料理長(シェフ)殿、ご用心の紹介:1978年アメリカ映画。女王陛下の晩餐会のシェフとして、お呼びがかかるほどの腕を持つナターシャ。晩餐会は大成功を収め、ナターシャは同僚の有名シェフと一晩を過ごします。翌朝、彼が死体で発見されます。これを期に、世界の名だたる有名シェフたちが、ヨーロッパの各都市で次々と何者かに殺されていきます。ブラックユーモアの効いた上質なミステリーに、目を見張るような豪華な料理が花を添えます。
監督:テッド・コッチェフ 出演者:ジャクリーン・ビセット(ナターシャ)、ジョージ・シーガル(ロビー・ロス)、ロバート・モーレイ(マックス)、ジャン=ピエール・カッセル(ルイ)、フィリップ・ノワレ(ムリノー)ほか
映画「料理長殿、ご用心」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「料理長殿、ご用心」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「料理長殿、ご用心」解説
この解説記事には映画「料理長殿、ご用心」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
料理長殿、ご用心のネタバレあらすじ:起・料理は芸術
グルメ料理雑誌を主宰する権威ある美食家マックスは、主治医から「極度の肥満の為、減食しなければ、あと半年の生命」と宣告されます。己の信念を曲げることは、マックスにとって死に値することです。マックス主催の王室晩餐会ため渡英した一流のデザート・シェフ、ナターシャの前に元夫ロビーが現れます。彼はヨーロッパ全土にオムレツ・チェーンを展開するため、ナターシャにアドバイザーになってもらうとしますが断られます。バッキンガム宮殿の調理場では、晩餐会に向けて世界一流のシェフ4人が芸術的な料理を生み出しています。ルイのハトの包み焼き、ロブスター・カルチオフィ風のゾッピ、プレスド・ダックのムリノー、最後はナターシャのボンブ・グラッセ(爆弾という意味)というアイスクリーム・デザートです。晩餐会が成功を収めた夜、ナターシャとルイは、彼の作った料理を貪りながら一夜を共にします。
料理長殿、ご用心のネタバレあらすじ:承・有名シェフ連続殺人事件
翌朝ナターシャは、オーブンで焼かれたルイの死体を発見します。ルイと口論していた容疑者グランヴィリエは行方不明です。殺人事件で気落ちしているナターシャはマックスから、雑誌の取材でベネチアに行くように命じられます。そこで、ゾッピの店に訪れたナターシャは、ロブスターの水槽の中で彼の死体を発見します。事件に巻き込まれたナターシャを心配したロビーは、彼女をパリに呼び寄せます。そこに集合した有名シェフ6人は危険を感じながらも、標的でなければ一流でないという複雑な心境に陥っています。
料理長殿、ご用心のネタバレあらすじ:転・ナターシャの推理
マックスの雑誌に月ごとに特集された一流シェフ達が、順番に殺害されているのではとナターシャは推理します。ルイ、ゾッピ、次に殺害されるのはムリノー、最後は自分だとナターシャは確信します。容疑者グランヴィリエが名声のため、自身が殺人に遭遇したかのように自作自演の事件を起こします。事件が迷走する中、ナターシャの推理通り、ムリノーがダック・プレス機で頭を砕かれて殺害されます。ロビーは、次は自分だと怯えるナターシャを守ろうと決心します。
料理長殿、ご用心の結末:意外な展開
ロンドンでのグルメ番組出演当日、グランヴィリエが犯人だと判明し、安心したナターシャはテレビ局へ向かいます。しかし、番組を観ていたロビーが異変を感じ、マックスが犯人だと気付きます。本物の爆弾が仕込まれているアイスクリーム・デザートからロビーは、間一髪ナターシャを救います。ナターシャ、ロビー、警察がマックスの元へ向かいます。犯人はマックスではなく秘書ビーチャムが、美食家である主を減食させるために、4人の一流シェフの殺人を思いついたのです。この連続殺人事件で、ヨリが戻ったナターシャとマックスは結婚式を挙げます。
以上、映画 料理長殿、ご用心のあらすじと結末でした。
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