あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜の紹介:2004年韓国映画。借金をしまくって返さないフンと、狂犬と呼ばれる取り立て屋のチュンテが、殺さらた男の鞄を持ち去ったことから、国家を揺るがす国際スパイ組織の抗争に巻き込まれてしまいます。債権者と債務者の立場を乗り越え、二人は力を合わせて、国際スパイ組織の追跡をかわすのでしたが、やがて警察も動きだし・・・という内容のコメディアクション作品です。
監督:パク・ホンス 出演者:チャ・テヒョン(フン)、パク・チュンフン(チュンテ)、ハン・ウンジョン(ジソン)、ソン・ヒョンジュ(イム次長)、キム・グテク(殺し屋)、チョン・フンチェ(国際スパイのリーダー)、イム・スンデ(チョン次長)、シン・スンファン(スホン)ほか
映画「あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜」解説
この解説記事には映画「あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜のネタバレあらすじ:起
RGカードの社員が、借金の取り立てのためフンの部屋を訪れます。フンは扉にトラップを仕掛け社員をKOして逃げます。取り立て屋のチュンテは、3分の1の報酬をやると言われフンの取り立てに向います。
フンは、あちこちで借金を重ね全く返さないどうしようもない若者です。高級クラブで客の送迎をするフンは、高級車オピラスの駐車場への移動を命じられます。その帰り、駐車場でバイクにまたがり待ち伏せていたチュンテがフンに襲いかかります。
チュンテは自らを狂犬と呼ぶ暴れん坊です。フンを痛めつけ、中華料理屋で連れていきチップを飲ませると「今飲ませたのはGPSだ、明日病院の準備ができている、お前の腎臓を取り出して売る。これで3000万ウォンはチャラにしてやる」と脅します。借金は「1500だ」というフンに「1年で金利がついて倍になるんだ」と説明します。「肝臓を取られない方法は?」と聞くフンに、「14時間以内に3000万持って来い」と言うチュンテでした。
その時、高級クラブから電話で「オピラスの鍵はどうした」と言われます。「仕事が入った」と言うフンに、チュンテは一緒について行きます。トニーという外人を乗せオピラスを走らせます。マンションに着いた時「車が違う、取り換えてこい」とトニーが怒りだします。同じオピラスでも別の客の車だったのです。怒り狂うトニーは、チュンテに「人質として残れ」と言い、GPSを飲ませたフンが車の交換に向います。
あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜のネタバレあらすじ:承
トニーの部屋に入ったチュンテは、ゲイの雑誌を見て驚きます。トニーがバスローブで誘っています。ヤバイと思ったチュンテはバスルームへ隠れます。その時、殺し屋が入って来て電気を消しトニーを射殺します。慌てたチュンテは石鹸を落とし鍵をかけます。
こんな時にフンから電話がかって来ます。気づいた殺し屋は鍵を銃で壊し入って来ますが、石鹸を踏んで転んでしまい、その隙にチュンテは逃げ出し駐車場へ行くとバイクがありません。チュンテが電話に出ない事で、フンはトニーの車にあった鞄を玄関に置いたまま逃げ出し、チュンテのバイクを売ってまとまった金を手にしていたのです。
フンを探すチュンテは一旦中華料理屋へ入ります。見ていた店主が「GPSを見れば居場所はわかるだろう?」と言うと、「本物だと思ったのか」とチュンテが言い返します。部屋に戻ったフンが、便器でGPSチップを絞り出していると、二人の男が入ってきて「鞄はどこだ」と言いながら拷問を始めます。口の軽いフンは「チュンテに渡した」と言います。
二人に脅されながらチュンテに電話をし「鞄を持ってここに来てくれ、GPSでわかるだろう」と言います。チュンテは「GPSは調子が悪い、場所を教えろ」と場所を聞くと「バイクはどうした」と言います。フンが「売った」と言うと、怒り狂ったチュンテがフンの部屋に乗りこむなり、フンと間違えてフンを拘束した男の一人を暴行します。
あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜のネタバレあらすじ:転
チュンテが横を見ると、フンが縛られ中年の男が銃を構えています。その時、RGの社員がフンの取り立てに入って来ます。5人が入り乱れて乱闘になってしまい、隙を見たチュンテが二人を射殺し、フンを連れ逃げ出します。
そのころトニーの殺害現場では刑事のイム次長らが現場検証をやっていました。バスルームでチュンテの指紋を見つけたものの、イム次長は石鹸を踏んで転倒してしまいます。
車で逃げる二人、フンは「鞄の中身は何だろう」と言います。チュンテは「麻薬だろう、中国の三合会かもしれない」と言います。二人は、ピッキングの名手のジソンの部屋に行きます。チュンテは「鞄を開けないと、借金のカタに腎臓をもらう」というと、ジソンが簡単に開けると、中身は扇風機のような機械が入っていました。
国際スパイ組織のリーダーたちが、トニーを送った男を調べるために高級クラブに向います。そしてフンのことを聞き出すと、フンに電話をかけます。「鞄を返してくれ、いくら欲しい?」と言います。チュンテの指示で電話を一旦切って、公衆電話からかけなおすと、リーダーは「10億ウォンでどうだ」と言います。有頂天になった二人は、取引場所を決めリーダーに伝えます。
チュンテは居場所がばれないように、フンを連れ温泉施設に隠れます。しかしジソンに一目ぼれしたフンが、携帯でジソンに電話をしたため、警察と国際スパイ組織によって居場所を突き止められてしまいます。
あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜の結末
国際スパイ組織の殺し屋たちが乗りみ、続いて警察がやってきます。二人は温泉中を逃げ回りますが、屋上で追い詰められ、消火ホースで脱出します。空港へ逃げた二人は、うまく警察と国際スパイ組織を戦わせ逃げ切ります。
そのころ警察では、この事件の全貌をつかみます。韓国が開発した半導体を、トニーが密売していたのです。その取引において国際スパイ組織とトラブルになり殺されたのです。そしてチュンテとフンはたまたま居合わせただけで、わけもわからず半導体の入った鞄を持っている事がわかりました。
二人はジソンの部屋に逃げ込みます。フンがジソンに10億の話をしゃべっていたことで、3人は金を奪う計画を立てます。フンはリーダーに20億をふっかけます。リーダーは納得し、取引場所にコインロッカーを指定します。途中で、警察や殺し屋に邪魔されないようにするための応援も呼びます。高速道路では殺し屋たちを足止めすることに成功し、二人はリーダーたちと対峙します。
両端にあるコインロッカーに金と鞄をそれぞれ入れ、すれ違いざまに鍵を交換します。金を受け取った二人に対し、リーダーが開けたコインロッカーには鞄がありません。実はコインロッカーに細工をし、横に流れたカバンをジソンが持ち帰っていたのです。
上手くいったと喜んだところへ、警察と殺し屋がやって来ます。金をジソンに渡し、二人は協力し殺し屋を退治します。警察は、国際スパイ組織と乱闘し全員逮捕します。逃げ切った二人を待っていたのは、スポーツカーに乗ったジソンでした。
以上、映画「あぶない奴ら 〜TWO GUYS〜」のあらすじと結末でした。
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