フェイク・マザーの紹介:2017年アメリカ映画。パイロットの夫と不妊治療の末に授かった双子と幸せに暮らしていた妻が、看護師と偽って入り込んだ卵子提供者に家族を奪われる恐怖に追い詰められていく様を描いたサスペンス。
監督:クレイグ・ゴールドスタイン 出演:ヴァネッサ・マーシル、ブルック・ネヴィン、スティーヴン・スネッデン、エリザベス・ボンド、ほか
映画「フェイク・マザー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フェイク・マザー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フェイク・マザー」解説
この解説記事には映画「フェイク・マザー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フェイク・マザーのネタバレあらすじ:起
ケイリーンはパイロットの夫ドリューと不妊治療の末授かった双子の息子トビー、娘ゾーイの家族4人で幸せに暮らしていた。
ある日ケイリーンは自転車で走行中ひき逃げに遭い手足の骨折、脳震盪などの重傷を負を負ってしまう。警察は人気のない場所でブレーキ痕もなかったことから故意に狙った可能性もあるとみて夫婦に恨みを持つ人物がいないか尋ねるが、2人には全く心当たりなどなかった。
退院し自宅療養となるケイリーンの在宅看護に、担当看護師のヴァネッサが自ら引き受け、住み込みで世話をすることになる。
しかし、同居を始めたヴァネッサは安眠の妨げになるからとドリューの寝室を分けさせ、静養のためと言って子供たちをケイリーンに合わせないようにし、ドリューがフライトで留守の間もヴァネッサはその世話も買って出る。
フェイク・マザーのネタバレあらすじ:承
そこにケイリーンの親友サマンサが見舞いに訪れ、看護を逸脱して子供たちの世話をしているヴァネッサに不快感を覚える。
更には薄暗い部屋で大量の薬を飲まされ、ベビーモニターで監視されているケイリーンを見たサマンサは不審に思い、薬を写真に収めて元カレの医者マックスに見てもらうと、それらは麻薬性の鎮痛剤と睡眠薬が違法に処方されており、その量も尋常ではないことが分かる。サマンサはそのことをケイリーンに告げ、マックスの診察を受けるよう助言する。
怪我が快方に向かっていたケイリーンはサマンサの忠告にしたがってマックスの診察を受けるため、週末は家族だけで過ごしたいと言ってヴァネッサを家から遠ざけようとするが、診察の日に飼い犬がいなくなったことで予約をキャンセルする。
そんな中、サマンサが運転中に事故を起こし死亡したという知らせが2人の元に届く。
フェイク・マザーのネタバレあらすじ:転
夫婦のもとにケイリーンの事故を担当した刑事が訪れ、サマンサは何者かによって故意にアナフィラキシーショックを発症させられ、それが事故につながった疑いがあると言い、サマンサとケイリーンの事故は同一犯の手によるものという見解を告げる。2人に共通する不審な人物を問われた夫婦の脳裏に浮かんだのはヴァネッサだった。
ケイリーンは病院でヴァネッサの写真を見せるがそんな看護師はいないと言われ、そのことを問い質すとプールで溺れさせられる。子供たちが現れて事なきを得たケイリーンは身の危険を感じ警察を呼んでヴァネッサを追い出すよう要求するが、ヴァネッサは事故の後遺症で妄想が激しいのだと話し、フライトで留守中のドリューからの電話を誤解した警官は2人を置いてそのまま帰ってしまう。
そして部屋にこもったケイリーンは隣家のギルバート夫人からメールで送られた防犯カメラの画像で、飼い犬を逃がしたのがヴァネッサだったことを知る。
フェイク・マザーの結末
ヴァネッサが家族に異常に執着する理由を知るためケイリーンは彼女の母親を訪ねる。母親はヴァネッサが子供が作れない体になり、そのことでひどく落ち込んでいたが最近急に元気を取り戻したのだと話す。
その後、連絡を受けた不妊治療院へ言ったケイリーンは、ヴァネッサがケイリーンへの卵子提供者で、身分を偽って職員として勤務しケイリーンのデータを盗み取ると、データを管理していた職員を殺害していたことを知る。
その頃ヴァネッサはケイリーンをはねた時に手に入れた結婚指輪を着け、フライトから戻ったドリューと子供たちを銃で脅して郊外のコテージへと連れ去る。ドリューは怯える子供たちをなだめて部屋に匿うとヴァネッサと格闘になり、共に階段から落ちて気を失う。
先に目覚めたヴァネッサはコテージに火をつけて子供たちを連れ去ろうとするが、GPSを頼りに追いついたケイリーンが子供たちを逃がしたあと格闘の末ヴァネッサを撃ってドリューを助け出す。
そして一家に再び幸せな日々が戻るのだった。
以上、映画「フェイク・マザー」のあらすじと結末でした。
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