人生スイッチの紹介:2014年アルゼンチン,スペイン映画。ささいな出来事がきっかけで人生に“スイッチ”が入ってしまった怒れる人々の、その後の顛末を描いたブラック・コメディ6篇からなるオムニバス。
監督:ダミアン・ジフロン 出演:リカルド・ダリン(シモン)、オスカル・マルティネス(モーリシオ)、レオナルド・スバラーリャ(ディエゴ)、エリカ・リバス(ロミーナ)、リタ・コルテセ(料理人)、フリエタ・シルベルベルグ(ウェイトレス)、ダリオ・グランディネッティ(サルガード)、ほか
映画「人生スイッチ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人生スイッチ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人生スイッチの予告編 動画
映画「人生スイッチ」解説
この解説記事には映画「人生スイッチ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人生スイッチのネタバレあらすじ:おかえし
とある飛行機の機内。乗客は全て“パステルナーク”という人物によって集められた人々だった。かつての彼の恋人とその浮気相手であった彼の親友の男、彼の作品を酷評した音楽評論家、彼を落第にした小学校時代の教師とそのころ彼をいじめていた同級生、彼をクビにした元上司。騒然とする乗客たちを前に怯えた様子のCAが、自分も同僚である彼に言い寄られて断ったこと、そして今、彼は操縦席に立てこもっていることを告白する。乗客全員がパニックの中、飛行機は民家の庭に向かって急降下していた。
人生スイッチのネタバレあらすじ:おもてなし
雨の夜のダイナー。1人の男が客としてやってくるがその男はウェイトレスの家族を破滅させた男だった。その話を聞いた料理人の女が男の料理に“猫いらず”を入れて復讐を目論むが、男の息子がやってきたためウェイトレスは慌てて料理を下げようとして男ともみ合いになる。そこへ料理人が男を包丁で滅多刺しにし、料理人は警察に連行される。
人生スイッチのネタバレあらすじ:パンク
車を走行中パンクで立ち往生していたディエゴは、追い越しが原因でトラブルとなった相手の男と壮絶な戦いを繰り広げていた。男ともはや殺し合いとなり、男がディエゴを殺そうとガソリンに火をつけるが、ディエゴは男を逃がすまいとしがみついたところで車は爆発、炎上。現場にやって来た警察は抱き合って黒焦げになった2人を不思議そうに見ていた。
人生スイッチのネタバレあらすじ:ヒーローになるために
爆破事業の技術者のシモンは社会制度に憤りを感じていた。何度も車をレッカーされ、仕事も家族も失った彼はついにキレて、元職場から爆発物を車に詰め込み、わざとレッカーさせてレッカー会社で爆破させる。この事件で彼は政府や制度に不満を持つ市民から支持を受け、刑務所で彼はヒーローとなった。
人生スイッチのネタバレあらすじ:愚息
ひき逃げして死なせた息子を庇うため、金を積んで使用人に身代わりを頼むことにした父親。ところが顧問弁護士が多額の報酬を騙し取ろうとしたり、使用人が額の値上げを要求したりと弱みにつけこんで金を搾取しようとすることに辟易する。一時は身代わりをやめ、息子に出頭させようとした父親を、母親と弁護士がなんとかとりなして身代わり案を実行する。しかし検事とともに犯人として家を出た使用人はそこで待ち構えていた被害者の夫に撲殺される。
人生スイッチの結末:Happy Wedding
幸せいっぱいの披露宴会場で、花嫁は花婿の浮気を知る。ショックを受けた花嫁は会場を飛び出し、偶然屋上で鉢合わせた料理人に慰められる。勢い料理人とその場でセックスに及んでいたところを、追って来た花婿に見られた花嫁は自暴自棄になって暴れだし、花婿の浮気相手を痛めつけ、披露宴会場は阿鼻叫喚。誰もがこの結婚は失敗だったと思う中、花嫁の哀しみを目の当たりにした花婿が彼女を抱きしめ、2人は改めてお互いの愛を確認する。
大爆笑のブラックコメディという触れ込みに心惹かれて見ましたが、あまりにブラック!国民性の違いでしょうか。ブラック過ぎて笑うどころか怖いな~と背筋が凍るシーンの数々。ホラー?はたまたサスペンス?コメディという目ではなく人間って追い詰められると怖いよ~という人間ドラマの心構えで日本人の私達は観た方がいいかもしれません。お話的には面白いです。人間関係で日頃うっぷんやストレスを抱えている方的にはすっきりするのかもしれません。