ウォント・バック・ダウン -ママたちの学校戦争-の紹介:2012年アメリカ映画。実際に全米で起こった社会問題を下敷きに、劣悪な公立校の体質を変えようと立ち上がる生徒の母親と、その思いに賛同する教師が組合の妨害を乗り越えて、学校改革にこぎつけるまでを描いた社会派ドラマ。
監督:ダニエル・バーンズ 出演:マギー・ギレンホール(ジェイミー)、ヴィオラ・デイヴィス(ノーナ)、オスカー・アイザック(マイケル)、ロージー・ペレス(ブリーナ)、ホリー・ハンター(エヴリン)、ダンテ・ブラウン(コーディ)、エミリー・アリン・リンド(マリア)、ランス・レディック、ヴィング・レイムス、ほか
映画「ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争の予告編 動画
映画「ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争」解説
この解説記事には映画「ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウォントバックダウン ママたちの学校戦争のネタバレあらすじ:起・劣悪な公立校
シングルマザーのジェイミー(マギー・ギレンホール)は、読字障害のある娘マリア(エミリー・アリン・リンド)が通う公立のアダムズ小学校で、クラスの劣悪な状況と無気力な担任を見かねて、校長に訴えるが、法律でクラス替えはできず、嫌なら他の学校へ行けと言われてしまう。
そこで、教育熱心なことで有名な学校へ転校させようと、抽選会に参加するが落選。しかし、そこで同じく脳に障害を持つ息子コーディ(ダンテ・ブラウン)を入れようと訪れていたアダムズ校の教師ノーナ(ヴィオラ・デイヴィス)に出会う。
ウォントバックダウン ママたちの学校戦争のネタバレあらすじ:承・再建への道筋
役所で、親も教師と協力すれば学校を再建できる法律が通ったことを知ったジェイミーは、ノーナに学校再建の件を持ち掛けるが、親と教師半数以上の署名が必要で手続きに3、4年かかると聞いた彼女は、無理だと突っぱねる。
しかし、ジェイミーは単独で署名活動を始め、ウクレレを使って授業をしていた教師マイケル(オスカー・アイザック)にも協力を呼びかけ、その熱意に動かされたノーナもジェイミーとともに学校再建に向けて活動を始める。
その活動を知った教師組合が、”学校乗っ取り”のデマを保護者や教師にバラまき妨害を図るが、ジェイミーとノーナは生徒の家をまわって説得することで、当初は懐疑的だった保護者たちも多くが彼女らの主張に賛同。
組合と対立し職を奪われることを恐れる教師たちへの説得も成功して、目標だった親400人、教師18人の署名を集めることに成功する。
ウォントバックダウン ママたちの学校戦争のネタバレあらすじ:転・組合の妨害
ジェイミーは組合のエヴリン(ホリー・ハンター)から、マリアに私学入学の用意があり、奨学金も準備すると買収を持ち掛けられる。娘のためを考えると揺れ動くジェイミーだったが、仲間を信じエヴリンからの申し出を断る。
エヴリンは教師らに説得を試みるが、それまで中立を保っていたマイケルから組合の人間性を疑うと一喝され失敗に終わる。しかし、ノーナは立場を追われることを恐れた校長から停職処分を言い渡され、組合はコーディの障害はノーナのせいだという情報を流す。
しかし、彼女は息子に事実と正直な気持ちを伝えて、息子との信頼関係を確固たるものにする。そんな中、マリアは活動に反対する担任の心無い仕打ちによって傷つけられ、それが母親のせいだと言われたマリアは、ジェイミーに反発するようになる。
ウォントバックダウン ママたちの学校戦争の結末:勝ち取った教育の場
あらゆる妨害にも屈せず迎えた審問の日。多くの賛同者が集まる中で審問会が開催されるが、冒頭からただ1か所の数字の誤りを原因として却下を言い渡される。
揚げ足を取るような仕打ちに、ジェイミーはこれは組合や教師や親のためではなく、子供のためなのだと主張し、投票による決議を求める。
聴衆の”投票”の声に押された委員会は投票を行い、結果4対3で提案は改革案は可決される。ジェイミーらの熱意に同調し始めていたエヴリンは、不服申し立てをするという組合会長に対し、辞職を告げる。
変わり始めたアダムズ校では、生徒と保護者・教師が集まる発表会の場で、ジェイミーが見守る中、マリアがメモを手に書かれた文章を一生懸命に読み上げていた。
以上、映画「WON’T BACK DOWN」のあらすじと結末でした。
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