バトル・オブ・モンスターズの紹介:2012年フィリピン映画。実家に帰った妊娠中の恋人を連れ戻すため、マニラからやってきたマッコイが、不気味な集落で誕生日プレゼントとして安く買った豚が吸血鬼が化けていたものだったことから、吸血鬼に家を囲まれ、恋人や家族を守る為に闘うというフィリピン発のモンスターホラー映画です。
監督:エリック・マッティ 出演者:ディンドン・ダンテス(マッコイ)、ジョーイ・マルケス(ネスター)、ロビ・ポー(ソニア)、ジャニス・デ・ベレン(フェリー)、レイモン・ボーティスタ(バート)ほか
映画「バトル・オブ・モンスターズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バトル・オブ・モンスターズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バトル・オブ・モンスターズの予告編 動画
映画「バトル・オブ・モンスターズ」解説
この解説記事には映画「バトル・オブ・モンスターズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バトルオブモンスターズのネタバレあらすじ:起
マッコイ(ディンドン・ダンテス)は妊娠した恋人のソニア(ロビ・ポー)を連れ戻すために、マニラからソニアの実家に向かっています。
人里離れた田舎に入ると、レガランド大尉が牛耳る地区を通ります。大尉の手下どもに目を付けられますが、マッコイはお構いなしに進み、ソニアの実家に着きます。
早速ソニアの母のフェリー(ジャニス・デ・ベレン)に暴言を吐かれて「帰れ」と怒鳴られます。ソニアも出てきて「あんたとやり直す気はない、子供は一人で育てる」と突き放されます。
諦めて帰ろうとした時、ソニアの父ネスター(ジョーイ・マルケス)が、使用人バート(レイモン・ボーティスタ)と帰って来ました。孫が出来ることを楽しみにしているネスターは、フェリーとソニアを納得させるため、マッコイに「豚と花を買って誕生日プレゼントに渡せば、二人も受け入れてくれる」と入れ知恵をします。
その気になったマッコイを車に乗せ、3人は市場に向かいます。市場で花を買ったマッコイが豚を探していると、バートが「僕の従弟のところへ行けば安く買える」と話します。3人は車に乗り、ジャングルの奥へと進みます。
バトルオブモンスターズのネタバレあらすじ:承
しばらく走ると、集落がありました。少年や少女が車を塞ぎ、異様な雰囲気でした。ビビるネスターに対し、マッコイはクラクションを鳴らして追い払います。そこへバートの従弟のリンゴがやって来ます。マッコイが豚を買う交渉をしますが、値切ってもまけてくれないリンゴに嫌気がさし「帰ろう」と言います。
そこへ少年たちが近寄って来て「安く売ってやる」と言い、リンゴの提示した価格の約半額で交渉が成立します。豚を買って帰ってくると、フェリーが「まだいたのか、帰れ」と言いますが、ネストが「ソニアの誕生日に豚と花と野菜を買ってきてくれたんだ」と言って、無理やり納得させます。
豚をキッチンに繋ぎ、誕生日パーティーが始まります。しかしフェリーとソニアはどうしてもマッコイの存在が気に入らず席をはずします。やがて夜になり、ネストとマッコイ、バートが酒を飲んで騒いでいると、買ってきた豚が人間の姿に変体し、ソニアの部屋に向かいます。
異様な雰囲気を察知したネスターは「人を食う吸血鬼TIKTIKだ」と言って家に入ります。ソニアの叫び声が聞こえて向かうと、少年の姿をした吸血鬼がソニアのお腹の胎児を狙っていました。格闘の末、マッコイが農具で刺殺します。
バトルオブモンスターズのネタバレあらすじ:転
バートの従弟であるリンゴたちがやって来ます。殺された息子を見たリンゴは「なぜ殺したんだ?」と言って、子供たちに攻撃させます。マッコイがバートを人質にして、車でネスターと逃げ、レガランド大尉の地区に助けを求めて入ります。すると大尉は追ってきたリンゴを見てハグをしますが、そのままリンゴに殺され、兵士たちも全滅します。
家に戻ると、ネスターは「ニンニクと塩を用意しろ」と言います。窓に塩を盛り、家の周りにはニンニクを撒いて対応し、近寄ってきた吸血鬼には火炎瓶を投げます。
そんな時、ネスターの弟トニオが息子のアベルとやって来ます。来るなと合図するものの、トニオは食われ、アベルのみ助かります。
そこでネストはフェリー、ソニア、アベルを2階に上げ、男3人で戦う覚悟を決めます。ソニアの陣痛が始まり苦しみだした頃、吸血鬼が2階に侵入し、フェリーとソニアに襲いかかります。
ネスターが2階にかけあがり応戦しますが、フェリーは吸血鬼に噛まれて倒れます。そしてネスターの腕の中で「ソニアとマッコイを結婚させるな」と言って死にました。
バトルオブモンスターズの結末
怒ったネスターは吸血鬼の心臓をリンゴの前で喰い、マッコイはリンゴの子供たちを殺します。そこへリンゴの父タタンが民衆を連れてやって来ました。
あの村は全員が吸血鬼だったのです。タタンはリンゴを殺し「息子や孫の無礼は謝るが、全員の命はもらう」と言って、民衆たちを化け物に変身させて襲わせます。
吸血鬼を引き寄せたバートが自爆し、ネスターとマッコイ、ソニア、アベルは近くのペーシングの家に逃げ込みます。ペーシングの手伝いもあり、ソニアは赤ちゃんを出産します。
吸血鬼の嫌がる塩を敷き詰めたエリアを作り、赤ちゃんを抱いたソニアとペーシングを行かせ、マッコイとネスターそしてアベルは、それぞれ、アカエイのヒレのムチ、濃度の濃い塩水噴射器、にんにく味のポップコーンという、吸血鬼の苦手な武器を使って民衆たちを殺します。
ネスターが食われたものの、民衆たちを全滅させると、タタンが翼のある怪獣に変身し、空からソニアの赤ちゃんを奪います。ソニアが上空へ塩を投げタタンに命中させると、飛び上がったマッコイがアカエイのムチでタタンを真っ二つに切り裂き、戦いは終わりました。
ソニアはマッコイにキスをし、二人は抱き合うのでした。
以上、映画「バトル・オブ・モンスターズ」のあらすじと結末でした。
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