海賊じいちゃんの贈りものの紹介:2014年イギリス映画。祖父の誕生日パーティに家族でやってきた3人の子供たちが、突然目の前で息を引き取った祖父を希望どうりのやり方で葬送しようとして大騒動になるハートフル・コメディ。
監督:アンディ・ハミルトン、ガイ・ジェンキン 出演:ロザムンド・パイク(アビー)、デヴィッド・テナント(ダグ)、ビリー・コノリー(ゴーディ)、ベン・ミラー(ギャビン)、アメリア・ブルモア(マーガレット)、ほか
映画「海賊じいちゃんの贈りもの」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「海賊じいちゃんの贈りもの」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
海賊じいちゃんの贈りものの予告編 動画
映画「海賊じいちゃんの贈りもの」解説
この解説記事には映画「海賊じいちゃんの贈りもの」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
海賊じいちゃんの贈りもののネタバレあらすじ:起・マクラウド家の3きょうだい
ロンドンに住むマクラウド家の3きょうだい、9歳でメモ魔のロッティ、6歳でヴァイキングを夢見るミッキー、気に入らないことがあると失神するまで息を止める4歳のジェス。3人は別居中の父タグ、母アビーともに祖父ゴーディの75歳の誕生日を祝うためスコットランドに向かう。普段から言い争いが絶えない両親は道中もケンカばかりだが、ゴーディには別居のことは黙っているように子供たちに言い聞かせる。
海賊じいちゃんの贈りもののネタバレあらすじ:承・身勝手な大人たち
一方、ガンを患い余命も長くないゴーディは、自分の意に反して盛大な誕生日パーティを開こうとしているのにうんざりしていた。同居しているダグの兄ギャビンは投資で成功した成金で見栄っ張り、妻マーガレットの精神不安にも気づかず、息子ケネスは父の言いなり、という有様で、ギャビンとダグは顔を合わせればケンカばかりだし、アビーとダグの言い争いも相変わらずでゴーディの誕生日を心から祝うという雰囲気ではなかった。身勝手な大人たちをよそにゴーディは3人の子供たちを相手に時を過ごす。自分はヴァイキングの子孫だと話し、子供たちは大興奮、大人たちのウソに心を痛めていたロッティはゴーディから「ウソも方便」だと聞いて気持ちが楽になる。
海賊じいちゃんの贈りもののネタバレあらすじ:転・じいちゃんとのお別れ
パーティの準備が進められる中、ゴーディは子供たちを連れて海辺へ出かける。彼の豪快な話は子供たちを魅了するが、そんな楽しい時間を過ごしているうちゴーディの異変に気づく。彼は静かに息を引き取っていた。ロッティは慌てて家へ知らせに走るが、家はパーティの準備に追われ、両親はケンカ中で聞く耳を持たず、大人に任せられないと思ったロッティは何も知らせずに海辺へ戻る。3人はヴァイキングにふさわしい葬送をしようと流木を集めていかだを作り、遺体に火をつけて沖へ流す。
海賊じいちゃんの贈りものの結末:思いやる心
帰ってきた子供たちから事の次第を聞いた大人たちは驚いて警察に通報、捜索が始まると同時に重大事件を起こした子供たちの処遇をめぐって児童福祉員が調査に訪れる。翌日からマスコミも押しかけてくるようになり、事件はテレビや新聞にも載ってしまう。そのことで再び言い争う大人たちに、ロッティがゴーディの言葉を投げかける。ばかげた連中だが愛していればどうでもいい、と聞いた大人たちは言い争いをやめる。その隙に責任を感じたミッキーがマスコミに説明しようと外に出ていることに気づいたタグが慌ててミッキーを連れ戻しに外に出る。ノーコメントを通そうとしたものの、記者の挑発に乗って悪態をついたことで親の責任を問われる。そこへアビーも出てタグと手を繋ぎ、夫婦仲は崩壊しかかっているが子供は愛している、ポンコツ家族で上等だと言い放つ。
家族の絆を見直したギャビンとダグは、海の見下ろせる丘の上でゴーディの葬儀を彼らしいやり方で執り行い、アビーとダグはもう一度前向きに話し合うことを約束する。
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