アサイラム・バスターズの紹介:2015年ノルウェー映画。取り壊される予定の廃病院を調査に行ったリーヴェら5人は、地図になかった地下病棟があるのを知ります。5人が地下病棟に入ったことで、地下に住む何者かに順番に殺されていくという内容の、ノルウェー発のサバイバルホラー映画です。
監督:ポール・オイエ 出演者:エレン・ドリト・ピーターセン(リーヴェ)、アンドレス・バースモ・クリスティアン(オーレ)、センマッツ・ショーグルド・ペターソン(エヴァン)、エヴァ・マジャルボード・オーヴェ(カール)、レナーテ・ラインスヴェ(シュンネ)ほか
映画「アサイラム・バスターズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アサイラム・バスターズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アサイラム・バスターズの予告編 動画
映画「アサイラム・バスターズ」解説
この解説記事には映画「アサイラム・バスターズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アサイラム・バスターズのネタバレあらすじ:起
ノルウェーの山岳地帯、山奥へ向かってヘリが飛んでいます。リーヴェをリーダーとする5人が乗っていました。フランク、オーレ、エヴァン、シュンネとそれぞれ役割を持ち、1976年に閉鎖され、2週間後に取り壊される病院内の調査です。それは体に危険を及ぼす有機物や、歴史的資料として残せるものはないかなどを調べる作業でした。
降り立った5人は、リーヴァの指示で3日間の調査に取り掛かります。その時、音楽が聞こえます。5人が音の方へ向かうと、カールという老人がいました。カールは「ここの管理人だ」と言いますが、リーヴァが「今、管理人は終わった、病院の設計図があったら見たい」と言います。
5人が出て行くとカールは病院の設計図を出し、手を加えていました。シュンネは1945年~1946年に行われた結核のワクチン治験資料と、札を付けられた小鳥の死骸を数羽見つけます。フランクは病院の通路を通りながら、目印の番号札をネイルガンで撃っていましたが、水道管を撃ちぬいてしまい水が漏れ始めます。
リーヴェに連絡すると、エヴァンに「バルブを閉めろ」と指示します。エヴァンがバルブを回すと壊れてしまい、更に水が漏れ始めます。元栓を探す指示を出したリーヴァが懐中電灯を持って非常階段に入ります。ロープが吊るされているのを見つけて調べていると、懐中電灯を落とし、下まで拾いに行きます。ロープの先には青年が吊るされていました。
アサイラム・バスターズのネタバレあらすじ:承
4人に集合をかけ、青年を降ろすと、青年は何か言いたそうにして死んでしまいます。リーヴェはカールに聞きに行きます。「1週間前に警報が鳴ったが異常はなかった」と言いながら、病院の設計図を渡します。設計図を見たフランクが「オレ達の見取り図には載っていない地下病棟がある。調べてみよう」と言います。
リーヴェは「水漏れが先だ、3日間しかないからダメだ」と言います。各所に置かれている監視カメラを順番に調べていると、青年が侵入している姿が映りました。青年はここで暮らしていたようです。
その夜、病院の庭でたき火を囲んでいた5人でしたが、突然警報が鳴ります。調べると鹿が入って来て死んでいました。鹿には赤い糸が引っかかっていて、糸をたどると、石ころにくくられていました。
監視カメラを確認すると、少女が映っていました。さらにシュンネが、1976年に閉鎖された後の、1983年の実験試料を見つけます。閉鎖後も何らかの実験が続けられていたことを知り、フランクにシュンネを伴わせ、地下室へ元栓を探しに行かせます。地下病棟を二人で調べていると、シュンネがテントを見つけます。
そのころ、森でカラスを撃っていたオーレとエヴァンが、あちこちの木に監視カメラがつけられているのを見つけます。
アサイラム・バスターズのネタバレあらすじ:転
シュンネがテントを開けると、あの青年が寝泊まりしていたようで、ビデオカメラを見つけます。シュンネが再生していると、フランクは一人で調べに去って行きます。ビデオには、子供に何かの実験をしている様子が映り、見つかった青年が必死で逃げて捕まる様子が映っていました。その時、何者かがテントもろともシュンネをさらっていきました。
フランクは小児病棟を見つけます。小児病棟を進んでいると防護服を着た男が現れて襲われます。リーヴェはカールの部屋の周囲を調べていました。するとカールが別の部屋にいて、ベッドに息子を寝かせていました。
リーヴェが戻ると、「女の子を見た」と言ってエヴァンが怪我をして戻って来ました。カールは息子に「もう終わりにする」と話しかけます。すると息子はカールを刺し、飛び出していきます。リーヴェはエヴァンに留守番をさせて、地下室に向かいます。
エヴァンの横を防護服の男が通り過ぎました。エヴァンは「フランク!」と呼びながら追いかけます。しかし男に捕まり、ネイルガンで額を撃ち抜かれました。リーヴェは倒れたカールを見つけ、更に進むと殺されたエヴァンを見つけます。
そこへオーレがやって来ました。二人で話していると、カールの息子が迫って来ます。オーレは警察に通報するためエヴァンの携帯を取りに行き、リーヴェは、カールの息子に発砲し最後は殺しました。
アサイラム・バスターズの結末
シュンネを見つけて助け出したリーヴェが戻ると、オーレが「携帯が壊れていた、使えない」と言います。そして「エヴァンが殺された、娘がいるんだ、わかってくれ」と言いながら逃げ出します。そのオーレも森の中で落とし穴にハマリ、防護服の男に捕まりました。
一人で待っていたシュンネが中年女に捕まり、車いすに乗せられて連れて行かれました。女の頭は実験用の手術をしているようでした。逃げ道を探していたリーヴェは、車いすで運ばれるオーレを見つけます。後をつけると、殺されたフランクがベッドに寝かされていました。そして額をネイルガンで撃たれたオーレを見つけます。
背後から防護服の男がリーヴェの額にネイルガンを撃とうとしますが、オーレが最後の力を振り絞って防護服の男をライフルで撃ちました。リーヴェはネイルガンでとどめを刺し、マスクを取ると、男は人体実験の結果、顔が奇形になっていました。
水没した病棟へシュンネを連れて行く女を見つけます。リーヴェは追いかけて女に襲いかかります。女を殺したものの、リーヴェは水底へ沈んでしまいます。意識が薄れ眠り込んだリーヴェが目覚めると、目の前に赤い糸を持った少女がいました。
少女に呼ばれるがままついて行くと、病院の外に出ました。少女を肩車したリーヴェは森を抜けました。病院から赤い糸をつなげていた少女でしたが、赤い糸が無くなります。ヘリの音が聞こえて安堵したリーヴェでしたが、少女の手には注射器がありました。
以上、映画「アサイラム・バスターズ」のあらすじと結末でした。
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