ジェノサイド・ゲームの紹介:2014年オーストラリア映画。リビアの独裁者を暗殺したタイラーは刑務所に投獄されていました。3年後、元上官で大将の命令で釈放されたタイラーは、生中継で殺し合いをする人気テレビ番組『ターキーシュート』への出演が待っていました。そこには元同僚がシューターとしてタイラーを狙っていました。やがて余命宣告された大将は、タイラーの元恋人のウィリアム少佐にタイラー投獄の真実を話すと、ウィリアムはヘリでタイラーの救出に向かい…というアクションサスペンス映画です。
監督:ジョン・ヒューイット 出演者:ドミニク・パーセル(リック・タイラー)、ヴィヴァ・ビアンカ(ウィルソン少佐)、ロバート・テイラー(ラムロッド)、ニコラス・ハモンド(サッチャー大将)、ベリンダ・マックローリー(バクスター)ほか
映画「ジェノサイド・ゲーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジェノサイド・ゲーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジェノサイド・ゲームの予告編 動画
映画「ジェノサイド・ゲーム」解説
この解説記事には映画「ジェノサイド・ゲーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジェノサイドゲームのネタバレあらすじ:起
一人の男が、リビアの空港の検査を終え、トイレでスーツケースからライフルを組み立て、胃の中から袋に入れた弾丸を取り出します。そして一人の軍人を狙い、頭を吹き飛ばしました。
そのころ、サッチャー大将は大統領とWEBで話をし「リビア独裁者の暗殺に失敗しました」と報告します。大統領は「最後の切り札がなくなった、我が国は戦争をする」と命令します。やがてアフリカ戦争が勃発しました。
軍人を射殺した男は軍刑務所にいました。刑務所内で命を狙われた男は、逆に襲った男を絞め殺します。
3年後、突然男が釈放されます。担当者は「サッチャー大将からの命令だ」と言い、そのあとネットワーク社の女副社長のバクスターが入って来ました。バクスターは男を「リック・ライアン」と呼びます。そして「我が局の人気番組『ターキーシュート』に出ろ」と言います。そして「順番に3つの箱を開けていけば自由の身にする。ただしレベル1からレベル3までにはシューターが用意され、あなたの命を狙う。反撃しても構わない。断ったらシューターの餌食にする」と言うと、睡眠薬を打ち、GPS発信機を埋め込みます。
やがて『ターキーシュート』が始まると、MCはタイラーを「3年前、罪のない女や子供を惨殺した元ネイビーシールズの中尉」だと紹介します。そしてシューターのボスとして、元スナイパーのラムロッドが英雄として紹介され、続けてシューター3人が紹介されると、タイラーはジャングルにパラシュートで落とされ、制限時間90分のリアルサバイバルゲームが始まりました。
ジェノサイドゲームのネタバレあらすじ:承
裸足のタイラーは、早速襲ってくる女剣士と弓矢の名手を殺すと、ボックスの前で待っていたラムロッドに拳銃を突きつけます。タイラーは「久しぶりだなルルイン軍曹」と呼びます。ラムロットは偽名で、元ネイビーシールズで一緒に戦った仲間でした。ラムロッドが「お前が殺した事件はでっち上げだった」と白状するとタイラーは殴り倒して気絶させ、3人目のシューターを殺してボックスを開けます。中には戦闘用のブーツが入っていました。
余命宣告され入院中のサッチャー大将が、美人少佐のウイリアムを呼びます。そして「タイラーは重大な秘密を知っている、あいつが生きていると困るから刑務所に殺し屋を送ったが、あいつは逆に殺した。今はテレビで殺されるのを待っている」と話します。タイラーと恋人関係だったウィリアムが一瞬戸惑うと、サッチャー大将は「わかったか?」と言いました。
そして『ターキーシュート』のレベル2が始まります。今度はラムロッドのほかにシューター3人と、ネイビシールズの現役軍人4人が加わりました。8人に命を狙われるタイラーは、岸壁のコンテナ置き場で放たれました。自動小銃使いの女と、ロケットランチャーの男を殺し、ビルに逃げ込みます。そしてマシンガン男を殺すとネイビーシールズの4人がパラシュートで降り立ちます。
階段の通路を使って、順番に殺し屋上に出ます。屋上の出口にスコープで狙っているラムロッドが待っていました。ラムロッドの攻撃をかわしていると、ヘリが飛んできてタイラーは飛び乗ります。ヘリの操縦士はウィリアムでした。
ジェノサイドゲームのネタバレあらすじ:転
ウイルソンは「あなたが無実と知ったから助けに来た」とタイラーに言うと「戦争が始まる2週間前にリビアの独裁者を射殺した。しかし戦争をやりたかったサッチャーが大統領に嘘の報告をした。今のリビアの独裁者は偽物だ」と教えます。ヘリを乗り捨て車でモーテルに入った後、ウィリアムがタイラーの背中の発信機を取り出し、別の場所へ移します。
その夜、タイラーは「村に行った時、女と子供たちがいたことまでは覚えているが、そのあとは記憶がなく目覚めたら刑務所だった」と言い、二人は愛し合いました。翌日、ウィリアムの運転でサッチャーの病院へ向かいます。しかし途中でパトカーの追跡に会いカーチェイスとなりました。上手く逃げ切ったウイリアムは、タイラーを途中で降ろし自分は投降します。
タイラーはサッチャーの病室にいました。サッチャーは今までの事を謝ったあと「大統領に嘘を言って始めた戦争を終わらせたい」と言って、自分の指を切り取って渡し「貸金庫の指紋認証に使ってくれ。中には真実が入っている」と言って袋を渡し、その後、拳銃を渡します。「ここで殺してくれ」というサッチャーにタイラーは「自分でやれ」と言うと、サッチャーは拳銃をくわえ引き金を引き自殺しました。
生中継中に逃亡劇まで起こった『ターキーシュート』の視聴率はうなぎのぼりになり、社長に褒められたバクスターは「全て計画通りです」と言います。その時、タイラーが逮捕されたという一報が入ります。
ジェノサイドゲームの結末
早速バクスターがライアンを釈放し「レベル3に出ればウィリアムも解放してやる」と言われ、レベル3が始まります。場所は放送局のある街でした。次々襲ってくる殺し屋を殺しながら、反戦デモ隊の中に入りました。参加者に「これを信頼できる人に渡せば戦争は終わる」と言って、貸金庫の中のものを渡します。
銃を発砲しながら進んだタイラーは、ラムロッドの元へ行き、銃を突きつけます。ラムロットに「カメラに向かって話せ」と言うと、タイラーが無実ではめられたことを話します。しかし「生中継と言っても全部じゃない」とラムロッドが言うと、タイラーはラムロッドを射殺しました。そして、3つ目の箱を開けゲームをクリアします。
バクスターがタイラーとウィリアムを横において記者会見をしていました。そこへ軍人が来て、タイラーとウィリアムに「サッチャー殺しの容疑で逮捕する」と言います。すかさずタイラーが銃口を向けた時、テレビに臨時ニュースが流れます。それはサッチャー大将の自撮り動画でした。カメラに向かって、リビアの独裁者を射殺しているのに失敗と言って戦争を始めたこと謝り、立役者のタイラーを女と子供の惨殺罪で投獄し殺そうとしたこと話した後、証拠の動画が流れました。
それはネービーシールズの一団が村に入り、女と子供を追い込むと、タイラーを催眠銃で眠らせ、全員殺せと指示をするラムロッド、そして女と子供たちを射殺する兵士たちが映っていました。ニュースを見たバクスターはタイラーに「あなたこそ英雄だ」と言いました。
以上、映画「ジェノサイド・ゲーム」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する