恋人たちのパレードの紹介:2011年アメリカ映画。大恐慌時代に両親を亡くし、家も財産も失った青年が旅の途中で出会ったサーカス団で獣医として雇われるが、やがて花形スターで団長の妻と愛し合うようになる。サラ・グルーエンのベストセラー小説を映画化。
監督:フランシス・ローレンス 出演:リース・ウィザースプーン(マーリーナ)、ロバート・パティンソン(ジェイコブ)、クリストフ・ヴァルツ(オーガスト)、ポール・シュナイダー(チャーリー)、ハル・ホルブルック(老年のジェイコブ)、ほか
映画「恋人たちのパレード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋人たちのパレード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
恋人たちのパレードの予告編 動画
映画「恋人たちのパレード」解説
この解説記事には映画「恋人たちのパレード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋人たちのパレードのネタバレあらすじ:現れた老人
とあるサーカス会場で既にショーを終えた夜、1人の老人が訪れる。サーカスの経営者チャーリーは不審に思い、彼の身元を確認すると、介護施設から来たというその老人はジェイコブと名乗り、かつて自分もサーカス団にいて、そのサーカス団で起きた事件についての昔語りを始める。
恋人たちのパレードのネタバレあらすじ:サーカスとの出会い
大恐慌時代、ポーランド系移民のジェイコブはコーネル大学で獣医学を学んでいた。卒業間近のある日、ジェイコブは事故で両親を失い、残された借金から家や財産全てを手放すことになる。大学を中退し、働くために都会へ出ようと故郷を後にした彼は、途中でサーカス団に出会う。獣医の知識を持っていること獣医として雇われたジェイコブは、団長オーガストの妻マーリーナが操る白馬シルバーの足に異常を見て取るが、それは治る見込みがないものだったため、死ぬまでは働かせるというオーガズトの命令に背いてシルバーを安楽死させる。オーガストは激怒するが、次の看板ショーのために老象のロージーを買い取り、その調教をジェイコブに任せる。
恋人たちのパレードのネタバレあらすじ:ロージーとの友情
ロージーを介してジェイコブとマーリーナは心を通わせるようになっていく。しかし調教はうまく進ず、焦るオーガストは強引にロージーをサーカスに出演させる。顔見世でマーリーナを乗せて登場したロージーに観客は沸くが、オーガストが乱暴に指示を出したことでロージーは暴れ出す。怒ったオーガストがロージーを激しく折檻したため、ジェイコブは傷だらけになったロージーを介抱するが、何気なく口をついたポーランド語にロージーが反応、ジェイコブはロージーがポーランド語で指示を出せば従うことに気づき、それからはロージーの調教は順調に進んでショーも成功を収めるようになる。
恋人たちのパレードのネタバレあらすじ:マーリーナとの愛
その成功のかたわら、ジェイコブとマーリーナが互いに惹かれあっていく様子に気づいたオーガストは、ジェイコブを追い出そうと決意、そのことをマーリーナから知らされたジェイコブは、彼女を説得して2人でサーカスから逃げ出す。一夜の宿でつかの間結ばれた2人だったが、オーガストの部下らによってマーリーナは連れ戻されてしまう。ジェイコブが彼女を助け出そうとサーカス団に戻ると、オーガストに手ひどく扱われた団員らの手によって動物たちの檻が開かれ、サーカス会場は混乱の渦となる。オーガストの部下によって痛めつけられたジェイコブは、怒り狂ったオーガストに殺されそうになっているマーリーナになす術もなかったが、その時、ロージーが自分を繋ぎとめていた杭を引き抜き、オーガストを打ちのめしてマーリーナを救う。
恋人たちのパレードの結末:“ホーム”はサーカス
その後、ジェイコブは学位を取って獣医となり、マーリーナとロージーと共に他のサーカス団ですごした後、動物園の獣医として勤務、子供にも恵まれ幸せに過ごしたが、今やもう愛するマーリーナもロージーもなく、子供たちとも疎遠になっていた。昔語りを終えたジェイコブにチャーリーは「サーカスと駆け落ちした老人」と言うと、ジェイコブはチケット売り場ででも雇ってくれと頼み、「サーカスが家だった、やっと帰って来れた」と満足げに微笑んだ。
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