ブリザード 凍える秘密の紹介:2014年フランス,アメリカ映画。母イブが失踪した多感な17歳の女子高生キャットは、突然の事態を冷静に受け入れます。大学生になったキャットは、母の失踪を担当している刑事の発言をきっかけに、母の失踪と向き合うことになります。原作はローラ・カジシュキー(英語版)の小説「White Bird in a Blizzard」。
監督:グレッグ・アラキ 出演者:シャイリーン・ウッドリー(カトリーナ(キャット)・コナーズ)、エヴァ・グリーン(イブ・コナーズ)、クリストファー・メローニ(ブロック・コナーズ)、フィル(シャイロ・フェルナンデス )、ガボレイ・シディベ(ベス)ほか
映画「ブリザード 凍える秘密」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブリザード 凍える秘密」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブリザード 凍える秘密の予告編 動画
映画「ブリザード 凍える秘密」解説
この解説記事には映画「ブリザード 凍える秘密」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブリザード 凍える秘密のネタバレあらすじ:起
1988年のある日。青春を謳歌する17歳の女子高生キャットの母イブが失踪します。温厚な夫ブロックは妻の失踪に茫然としますが、家庭に不満を抱いていた母を知っていたキャットは意外にも冷静です。そして、父娘は警察に失踪届を出します。
キャットは、父の勧めでセイラー医師のカウンセリングを受けることになります。美しかった母が、子育てや家事に忙殺されていく内に、吹雪の中をさまよう幽霊へと姿を変えていきます。ブロッグ、イブ、キャットの家族は、幸せに暮らす振りをしていたのです。母の失踪以降、キャットは雪が降る白い世界で、母の不思議な夢を見るようになります。
ブリザード 凍える秘密のネタバレあらすじ:承
キャットが隣家の同じ年のフィルと付き合うようになってから、イブは娘と張り合うようになります。大胆な衣装を着て、フィルの気を引くような思わせぶりな態度を示します。そしてイブは、徐々に精神のバランスの均衡が保てなくなります。熱々だったはずの恋人フィルとは、母の失踪を期に性的関係が途絶えます。欲求不満なキャットは、以前から気になっていた母の失踪事件を担当している中年の刑事テオと関係を結ぶようになり、フィルとの関係は自然消滅します。
ブリザード 凍える秘密のネタバレあらすじ:転
1991年。大学に進学し、寮生活を送っているキャットは久しぶりに故郷に戻ります。父から恋人ができたと報告を受けたキャットは素直に喜びます。テオと気楽な情事を重ねるキャットは、久しぶりに母の夢を見たことを話します。捜査はお手上げ状態でしたが、テオはイブにボーイフレンドがいたことを掴みます。妻の浮気を知ったブロックが殺害したと推測します。 嫉妬深くキレやすいブロッグは以前、イブの浮気を疑いトラブルを起していたのです。 そして、高校時代の友人たちもテオと同意見だったとキャットは知ります。釈然としないキャットは、イブがフィルと異様に親しげにしていた様子を思い出します。問い詰められたフィルはキャットに「お父さんはお母さんをずっと近くに置いてた」という謎めいた言葉を告げます。
ブリザード 凍える秘密の結末
母の夢に導かれるかのようにキャットは、地下の貯蔵用冷蔵庫の鍵を開けます。しかし、母の遺体はなく、キャットは必死の思いで父に母の居場所を問い詰めますが、「知らない」と答えるだけです。大学に戻るキャットを空港まで見送った父との別れが最後となります。キャットが大学に戻って数週間後、バーで泥酔したブロックがイブの殺害を告白し逮捕されます。逮捕後、拘留中にシーツで首を吊って亡くなります。ブロックは密かに、地下の貯蔵用冷蔵庫に隠していたイブの遺体を山中に埋めていたのです。事件当日、ブロックとフィルが全裸でベッドにいる姿をイブが目撃します。激しく嘲笑するイブに、激昂したブロックが絞殺したのです。母の死を実感できないキャットは、いつかどこかで再会できるのでは、と思いを募らせます。
以上、映画ブリザード 凍える秘密のあらすじと結末でした。
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