映画「アップグレード / Upgrade」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アップグレード（原題：Upgrade）の紹介：2018年アメリカ,オーストラリア映画。車の事故の後、妻を射殺された男が半身不随の車いす生活になったものの、ハイテク会社の経営者から体にチップを埋め込まれ、元通りの体に回復す。そして男は妻を殺した男たちを追う事になるが・・・という内容の近未来バイオレンスアクションです。
監督：リー・ワネル 出演者：ローガン・マーシャル（グレイ・トレース）、ベティ・ガブリエル（コルテス）、ハリソン・ギルバートソン（エロン）、ベネディクト・ハーディ（フィスク）、メラニー・バレイヨ（アシャ・トレース）、カイ・ブラッドレイ（ジェイミー）ほか
この解説記事には映画「アップグレード / Upgrade」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グレイは妻のアシャと二人で、エロンの家に車を届けに行きました。エロンはハイテクノロジー会社の経営者で、同じハイテク会社に勤めるアシャにとっては憧れの存在でした。エロンの家で、人工知能を持ったハイテクゴキブリを見せてもらった後、帰路につきました。夫婦の乗る車は自動運転で、二人は後部シートで楽しんでいました。すると車は自宅と反対方向に向かい始めました。グレイの指示に対しエラー表示が出て、車はハイスピードで突っ込み横転しました。やっとの思いで車からはい出た二人の前に4人の男が現れ、アシャとグレイに発砲しました。アシャは死亡しグレイは目覚めると半身不随でベッドの上にいました。
車いす生活となったグレイはコルテス刑事を訪ね、妻を殺した犯人の捜査状況を聞きますが、ドローンから撮影した動画だけが頼りで、犯人像はつかめていませんでした。グレイの自宅にエロンが訪ねてきました。エロンは、体に自分の開発したチップを埋め込むと元通りの体になれると言い、手術を迫りました。グレイが断るとエロンは、心残りはないか？と妻の復讐を示唆するように語りかけ、グレイはエロンの手術室に入りました。首の骨にチップを埋め込み、手術は成功しました。やがてエロンは歩けるようになりました。グレイの家にコルテス刑事から、アシャ殺害に関する資料が送られてきました。資料を見ていると頭の中から声が聞こえました。その声はチップの主のステムでした。
ステムが動画を解析すると犯人の一人が判明しました。犯人の家に侵入したグレイでしたが、犯人が帰って来てもみ合いになりました。ステムが助けようか？と言い、グレイが許可すると驚異的な人体能力と強さに変わり、犯人を殺害しました。この事件を調査していたコルテス刑事は、グレイが現場にいたことを掴みました。その後グレイは二人目の犯人も殺害しました。犯人の中心人物がフィスクだと分かった時、エロンによってチップが遠隔操作され始めました。そこでステムに女ハッカーのジェイミーに金を払ってハッキングしてもらえと言われ、ジェイミーを訪ねて遠隔操作を止めました。再起動するまで寝ていると、グレイの元にフィスクらがやって来ました。一人を殺したグレイはフィクスから事件の全貌を聞きました。
アシュはついでに殺されただけで、狙いはグレイでした。半身不随にするために脊椎を撃ったのでした。その頃、エロンの管理から外れたステムがグレイを支配し始めました。エロンの家に行ったグレイの後を付けてコルテス刑事が来ていましたが、グレイの攻撃で倒れました。そしてエロンを責め立てると、エロンはステムに支配されていると言いました。ステムは人間の体を持つために、今回の事件を指示し、グレイの体に埋め込ませたのでした。そしてステムはグレイの体を自分のものにしました。エロンを殺したグレイはコルテス刑事も殺しました。グレイの中の人間の頭では、アシャと楽しく話をする姿が映っていました。
この映画の感想を投稿する