映画「ボルテックス 巨大生物総進撃」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ボルテックス 巨大生物総進撃の紹介：2012年アメリカ映画。変わり者のシドニー博士が、ガッタ線とクリスタルを使って巨大ワームホールを作ったことにより、米国の偵察部隊が巨大化した昆虫に襲われ全滅してしまいます。米国の長官は、ワームホールが他国に渡ったら危険だと、元夫婦のキャサリン中尉とマークス博士らを急遽現場に向かわせたのでした。低予算のＳＦモンスターパニック作品です。いいとは言えないＣＧとハチャメチャな内容ながら、楽しめる作品です。
監督：ピーター・ポール・バスラー 出演者：ジャック・プロトニック（ウィリアム・マークス）、サラ・リーヴィング（キャサリン・デッカート）、テッド・ジョナス（スティーブン・レイジャー）、カム・デントイ（シドニー・ガーバー）ほか
この解説記事には映画「ボルテックス 巨大生物総進撃」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アフガニスタンの砂漠で偵察中の部隊が、砂嵐の襲来で撤退しようとしています。その時、洞窟からシドニー博士が慌てて出てきます。大尉に「中に来てくれ」と洞窟へ呼びます。
そこにはガッタ線が多く放出されていて、シドニーの指示する場所を掘ると未知の物体が出てきます。そのころ洞窟の外で待機する隊員たちが何かに襲われ、ウィルソンが洞窟へ逃げ込みますが、入り口に巨大サソリがいて殺されてしまいます。最後の一人のジョーンズ隊員が救援を無線で呼びますが、殺され部隊は全滅してしまいます。
ジョーンズの連絡が米軍基地に入ると、キャサリン中尉が呼ばれます。長官から「マ－クス博士を探して、偵察隊が全滅した場所へ行き、シドニー博士を見つけ出せ。彼はガッタ線を使って巨大なワームホールを作っている。安定したワームホールが他国の手に渡ると大変なことになる」と命令します。
やがてマークス博士が呼ばれると、隊長であるレイジャーを紹介され、部隊はアフガンへと飛びました。
現地に着いた部隊は、砂嵐で埋もれたジープや隊員の死体を見つけます。近くの洞窟に入るとマークス博士が、ガッタ線を検出します。奥へ進むと巨大蜘蛛が出てきてレイジャーが殺します。更に巨大サソリの死骸も発見します。更に奥に進むと大量のクリスタルを見つけ、小さなワームホールを発見します。しかしワームホールは不安定で消えてしまいます。異変を感じたマークスが「外に出るんだ」と言って、全員が外に出ると洞窟内で爆発が起ったのです。
レイジャーとキャサリンは、マークスに二人が婚約中だと言う事を伝えます。実はマークスはキャサリンの元夫で、心から喜べませんでした。隊員がシドニーの信号を受信します。追跡機とコンパスを使い、部隊はシドニーを探して歩きだします。
途中で戦車が見つかり、「直して動かそう」と言いますが、レイジャーが「先にシドニーを探す」と言って進みます。追跡機通りに進むものの、再び戦車の場所に戻って来ます。レイジャーが「オレが見てやる」と追跡機を持って歩き出すも、また戦車の場所に戻って来ました。「ガッタ線の影響だ」とマークスが追跡機を直して再び進み始めます。
途中で隊員が地中に引きこまれます。巨大サソリが地中から狙っているのです。火に弱い事を知っているマークスが発煙筒で巨大サソリを殺したものの、途中で隊員が殺されてしまいます。
部隊は集落を見つけます。追跡機の反応が近い事から調べて行くと、シドニーが昆虫の繭の中に埋め込まれていました。シドニーを助け、襲ってくる巨大蜘蛛とサソリをかわし、部隊はジープで逃げます。
少しすると巨大スズメバチが襲ってきます。戦車に逃げ込もうと向いますが、隊員二人が殺されてしまいます。キャサリンたちが大砲に弾を込め、マークスの合図で発射して巨大スズメバチを退治します。
「ワームホールに蓋をしろ」とレイジャーがシドニーに迫りますが、「蓋だけはしない」と答えます。仕方なくシドニーに手錠をかけ、巨大ワームホールの場所に連れて行きます。巨大ワームホールは大量のクリスタルを放出しながら渦巻いています。レイジャー達はクリスタルから避けるために全員が隠れます。
クリスタルに向かってシドニーが歩き出すと、ガッタ線によって手錠が消滅します。するとシドニーは自分からクリスタルを体にいくつも突きたてます。そしてワームホールから出されガッタ線を浴びると、大蛇に変身したのです。大蛇は隊員たちを殺します。これを見たマークスは「クリスタルとガッタ線で巨大化するのは僕が見つけたんだ、盗みやがって」とつぶやきます。
「大蛇をワームホールに放り込んで蓋をしたらいい」と言うマークスの言葉を聞いたレイジャーが、キャサリンにキスをし、殴って気絶させます。「キャサリンを頼む」とマークスに言ったレイジャーは、クリスタルを自分の体に突き刺し、ガッタ線を浴びます。
レイジャーも大蛇に変身したのです。そしてシドニーに向かっていき絡みつきます。２匹の大蛇がまきついたままワームホールへ飛び込んでいきます。すると蓋をされたワームホールは消えてなくなります。
目覚めたキャサリンに、「レイジャーが自分を犠牲にしてワームホールに蓋をして世界を救ったんだ」とマークスが教えます。航空救出部隊の無線が入り、二人はその場を離れます。しかしそこには光るクリスタルが残っていました。
以上、映画「ボルテックス 巨大生物総進撃」のあらすじと結末でした。
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