映画「エンジェル 哀しき復讐者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エンジェル 哀しき復讐者の紹介：2014年アメリカ映画。両親を亡くしたハナは姉のアンバー、叔父のドニーと暮らしていました。３人は町を牛耳るボスでドニーの兄のフランクの管理下にありました。ドニーが麻薬を作り、フランクに渡していましたが、警察に目を付けられたため、ハナが運び屋をすることになりました。麻薬を運んでいるうち、ビルと言う男と知り合い、家族でフランクからビルに乗り換えようとしますが…という内容のサスペンスアクション映画です。
監督：マーク・ヤング 出演者：アビゲイル・ブレスリン（ハナ）、ショーン・ビーン（フランク）、ジェームズ・ピュアフォイ（ビル）、アレクサ・ベガ（アンバー）、リュー・テンプル（ドニー）ほか
この解説記事には映画「エンジェル 哀しき復讐者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チェスが得意な少女ハナは両親を亡くし、姉のアンバーと叔父のドニーと暮らしていました。叔父のトニーは町を牛耳るボスで自分の兄のフランクの麻薬を作って稼いでいました。その麻薬を自分も打って、いつもラリっていました。
ある日、連邦捜査官がドニーを訪ねてきました。ハナが「いない」と言って追い返すと、ドニーに「警察へ行こう」と言いますが、「フランクからは逃れられない」と言って断りました。ハナとアンバー、ドニーはフランクの家を訪ねました。一緒に食事をとりました。死んだハナの母もフランクの兄弟でした。そこにはフランクの弟のボビーもいました。
アンバーの勤めるレストランにビルという男がやって来ました。色々話をするうち、アンバーはビルに一目ぼれしました。ハナは警察にマークされて動けないドニーに代わり、フランクの元を訪ね、運び屋の仕事をやらせてくれと頼むと、フランクは１回１０ドルでやれと言いました。仕事はドニーの作った麻薬を自転車で客の所へ持っていき、金をもらってフランクに渡すことでした。早速仕事が入り、ハナが届けると、相手はビルでした。アンバーとビルは付き合い始めていました。
賢く要領のいいハナは、ビタミン剤の錠剤を粉にして、麻薬に混ぜ、増やした分を自分の売り上げにして、かすめ取りはじめました。一方、ビルが仲間のジャクソンにアンバーを紹介しました。するとジャクソンはアンバーを見て、フランクの姪だからヤバイと教えました。ハナはビルに麻薬を運ぶうちに二人は仲良くなり、世間話を始めました。ジャクソンは運び屋の少女もフランクの姪だと教えました。
やがて、ビルらが売った麻薬にビタミン剤が混じっているとクレームが入り、ビルとジャクソンがフランクの元へ向かいました。フランクに文句を言うジャクソンにボビーが突っかかると、ビルが銃口を向けました。フランクは疑うなら買うな！と言い放ち、価格を値上げました。ビルはジャクソンをなだめ部屋を出ました。
フランクはドニーとハナを呼び出し、ビタミン剤の話をしました。二人は知らないと言いますが、ドニーはハナを疑っていました。ビルとジャクソンにバカにされたボビーが怒り、ジャクソンのいるバーに押し掛け、ジャクソンらを射殺しました。仲間二人を殺されたビルは落ち込んでいました。
ハナはドニーに、フランクと手を切ってビルと組もうと持ちかけました。しかしドニーはフランクとは切れないと言って断りました。アンバーは家に帰るとハナに、ビルと一緒に暮らすと話しました。ハナがビルはいい人だと言うと、アンバーは初めて二人の意見が合ったと喜びました。
翌日の閉店間際、アンバーのいる店にボビーがやって来ました。ボビーは力ずくでアンバーをレイプし、野原に放置しました。発見されたアンバーは意識不明でした。やがてアンバーの意識が戻ると、ボビーがやって来て、オレの事をしゃべったらハナを殺すと脅しました。しかしアンバーはハナに、襲ったのはボビーだと教えました。ビルにボビーを殺してと頼んだハナでしたが、ビルが自分は潜入捜査官だから殺せないと素性を教えました。
ハナはフランクを訪ね、アンバーがもうすぐ退院だと知らせながら、手りゅう弾を盗みました。そしてボビーを呼び出し、手りゅう弾で殺しました。ビルの仕業と思ったフランクは３人でビルのいる工場に向かいました。二人を射殺したビルでしたが、フランクとは相撃ちになりました。ビルは倒れ込み、フランクは車で逃げました。
ドニーの家に逃げ込んだフランクは、傷の手当てをしろと命令しました。ドニーが薬を探していると、ドニーのスマホにメールが来ました。開けてみるとハナからで、ボビーを殺したとありました。フランクはドニーに銃を向け、見せました。そしてハナを呼びました。ハナが向かっているとドニーがフランクに襲いかかりました。
その時、麻薬用の薬品が混ざり、泡が出始めました。フランクはドニーを射殺しました。ハナが家に入るとドニーの死体を見つけました。横に倒れたフランクが銃口を向けていました。そして何故ボビーを殺したのかとハナに聞くと、アンバーを襲ったのがボビーだからと答えました。フランクはあきらめた様子でハナに「行け！」と言いました。
ハナが家を出るころには混ざった薬品から火がついていました。ドニーが生前、薬品に絶対触るな！、混ざって火が付いたら爆発すると言っていたことを思い出しました。やがてドニーの家はフランクもろとも大爆発しました。ハナはアンバーとビルと一緒に住み始めました。そしてハナにも恋人が出来ました。
以上、映画「エンジェル 哀しき復讐者」のあらすじと結末でした。
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