海猿 ウミザルの紹介:2004年日本映画。海上保安庁の中でもエリートで人命救助のプロである潜水士、通称海猿。厳しい訓練を経て、潜水士として一人前になるまでの青年たちの姿を描く。海上保安庁という仕事で、感動あり、友情あり、恋愛あり、メッセージ性のある作品です。人の命の重たさや仕事の厳しさなど、重い事柄も伝えています。
監督:羽住英一郎 出演;伊藤英明(仙崎大輔)、加藤あい(伊沢環菜)、海東健(三島優二)、香里奈(松原エリカ)、伊藤淳史(工藤始)、ほか
映画「海猿 ウミザル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「海猿 ウミザル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「海猿 ウミザル」解説
この解説記事には映画「海猿 ウミザル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
海猿 ウミザルのネタバレあらすじ:1
場所は広島、伊沢環菜(加藤あい)はエリカ(香里奈)とともに居酒屋でおしゃべりをしています。広島といえば海上保安大学があり、そこで研修を積んでいる学生たちが居酒屋に流れ込んできます。厳しい訓練を積んでいる生徒たちは羽目を外し、いけすの中に入り訓練を再現する者もいれば、大暴れで、環奈はそれを見てげんなりします。そのあと店を出て、通りで生徒の一人、仙崎大輔(伊藤英明)に出会います。保安大生には嫌な気分をしていたものの、酔った環奈は「あなた、私とキスしたいと思ってるでしょ」と仙崎を誘惑し、ラブホテルへ。しかし、環奈はそのままベットで眠ってしまいます。
海猿 ウミザルのネタバレあらすじ:2
仙崎はというと工藤(伊藤淳史)とバディを組み、ひたすら練習の毎日です。先生はとても厳しく、海外保安庁の仕事に楽しいことなど一つもない、と強調します。ある日、海にちょっと気になる子を連れて遊びに行ったときのこと、工藤は溺れている人を見つけ助けようとしますが、彼自身も亡くなってしまいます。それで仙崎はのちに三島(海東健)とバディを組み、訓練の最後、40メートル深水に挑みます。しかし三島は岩に足を挟んでしまい、上に浮上することができません。酸素ボンベはもう終わりに近づいており、緊迫します。助けを要請しますが、間に合いそうにありません。それで一度船に上がっていた生徒たちが、許されていませんでしたが救援に向かい、危機一髪で無事に救出されます。生徒を救助に向かわせた教官は責任を問われますが、生徒たちが必死に弁護し、あれは訓練の一環だったと言い張り、教官も容赦されます。
海猿 ウミザルの結末
そののち仙崎は東京に行きますが、奇遇にも環奈もデザインの仕事を解雇され、東京の服飾の専門学校に通っていました。ひょんなことで二人は出会い、環奈は取り乱します。海猿は大っ嫌いなのに、こんな人と私は関係を持ってしまったのか、と仙崎に問いただします。仙崎は正直に、何もなかったよ、と答えます。そこで環奈は「何もなかったことはないんじゃない?」と答え、二人の関係に好感を持っていることを示し、二人は付き合いだします。
話はドラマ版 海猿へと続きます。
以上、映画海猿 ウミザルのあらすじと結末でした。
工藤(伊藤淳史)が死んでしまうシーンは、泣いてしまいました。保安大生にも拘らず、助けに行き、バディだった仙崎(伊藤英明)は工藤の亡骸を目にして悔しさを爆発させて壁を叩く場面は、何度見ても胸にくるものがあります。教官も厳しい口調言っている割に、口を噛み締めて悔しがってシーンも命の大事さを教えられているようにも思えます。海猿としてはまだまだ未熟者で、熱いものがあり、生きる大変さを分かったような気にもなる映画だと思います。