ヘブン・イン・ザ・ヘルの紹介:2017年イギリス映画。結婚式のため妹や友人たちと婚約者の実家に向かうメリッサは、ガソリンスタドで親切にしてやった青年に付きまとわれます。しかしこれは惨劇の序曲に過ぎなかったのです…という内容の、田舎の一軒家に立ち寄ったことで異常者に次々殺されていくという80年代のスラッシャー映画を彷彿させるようなホラー映画です。
監督:ダン・アレン 出演者:ケイト・リスター(メリッサ)、ルーシー・ジェーン・クインラン(リサ)、ベッキー・フレッチャー(ジーナ)、ロニーナ・アンドレア(タリア)、ほか
映画「ヘブン・イン・ザ・ヘル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヘブン・イン・ザ・ヘル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヘブン・イン・ザ・ヘルの予告編 動画
映画「ヘブン・イン・ザ・ヘル」解説
この解説記事には映画「ヘブン・イン・ザ・ヘル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヘブンインザヘルのネタバレあらすじ:起
妻と娘を監禁する男は、妻を罵倒したあげく殺害しました。
35年後、メリッサは妹リサと友人ジーナ、タリアの4人で結婚式のため、婚約者の家に向かっています。立ち寄ったガソリンスタンドで、金がおろせないATMを叩く青年を見かけます。結婚式に向かうメリッサは、豊かな気分で青年に「ガソリンが入れられないの?」と言って、お金を渡します。驚いた青年は、メリッサの顔をずっと見つめていました。
メリッサら4人は青年を見て「気持ち悪い」と言いながら、車を走らせます。田舎道に入り、時間が迫っているのを見たリサが「裏道を行こう」と言い出し、車は地図にない道に入ります。
やがて4人の車は知らぬ間に私有地に入っていました。狭い道を進んでいると、前に車が停まっています。それはガソリンスタンドで見た青年でした。
車を降りたメリッサは「車をどけなさい」と言います。青年は車を降り、メリッサの髪の毛を掴むとナイフをかざし「全員降りろ!」と叫びます。そしてメリッサに「お前は僕と結婚するんだ、その見下した態度が気にくわないんだ」と暴行し始めます。
すると妹のリサが背後から青年に飛びかかり、メリッサを助けました。不意打ちを食らった青年は血を流して死んでいました。「警察に通報したら殺人犯になる。トランクに隠してどこかに埋めよう」とメリッサが言い、3人は納得します。
ヘブンインザヘルのネタバレあらすじ:承
しばらく走ると、ガソリンが無くなってきました。大きな家を見つけ「このまま走ったらガス欠で動けなくなる。あの家に寄って聞いてみよう」と車をとめ、玄関で呼びます。返事が無い事から家の周りを探していると、パーキンスという中年女性がいました。
メリッサが事情を話すと、パーキンスは「食事と消灯の時間のルールを守ってくれれば、ここに泊まっていい。水曜日は庭師が来るからガソリンが入れられると思う。あと、森には行かないで。迷うから」と言います。4人は泊めてもらうことになります。
夕食が終わると、メリッサは「家の近くに死体を埋めよう」と話して、寝室に入ります。同じ部屋になったジーナとタリアがレズ行為を始めます。隣の部屋で寝ているリサが声を聞いて驚きますが、姉のメリッサは知っていました。
深夜、納屋で男が「あのアバズレ女どもを追い出せ」とパーキンスに言っている会話を聞きます。
翌朝、朝食が終わると4人は車のトランクを開け「どこに埋めよう」と話し始めます。そこへパーキンスがやって来て「いまから狩りに行ってくる」と銃を持って森に入ります。リサが「死体に触りたくない」と言ったため、ジーナとタニアが穴を掘りはじめます。
リサは家に戻りパーキンスの部屋に向かいます。メリッサもついて行くと、リサがスクラップブックを見つけました。そこには1987年の新聞があり・・・夫のコナー・パーキンスが妻のスーザンとその母のクリスを殺害し、行方不明になり、一人娘のアンは保護されたが、その後病院を抜け出し行方が分からなくなった・・・という新聞記事が見つけます。
ヘブンインザヘルのネタバレあらすじ:転
穴を掘っていたタニアがイラつきはじめ、ジーナと口げんかをしてその場を離れます。シーナは、メリッサとリサを呼び、「死体を運んでくれ」と頼みますが、青年の死体は消えていました。
タニアは家の裏の外階段に、ウエディングドレスを着た女性を見つけます。女性は自分たちが持っていたホラーマスクをかぶっていました。女が向かってきたためタニアは逃げますが、女に襲われました。
パーキンスが帰って来ました。タニアがいなくなったことで、パーキンスは夕食時に「だから森へは行くなと言った、ルールは守りなさい」と叱りつけます。自分のせいだと思っているジーンが席を離れます。
リサはパーキンスが一人娘のアンだと思い、家族の事を聞きます。「母は悪人で、父がいつも怒っていた。自分は幼かったから覚えていないけど、みんな死んでしまった」と話します。
ウエディングドレスの女は、タニアを拷問にかけた後、ジーナを襲います。そしてジーナを掘った穴に放り込み、ショベルで脚を何度も突いて動けなくして埋めました。
翌、水曜日の朝。ジーナがいなくなったことに気付いたメリッサとリサが家の周りを探します。するとアナに埋められたジーナを見つけましたが死んでいました。
その時クラクションが鳴り、車に向かうと、口を縫い付けられたタニアが乗っていました。リサが口の糸を切ると、タニアが「後ろにいる」と言います。リサは背後からウエディングドレスの女に襲われ、農具で刺されました。メリッサは走ってその場を逃げます。
ヘブンインザヘルの結末
リサの事が気になるメリッサは、隠れて家の周りを見張っていました。するとパーキンスがいて手招きします。呼ばれるがまま屋根裏部屋に上がると、リサが寝かされていました。
その時、パーキンスが「彼が来る!」と言いながら服を脱ぎ始めます。服の下にはウエディングドレスを着ていました。すると呪われたような男の声に変わります。
娘のアン・パーキンスには、父親のコナーが乗り移り、多重人格者となっていました。コナーになったパーキンスを振り切り、一旦下に逃げます。追ってくるパーキンスを交わしながらリサを助け出すと、メリッサは包丁を持ち、パーキンスを追いはじめます。
2階のベランダで揉みあいになり、二人は庭に転落しました。納屋に逃げ込んだメリッサはトランクに入れた青年の死体を見つけます。メリッサはライフルを見つけてパーキンスに向かっていきます。
パーキンスは、リサの首に大きなハサミをあてて立っていました。メリッサは引き金を引きます。しかし弾が入っておらず、パーキンスは微笑みます。
その時、リサがパーキンスの腕に噛みつきました。メリッサが飛び掛かり、大ハサミを奪うと、パーキンスの首を何度も切り刻んで殺します。
メリッサとリサは、ジーンとタニアの死体を穴に埋め、納屋にあったガソリンを入れて車で走りだしました。
以上、映画「ヘブン・イン・ザ・ヘル」のあらすじと結末でした。
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