トゥルー・カラーズの紹介:1991年アメリカ映画。法律学校で出会った、貧しい家庭に育ったピーターと上流家庭に生まれたティム、境遇も性格も異なる二人の男が政治の世界で織りなす7年間に渡る愛憎ドラマを描いたヒューマンドラマです。
監督:ハーバート・ロス 出演者:ジョン・キューザック(ピーター・バートン)、ジェームズ・スペイダー(ティム・ゲリティ)、イモジェン・スタッブス(ダイアナ・スタイルズ)、マンディ・パティンキン(ジョン・パルメリ)、リチャード・ウィドマーク(ジェームズ・スタイルズ)ほか
映画「トゥルー・カラーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トゥルー・カラーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トゥルー・カラーズ」解説
この解説記事には映画「トゥルー・カラーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トゥルー・カラーズのネタバレあらすじ:起
1983年、バージニア大学の法律学校に二人の男が入学しました。貧しい家庭に育ったピーター・バートン(ジョン・キューザック)と上流家庭に育ったティム・ゲリティ(ジェームズ・スペイダー)は寮で同じ部屋となり、意気投合した二人は友情を育んでいきます。ティムはジェームズ・スタイルズ上院議員(リチャード・ウィドマーク)の娘ダイアナ(イモジェン・スタッブス)と交際しており、冬になるとピーターはティムから年末のパーティーに誘われます。大学の図書館でスタイルズ家について調べ上げたピーターは生まれて初めてタキシードに袖を通し、パーティーの席でスタイルズ上院議員や各界の大物たちと交流を図った上で10年以内に議員になると宣言、叶わなかったら1ダースの酒を用意すると賭けを持ち掛けます。そしてピーターは言葉巧みにダイアナに接近していきます。
トゥルー・カラーズのネタバレあらすじ:承
月日は流れ、大学を卒業したピーターとティムはワシントンにいました。上院議員になるという野心を持つピーターはスタイルズに取り入って事務所に就職、権力志向の薄いティムはダイアナから政界入りを勧められましたが司法省へ就職することにしました。ある日、ピーターはスタイルズのライバルであるスチューベンス上院議員(フィリップ・ボスコ)の不倫現場に遭遇、事実をネタにスチューベンスをゆすります。ダイアナはティムとの結婚を考えていましたが、ピーターはダイアナに上手く近づき、一夜を共にします。やがてチーフ補佐官に出世したピーターは休暇をもらってティムとスキー旅行に出かけ、ダイアナと交際している事実と結婚を考えていることを告げます。スキーの最中、巧みに滑走するティムをピーターは追いかけ、転倒して重傷を負ってしまいます。
トゥルー・カラーズのネタバレあらすじ:転
ピーターは選挙資金を稼ぐためスポンサーのジョン・パルメリ(マンディ・パティンキン)に近づき、ライバル会社を入札から排除するため嘘の情報を流すことにします。一方のティムは司法省で大物の逮捕に尽力するなど着々と実績を積み重ねていました。ある日、ピーターはスタイルズに下院議員選に立候補することを告げ、反対するスタイルズを病気のことを持ち出して脅します。ピーターは嘘の情報をティムに依頼しますが、情報が洩れてしまったことからティムは停職処分を受けてしまいます。ピーターはパルメリとの関与を否定しましたが、調べていくうちにピーターとパルメリとの長年に渡る癒着の構造が浮き彫りになっていきました。そこでティムはピーターとの友情を利用して選挙参謀に就き、ピーターの不正を暴くことを誓います。
トゥルー・カラーズの結末
ティムは服に録音機器を忍ばせてパルメリと接触、ピーターの演説に同行したりするなど着々と選挙資金の流れについて調べていきます。やがて選挙が始まり、スタイルズは再選、ピーターは僅差で晴れて下院議員に当選を果たします。しかし、ピーターのやり方に嫌気が差したダイアナは離婚を突き付け、資金の流れの不透明さからピーターはFBIに目をつけられるようになっていました。逆上したピーターはティムに掴みかかりましたが、ティムはスタイルズや友人を裏切った結果がこれかと言い放ちます。それでもピーターは有権者を裏切れないとして演説に臨み、パルメリの買収に乗るフリをしたことを明らかにします。やがて裁判を受けることになったピーターにティムが会いに行き、パルメリのことを明かせば無罪になるかた証言すると提案、二人は互いの幸運を祈ってその場を後にしました。
この映画の感想を投稿する