パシフィック・ウォーの紹介:2016年アメリカ映画。太平洋戦争を終結させるために原爆を運ぶという重要な任務を下されたアメリカ海軍巡洋艦インディアナポリス。しかし、日本軍の潜水艦から魚雷を撃ち込まれ撃沈されます。海に飛び込む艦長と乗組員、サメの襲撃、死の恐怖とともに、太平洋をさまよいます。戦後、撃沈の責任を問われ裁判にかけられる艦長、そこでは意外な人物と対面するのでした。『パシフィック・ウォー』は、太平洋戦争終結の鍵を握るインディアナポリスの重要な使命と、艦長、乗組員の運命と愛、友情を描いた映画です。
監督:マリオ・ヴァン・ピーブルズ 出演:ニコラス・ケイジ(チャールズ・B・マクヴェイ3世)、アダム・スコット・ミラー(ダントニオ)、トム・サイズモア(マクウォーター)、トーマス・ジェーン(エイドリアン・マークス)、マット・ランター(バマ)、竹内豊(橋本以行中佐)、エミリー・テナント(クララ)、ほか
映画「パシフィック・ウォー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パシフィック・ウォー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パシフィック・ウォーの予告編 動画
映画「パシフィック・ウォー」解説
この解説記事には映画「パシフィック・ウォー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パシフィックウォーのネタバレあらすじ:起・原爆を運ぶ秘密任務
1945年3月、沖縄近海で、チャールズ・B・マクベイ艦長(ニコラス・ケイジ)率いるアメリカ海軍巡洋艦インディアナポリスは日本軍の神風攻撃を受けます。バマ(マット・ランター)とダントニオ(アダム・スコット・ミラー)はインディアナポリスの乗組員です。クララ(エミリー・テナント)はダントニオの子供を妊娠、ダントニオは指輪を買い、プロポーズする予定でしたが、指輪をなくしてしまいます。実は指輪は同じ乗組員が見つけて、隠し持っていました。
1945年7月、マクベイ艦長とインディアナポリスはトルーマン大統領の極秘指令により、アメリカ軍が太平洋戦争終結を目的として開発した原子爆弾を輸送するため、テニアン島を目指してアメリカを出港します。テニアン島に到着、原爆を陸揚げし、任務を完了します。インディアナポリスはフィリピンを目指して出港します。
パシフィックウォーのネタバレあらすじ:承・日本軍の攻撃と撃沈
7月30日、橋本艦長率いる日本の潜水艦「伊号第五十八」はインディアナポリスを発見します。特攻兵器、人間が操作する魚雷・回天の準備をする橋本艦長、しかし、距離が近いことから、通常の魚雷で撃沈できると判断、通常の魚雷を発射します。魚雷攻撃を受けたインディアナポリスは大混乱になります。艦内では、火災が発生、海水の侵入、マクベイ艦長は、艦を放棄、乗組員は海に飛び込みます。
インディアナポリスは沈没します。乗組員たちはボートに乗り込みますが、限られた食料、多くのけが人、サメの襲撃などで多くの生存者が倒れていきます。マクベイ艦長は多くの乗組員を助けようとします。バマとダントニオも海上をさまよいますが、ダントニオは死んでしまいます。
パシフィックウォーのネタバレあらすじ:転・救出される乗組員、遺族の怒りとマクベイ艦長の苦悩
絶望の5日目、海上をさまよう生存者をアメリカ軍の飛行機が発見します。海上に着陸した飛行機、生存者は飛行機の翼の上に乗せられます。飛行機で救出された、生存者は300人ほど、病院に収容されます。バマは乗組員の一人から、ダントニオの指輪を回収します。
太平洋戦争は広島、長崎への原爆投下によりアメリカの勝利に終わります。アメリカ本土に帰国する生存者、マクベイは、自宅で沈没の悪夢にうなされます。また、遺族からの怒りの電話がマクベイの自宅へかかります。マクベイは責任を問われ裁判にかけられます。
パシフィックウォーの結末:バマのプロポーズ、マクベイと橋本の友情
指輪を見つけたバマは、帰国後クララに会い、プロポーズ。クララと結婚し、ダントニオとの子供を育てていくこととなります。裁判にかけられるマクベイ、ジグザグに船を指揮すれば魚雷を避けられたのでは?と尋問されます。裁判には意外な証人、橋本が証言台に立ちます。「潜水艦とインディアナポリスの距離からして、たとえジグザグに動いてもインディアナポリスを撃沈できた」と証言する橋本。マクベイに無罪判決が下されます。
裁判後、橋本と対面するマクベイ。軍人として、インディアナポリスを攻撃せざるをえなかったが、人間としては後悔があるとする橋本。マクベイは彼に敬礼をします。自宅でのマクベイ。軍服に着替え、拳銃を持ち、自らの死で責任をとるのでした。
以上、映画『パシフィック・ウォー』のネタバレあらすじと結末でした。
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