ウェインズ・ワールド2の紹介:1993年アメリカ映画。アメリカの人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の1コーナーを映画化した『ウェインズ・ワールド』(1992年公開)の続編です。人気ケーブルテレビ番組を手掛けるロック好きな二人の男が伝説のカリスマミュージシャンから啓示を受け、ロックフェスティバルを開こうと悪戦苦闘する姿をロックな小ネタを挟みながら描いていきます。
監督:スティーブン・サジーク 出演者:マイク・マイヤーズ(ウェイン・キャンベル)、ダナ・カーヴィ(ガース・アルガー)、ティア・カレル(カサンドラ・ウォン)、クリストファー・ウォーケン(ボビー・カーン)、キム・ベイシンガー(ハニー・ホーネー)、エアロスミス(本人役)ほか
映画「ウェインズ・ワールド2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウェインズ・ワールド2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ウェインズ・ワールド2」解説
この解説記事には映画「ウェインズ・ワールド2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウェインズ・ワールド2のネタバレあらすじ:起
人気ケーブルテレビ番組『ウェインズ・ワールド』を前作から引き続いて運営・放送している名コンビにしてロックが何よりも大好きな二人の若者、ウェイン・キャンベル(マイク・マイヤーズ)とガース・アルガー(ダナ・カーヴィ)は、イリノイ州オーロラのダウンタウンにあるダッチワイフ工場だった建物を新たなスタジオとして引き続き番組を放映していました。ウェインは両親の元を離れて念願の一人暮らしをスタートさせていました。
この日、ウェインとガースは番組を終えるとエアロスミス(本人)のライブを観に行くためシカゴまで車を走らせました。ライブが終わり、大満足のウェインとガースはバックステージパスで楽屋に行くと、そこではウェインの交際相手である女性ロックミュージシャンのカサンドラ・ウォン(ティア・カレル)が音楽プロデューサーのボビー・カーン(クリストファー・ウォーケン)と会話していました。ウェインとガースがライブを訪れていた女優のヘザー・ロックリア(本人)に見とれている間にカサンドラとボビーは親密そうに歩き去ってしまい、ウェインは内心焦りを感じていました。
ウェインズ・ワールド2のネタバレあらすじ:承
その夜、ホテルの一室で一人眠りについていたウェインは、夢の中でどこからともなく現れた謎のインディアン男(ラリー・セラーズ)に導かれ、果てしない砂漠へと連れて行かれました。そこにいたのは伝説のロックバンド“ドアーズ”のヴォーカリストであり、27歳で他界したはずのジム・モリソン(マイケル・A・ニックルズ)でした。モリソンはウェインに、イリノイ州オーロラで一大ロックフェスティバルを開催するよう啓示を与えました。
夢から覚めたウェインはさっそくこの夢の話をガースに語り、二人は早速一大ロックフェスティバル、ウッドストックならぬ『ウェインストック』の開催準備に入りました。ウェインとガースがまず向かったのはカサンドラがボビーのプロデュースのもとレコーディングを行っているスタジオです。二人はカサンドラに『ウェインストック』のヘッドライナーにエアロスミスを考えていること、そしてカサンドラにも出演してほしいことを告げました。
続いてウェインとガースはモリソンの夢のお告げに従ってロンドンへと飛び、かつてモリソンのローディーとして辣腕を振るっていたデル・プレストン(ラルフ・ブラウン)に協力を要請しました。
ウェインズ・ワールド2のネタバレあらすじ:転
既に音楽業界から引退していたプレストンは最近の音楽など知らないと難色を示しましたが、実はウェインと全く同じ内容の夢を見ていたことがわかり、プレストンはウェインやガースに協力することを約束しました。
オーロラに飛んだプレストンは、スティーブンソン記念公園が会場に相応しいとアドバイス、ウェインは早速許可申請を取りにいきましたが、その一方でより一層ボビーと親密な感じになっていたカサンドラとの関係に悩んでいました。ウェインとガースは資金集めの為にパーティーを開きましたが、そこへもカサンドラはボビーと一緒。思い悩んだウェインは遂にカサンドラへ別れ話を切り出し、それぞれ別の道を歩む決断をしました。一方のガースも魅惑的な女性ハニー・ホーネー(キム・ベイシンガー)と出逢いますが長くは続かず、肝心のウェインストックの方もチケットは売れず、出演バンドとの交渉も難航するなど暗雲が立ち込めてきました。
ウェインズ・ワールド2の結末
ウェインは再び夢の世界に行き、モリソンに悩みを打ち明けたところ、モリソンのアドバイスは「信じるんだ。呼べば必ずバンドは来る」。
ようやくチケットも売れ始め、次々と若者たちが会場のスティーブンソン記念公園に集まりつつありましたが、未だに出演バンドが来ないままでした。そしてウェインの耳に舞い込んできたのは、カサンドラがボビーと結婚式を挙げるという知らせでした。どうしても彼女への想いが捨てきれないウェインは結婚式に乱入、ウェディングドレス姿のカサンドラを連れ出してバスに飛び乗り、会場へ急ぎました。しかし未だにバンドは来ず、ウェインとガースはインディアンに導かれるがままに砂漠へ向かい、モリソンは「大事なのは手を尽くした過程だ」と二人を讃えました。
ウェインとガースが会場に戻ると、そこはエアロスミスの白熱のステージが展開されていました。ウェインストックは大成功に終わり、モリソンはウェインストックを開かせた理由について「カサンドラの愛を理解させるためだ。大人ってのは責任を果たせて遊べる奴さ」と語りました。終了後、ウェインとガースはインディアンが見守るなか会場のゴミ拾いに汗を流していました。
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