女と男の観覧車の紹介:2017年アメリカ映画。1950年代のアメリカ、コニーアイランドはニューヨーク近郊の当時の人気アミューズメントパークでした。そのコニーアイランドで飲んだくれの男と再婚し、女優になれず過去を後悔し現状の生活に不満の女性は、ビーチで魅力的なアルバイトの男性と出会って関係をもちます。ある日、夫の娘が突然現れ、そのアルバイトの男性といい関係になります。しかし、娘は暴力団とトラブルを起こし追い掛けられる羽目になりますが、娘と一家の運命は?『女と男の観覧車』は現代アメリカを代表するウディ・アレン監督の作品、歌手と俳優として成功するジャスティン・ティンバーレイクにアカデミー主演女優賞獲得『タイタニック』のヒロイン役のケイト・ウインスレットが共演する見ごたえのある作品です。
監督:ウディ・アレン キャスト:ジム・ベルーシ(ハンプティ)、ジュノー・テンプル(キャロライナ)、ジャスティン・ティンバーレイク(ミッキー)、ケイト・ウィンスレット(ジニー)、ジャック・ゴア(リッチー)ほか
映画「女と男の観覧車」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「女と男の観覧車」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
女と男の観覧車の予告編 動画
映画「女と男の観覧車」解説
この解説記事には映画「女と男の観覧車」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
女と男の観覧車のネタバレあらすじ:起・キャロライナの突然の訪問とジニーの不幸な結婚生活
1950年代、ミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)はニューヨーク近郊のコニーアイランドのビーチの監視員、演劇の脚本を書くのが夢、映画は彼のナレーションと共に進行します。キャロライナ(ジュノー・テンプル)は20代前半の女性、コニーアイランドでハンプティ(ジム・ベルーシ)を探します。妻のジニー(ケイト・ウィンスレット)が働くレストランを教えられ、レストランで彼女を見つけます。キャロライナはジニーの夫ハンプティの前妻の子供、困りごとがあり金もなく隠れ家を探しているようです。困惑するジニーはハンプティの帰宅を待ちます。家に帰ってきたハンプティはキャロライナを見ると驚き怒り狂いますが、それは彼女が大学を中退し暴力団員と結婚しハンプティと縁を切ったからです。キャロライナは怯えながら暴力団員に殺されるといいます。アル中気味のハンプティは怒りも消え娘を居候させます。ジニーはキャロライナを自分が働くレストランで働かせます。ジニーは女優になれず、離婚し、今の夫ハンプティが好きではありません。釣りが趣味のハンプティとは趣味も合いません。ジニーは前夫との子リッチー(ジャック・ゴア)を育てていますが、彼は学校嫌い、映画館通いで継父のハンプティが大嫌いです。その上、リッチーには木をもやして火をつけるという悪い癖があります。ジニーはそんな息子に昔の自分を自慢する話をし、憂さ晴らしをします。
女と男の観覧車のネタバレあらすじ:承・ミッキーとジニー、キャロライナの三角関係
ミッキーはジニーとの関係を話し始めます。ハンプティとの関係が良くないジニーがビーチを歩いていると監視員のミッキーは家に帰るように言いますが、二人は食事をします。自己紹介する二人、ミッキーは第2次世界大戦で日本と戦った復員兵で劇作家を目指し、ジニーは結婚していることを隠します。ジニーはミッキーとセックスをしてしまいます。年齢や結婚歴と子供について正直に語るジニーは前の夫が逃げた理由、さらにハンプティへの愛のなさ、前夫への愛をミッキーに語ります。ハンプティが働いているとキャロライナを探す暴力団員がきますが、ハンプティは当然居場所を知らないと言います。キャロライナは学校へ通いはじめ、ジニーのレストランでウエイトレスの仕事をします。やがてジニーとキャロライナも打ち解けてきます。ジニーとキャロライナが歩いていると偶然ミッキーと出会います。若いミッキーに惹かれるキャロライナ、ミッキーもキャロライナに好意を持ちます。キャロライナはビーチを訪れミッキーに会います。ミッキーはキャロライナに本を貸し、もっと話そうといいます。キャロライナはジニーにミッキーとの出会いを話しますが、ジニーは二人の関係を妬み口論します。
女と男の観覧車のネタバレあらすじ:転・ジニーの嫉妬と暴力団員に追われるキャロライナ
映画はミッキーのナレーション、彼のジニーとキャロライナへの複雑な思いが語られます。キャロライナは大雨の日に傘がなく、ずぶぬれ、通りがかったミッキーの車に乗ります。車の中で彼女はミッキーに自らの幸せだった新婚生活と突然FBIに暴力団の夫のことで尋問され、それから関係がおかしくなり逃げ出したことを語ります。雨でレストラン到着が遅れたキャロライナに対しジニーは怒り狂います。ジニーは40歳の誕生日を家族で祝いますが、頭痛のため薬を飲まざるをえず不機嫌です。そこへキャロライナが訪れ、ミッキーについてジニーに聞きます。ミッキーとジニーの関係を知らないキャロライナは彼との関係についてジニーにアドバイスを求めますが、ジニーは激怒、お前はミッキーのタイプでないからわかれろと警告します。突然電話を受けるジニー、息子の放火の知らせを受けます。気が狂ったかのようなジニーはキャロライナにこの家は息子が火をつけるかもしれない危険だから出て行けといいます。ジニーはハンプティとも口論し、息子を怒鳴りつけます。ジニーは息子を連れて児童カウンセラーに向かいます。遊園地で働くパンプティにジニーはカウンセリングで金がかかるからと金を要求します。ハンプティは実の娘キャロライナの学校で金がかかると言い、夫婦喧嘩になります。ジニーはミッキーとデートします。ミッキーはジニーの誕生日プレゼントに本を送ります。ジニーはミッキーにキャロライナとの関係を尋問し始め、ミッキーを当惑させます。ミッキーは女性関係について友人に相談します。
女と男の観覧車の結末:ミッキーとキャロライナ、ジニーの三角関係の結末
ミッキーのナレーション、キャロライナとジニーとの恋愛関係を話します。ビーチにそキャロライナが現れ、ミッキーをピザレストランでのデートに誘います。ジニーはハンプティの財布から金を盗み、ミッキーへのプレゼントの腕時計を買います。息子のリッチーは児童カウンセラーのオフィスに放火します。ジニーはミッキーに腕時計を送りますが、ミッキーは受け取りを拒否、「キャロライナの方が好きなのか?」とジニーは半狂乱になり腕時計をビーチに捨てます。家ではハンプティがリッチーに「金を盗んだのか?」と激しく怒りますが、ジニーは自分が盗んだと告白しハンプティと喧嘩、ジニーは酒を飲みます。キャロライナが嬉しそうに帰宅しミッキーとのデートを話します。仕事場へ行くジニーは暴力団を見かけます。他の従業員はキャロライナのデート場所のピザレストランを暴力団に教えたといいます。ジニーはデート場所のレストランに電話しますが、なぜか途中で電話を切ります。デート現場のレストランではミッキーがキャロライナに愛を告白、ジニーとの関係を告白します。驚きのキャロライナはデートを打ち切ります。レストランから去るキャロライナを暴力団が追いますが、キャロライナが彼らに捕まることを暗示します。ハンプティは行方不明のキャロライナを探しミッキーを訪れミッキーに居場所をききますが、ミッキーは行方を知りません。ハンプティは帰宅しジニーに「キャロライナは暴力団につかまった」と言います。ミッキーはジニーを訪れ、行方不明のキャロライナの件でジニーを非難します。それに対し「自分を殺せ」というジニー、二人の関係は終わります。キャロライナを失ったハンプティは孤独感からか、ジニーにこれまでの件を謝罪します。釣りに行こうというハンプティ、ジニーは行かないと言いますが、今後もハンプティとの関係を継続せざるをえない諦めの表情が見えます。ビーチで火をつけるリッチー、ビーチには監視員のミッキーはいません。
以上『女と男の観覧車』のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する