映画「レッスン！」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レッスン！の紹介：2006年アメリカ映画。ニューヨークの公立学校の授業に社交ダンスを取り入れた実在のダンサーのエピソードをもとに、不良高校生とダンス教師の心の交流を描いた青春ドラマ。
監督：リズ・フリードランダー 出演：アントニオ・バンデラス（ピエール・デュレイン）、ロブ・ブラウン（ロック）、ヤヤ・ダコスタ（ラレッタ）、アルフレ・ウッダード（校長先生）、カティア・ヴァーシラス（モーガン）、ローラ・ベナンティ（ティナ）、ダンテ・バスコ（ラモス）、ジェナ・ディーワン（サーシャ）、マーカス・T・ポールク（エディ）、ほか
この解説記事には映画「レッスン！」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨークで社交ダンススクールを経営しているピエールは、ある日、高校生が車を破壊しているところに出くわす。彼は慌てて逃げていくが、その車が公立高校の校長の物と知ったピエールは、翌日その高校へ行き、校長に、ピエールは社交ダンスで非行防止に協力することを申し出る。
すると校長は、誰もやりたがらない問題児たちの監督を、彼に任せることにする。
問題行動を起こさせないために居残りと称して隔離している生徒たちの中には、校長の車を壊していたロックもいた。社交ダンスを教えるというピエールに皆はハナから無視を決め込むが、ダンス音楽を大音響で流すという嫌がらせに負けて、しぶしぶ彼の言うことを聞き始める。
しかし、ロックだけが踊ろうとせず、ペアを組ませようとしたラレッタと殴り合い寸前の争いになる。ロックの兄とラレッタの弟は、麻薬がらみの闘争で2人とも死んでいて、お互いに相手のせいだと憎み合っていた。
ペアを決め、基本のステップを教えるが、まったくやる気を見せない生徒たちに悩むピエールは、スクールでも上級のダンサー、モーガンに頼んで皆の前で踊ってもらう。
ピエールとモーガンのセクシーでダイナミックな踊りを見た生徒たちは、思惑通りそのカッコよさに惹かれて真剣に練習にするようになり、学期末にあるダンスコンテストに優勝すれば5000ドルがもらえると聞いて、俄然やる気を見せる。
ロックはバイトで家計を支えていたが、兄が死んでから父は酒浸りで、母も茫然としたままで、嫌気がさした彼は家を飛び出して学校の用務員室に隠れて寝泊まりしていた。ラレッタも母の恋人に乱暴されそうになって家を飛び出し、学校の居残り室で一人ダンスを踊っていた。そこで鉢合わせした２人は諍いになるが、互いの家庭の事情を知って憎しみが消える。
夜中に学校に入り込んだ２人に、ピエールは罰として停学の代わりに毎朝２人でダンスのレッスンをするよう言い渡す。２人は渋々ながらも踊り始める。
ある日、居残り部屋が水浸しになったことで、練習をしていたメンバーはスクールの生徒たちの華麗なダンスを見て自信をなくしてしまう。そんな彼らをピエールは有望株だと言って自信を持つよう励ますと、自分たちをクズ扱いせず真剣に向き合ってくれる彼の言葉に、皆は再びやる気を出す。
そんな彼の試みを快く思わない教師が、PTA役員を集めて居残り組の解散を要求するが、そこでピエールは、ダンスは自分と相手を信じ礼儀を覚えるもので、踊りを教えるだけでなく敬意、チームワーク、尊厳を教えているのだと訴え、皆を説得する。
いよいよコンテストの日。ピエールと校長が見守る中で、皆それぞれ奮闘、タンゴでは型破りな３人での踊りが観衆の目を釘付けにし、対戦相手のモーガンに引き分けと言わせた。ラレッタとロックは堂々とワルツを踊り、互いに惹かれあう心を確かめ合う。
生徒たちの変りぶりに校長も感心し、ピエールにダンスを正規プログラムにすることを宣言、ロックは校長に車を壊したことを謝罪する。
コンテストが終わった会場にはHIPHOPが流れ、メンバーが思い思いに自分たちのダンスを踊っていた。このピエールの取り組みは、ニューヨーク120校に広がり、全米にも波及している。
以上、映画「レッスン！」のあらすじと結末でした。
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