーは帰ろうとしますが、そんなリリーをラリーは引き留めます。
ラリーは獣医をするまで、心理療法士として働いていましたが、現在は引退しています。試しにリリーは一年前に娘のケイティを幼くして失くしてしまったことをラリーに話してみることに。重い内容だったため、ラリーは自分には対処できないと、リリーの診断を断ります。
ムクドリのネタバレあらすじ:承
ある日、リリーは今まで中断していた庭仕事を始めます。すると、黒い鳥がリリーを攻撃してきてリリーはケガを負ってしまいます。リリーはラリーの元を尋ね、ケガの治療をしてもらいます。鳥のことで相談があれば、また来るようにラリーに言われます。
夜、ジャックから電話があり、リリーは、庭仕事を始めたこと、そのときにケイティが使っていたじょうろを見つけたことなどを話すと、ジャックは無言で電話を切ってしまいます。
リリーは鳥のことを迷惑に感じていたので、再びラリーに連絡を取ります。この鳥をきっかけにラリーとの交流が深まり、その鳥はムクドリであると判明します。ムクドリは賢くて、縄張り意識が高いようで、どうやらケイティの庭で育っている木を縄張りにしてしまったようです。
ジャックは美術の教師として働いていましたが、今は働く気がありません。なぜなら、生徒を見るとケイティを思い出してしまうからです。ジャックはケイティの死後、眠れなくなり、自殺を図ろうとしたため、精神病院に入院することになりました。
ムクドリにうんざりしたリリーは、駆除剤をまくことを決意。それにより一羽殺してしまったリリーは後悔をします。
ムクドリのネタバレあらすじ:転
ケイティの死後、リリーとジャックはしっかりと話し合っておらず、ラリーにジャックとちゃんと話し合うようにアドバイスをもらいます。そのアドバイスを受けて、リリーはジャックに自分の思いをぶつけます。そして、ケイティのものを処分したことも告げます。ジャックはそれを聞いて、黙って立ち去ってしまいます。
次回、リリーが面会へ行くと、ジャックから面会を断られてしまいます。精神を病むほどに、ケイティの死を悲しんでいるジャックにとって、リリーはケイティの死に対して平気そうに見えました。
庭仕事をしていると、リリーは再びムクドリに攻撃をされます。頭にきたリリーはムクドリが縄張りとしている木へとよじ登ると、そこにはヒナがいました。リリーがぼーっとそのヒナを眺めていると、ムクドリに攻撃され、リリーは木から落ちてしまいます。
その頃ジャックは施設でパニック症状を起こします。ラリーがジャックに話しをしに来て、リリーと話し合うことを提案しますが、ジャックは聞く耳を持ちません。薬も毎日飲んだフリをしています。
ムクドリの結末
リリーの庭に再びムクドリが現れ、リリーは勢い余って石を投げて、ムクドリにケガさせてしまいます。正気に戻ったリリーは急いでラリーにムクドリを診てもらいます。ラリーは鳥を手術したことがなかったので、困難を極めます。
ジャックは施設にいるみんなの前で、自分の思いを話し、少し心が軽くなります。すると、妻リリーへの思いがこみ上げてきます。
ムクドリの手術はなんとか終わり、一命をとりとめます。その後は意識が戻るまで、リリーが自宅でムクドリの世話をします。
ジャックから電話がかかってきて、リリーは自分の思いをジャックにぶつけ、ジャックは静かにその話を聞きます。お互いに清々しい気持ちになります。ジャックはそれを境に、徐々に回復してきます。
ムクドリは無事に回復し、飛び立ちます。それと同時にジャックも退院をします。
夫婦でムクドリ対策としてヘルメット被って庭仕事をします。そこにムクドリがやってきて、リリーとジャックは攻撃され、この映画の幕は降ろします。
以上、映画「ムクドリ」のあらすじと結末でした。
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