バチカン・テープの紹介:2015年アメリカ映画。誕生日パーティで怪我をした25歳のアンジェラは、病院で手術後に人格が変わり、狂暴になり始めました。当初は多重人格の疑いで精神病院に入院させますが、神父らは悪魔が憑りついたとして、悪魔祓いをすると言い出しました…という内容のオカルトホラー映画です。
監督:マーク・ネヴェルダイン 出演者:オリビア・テイラー・ダドリー(アンジェラ・ホーム)、マイケル・ペーニャ(ロサーノ神父)、ダグレイ・スコット(ロジャー・ホームズ)、ジャイモン・フンスー(イマーニ教皇代理)ほか
映画「バチカン・テープ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バチカン・テープ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バチカン・テープの予告編 動画
映画「バチカン・テープ」解説
この解説記事には映画「バチカン・テープ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バチカンテープのネタバレあらすじ:起
バチカンでは悪魔に関する調査の歴史があります。サンピエトロ大聖堂では、イマーニ教皇代理とブルン枢機卿が1本の動画を見ていました。それはアンジェラという若い女性に悪魔が憑りついたとされるものでした。ブルン枢機卿は、アンジェラが病院に入院中の録画ビデオを集めるようにと指示しました。
遡る事2か月前、アンジェラは同棲中のピートと25歳の誕生日を祝おうとしていました。ピートのサプライズで、車庫から多くの友人が飛び出し、ケーキを持って現れたのはピートの事を良く思っていなかった父のロジャーでした。ロジャーに渡されたナイフでケーキを切っていたアンジェラは、不注意から指を切ってしまいました。指から流れ落ちる血がケーキを赤く染めました。
父のロジャーはすぐ病院にとピートと共に向かいました。縫合手術が終わり、病院から帰ってきたアンジェラは、普段と様子が変わっていました。バスの中で肩の当たった女性に暴言を吐き、水をがぶ飲みしました。そしてアンジェラに引き寄せられるように、カラスが窓をやぶってバスに飛び込んできました。
バチカンテープのネタバレあらすじ:承
家で、水をがぶ飲みしたアンジェラが酒に酔ったようになり、そのままこん睡状態に陥りました。ロジャーの必死の処置で意識が戻り、そのまま病院に向かいました。特に異常はなかったものの、ロジャーは病院で心配そうに見守る元軍人のロサーノ神父に会いました。自分も軍人であるロジャーはロサーノとすぐ親しくなりました。
その後、病院を出てタクシーに乗ったアンジェラ、ロジャー、ピートの3人でしたが、途中でタクシーが大事故を起こし、先程の病院に入院したアンジェラは、こん睡状態に陥りました。40日が経過し、昏睡状態から抜け出せない事から、ロサーノがロジャーに生命維持装置をはずす話をしました。無念ながらロジャーも同意し、泣くロジャーとピートの前で生命維持装置が外されました。
その時、アンジェラの意識が戻り目覚めました。医師は奇跡的だと言い、その後の経過を監視カメラで様子を見るようになりました。夜、アンジェラが起き上がり、生後間もない赤ちゃんを殺そうとしていました。監視カメラですぐ発見され、アンジェラは保護され、赤ちゃんは無事でしたが、事件となり刑事がやってきました。
バチカンテープのネタバレあらすじ:転
アンジェラと二人きりになった刑事は、窓にカラスが飛んできたのを見て、部屋を出て、電球を二つ持って帰って来ました。そして電球を自分の両目に突き刺して自殺しました。刑事に、以前のアンジェラとは別人だと話したロジャーでしたが、アンジェラは精神病院に移されました。
カウンセリングのリチャード女医に卑猥な言葉を発したり、突然謝ったりと多重人格の症状を見せていました。正気に戻ったアンジェラはピートに、こん睡状態の時に外国語のような繰り返される言葉がずっと聞こえたと話しました。
そのころ、ロジャーはロサーノに、アンジェラの生い立ちの話をしました。アンジェラの母は娼婦で、ロジャーは不幸な運命にある母を引き取ったものの、アンジェラを生み落していなくなったと言いました。
その後、アンジェラは変な言葉をつぶやき続け、天井を落として看護師を殺し、今度は大広間で患者たちに殺し合いと自殺をさせました。その結果、リチャードは病院からアンジェラを追い出しました。ロサーノはロジャーに悪魔が憑いていると言って、悪魔祓いをすると言いました。
バチカンテープの結末
悪魔祓いにやってきたのはブルン枢機卿でした。部屋に機材を持ち込み、早速始まりました。ブルン枢機卿はアンジェラの喉が詰まっていると言って、3個の卵を取り出しました。ロジャーとアンジェラと精霊を意味すると言うと、アンジェラが突然豹変し、変な言葉を発して暴れ出しました。
ブルン枢機卿はアンジェラを鎖でつなぎ、肉体も殺さないと悪魔は死なないと言って、アンジェラの首を絞め始めました。ぐったりしたアンジェラを見て、ロジャーが終わったのか?と聞きますがブルン枢機卿は、分からないと言いました。しかしアンジェラが起き上がり『終わりの始まりだ』と言って家ごと全員を吹き飛ばしました。そしてロサーノに復活したことを告げろと言いました。
3カ月後、ロサーノはイマーニ教皇代理に反キリストが復活したことを告げました。テレビではアンジェラの特集ニュースをやっていました。家の爆発でロジャーとピートが死亡し、ロサーノが重傷を負いました。一人、無傷で生き残ったアンジェラは、老人ホームで、動けず介護が必要な人を元気にさせるという奇跡を起こしました。その後もアンジェラの奇跡は続き、奇跡の女性と崇める信者たちがアンジェラの元に集まりました。
アンジェラの本当の姿を知るロサーノとイマーニ教皇代理は、『戦いが始まる』と言いました。
以上、映画「バチカン・テープ」のあらすじと結末でした。
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