ビッグショットダディ(別題:ディア・ダディ 嘘つき父さんの秘密)の紹介:2009年アメリカ映画。自慰行為中の事故により息子を亡くした高校教師のランス。息子の死を自殺と見せかけようと偽装した遺書が思わぬ評判を呼び、ランスの人生の歯車は狂い始める。ロビン・ウィリアムズ主演による奇想天外なコメディ映画です。
監督:ボブキャット・ゴールドスウェイト 出演者:ロビン・ウィリアムズ(ランス・クレイトン)、ダリル・サバラ(カイル・クレイトン)、ヘンリー・シモンズ(マイク)、アレクシー・ギルモア(クレア)、ジェフ・ピアソン(アンダーソン校長)、ほか
映画「ビッグショットダディ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビッグショットダディ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ビッグショットダディの予告編 動画
映画「ビッグショットダディ」解説
この解説記事には映画「ビッグショットダディ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビッグショットダディのネタバレあらすじ:起
ランス・クレイトン(ロビン・ウィリアムズ)は小説家志望の国語教師です。勤務先の高校には思春期真っ盛りの一人息子カイル(ダリル・サバラ)も通っていますが、セックスにしか興味がない問題児で、ランスは手を焼いています。
カイルは勉強ができない上に偏屈者で、友人といえば気弱な少年アンドリューぐらい。さらにランスの授業は不人気で、生徒から慕われている同僚の黒人教師クリスにジェラシーを感じていました。バツイチのランスは同僚の女教師クレア(アレクシー・ギルモア)と付き合っていますが、クレアは最近クリスとも親し気な雰囲気で、ランスは気が気でなりません。
ビッグショットダディのネタバレあらすじ:承
ある晩、ランスはクレアとのディナーに、カイルを連れていき、三人は楽しいひとときを過ごします。ランスはカイルを先に家に帰しますが、自宅へ戻ってみるとカイルが自室で死亡していました。
カイルは強い快楽を得ようと、首に紐をくくりつけた状態で自慰行為をして、不運にも窒息死してしまったのでした。困ったランスはカイルが首吊り自殺したことにして、パソコンで遺書をでっち上げます。すべては息子の名誉を守るためでした。
ビッグショットダディのネタバレあらすじ:転
しかし、この遺書がどういうわけか評判を呼びます。生徒達は遺書に共鳴し、カイルを次第に偶像化しはじめるようになります。父であるランスの評判もウナギ登り、瞬く間に人気教師として株をあげていきます。
調子に乗ったランスはカイルの日記まででっちあげて、クレアに読んで聞かせます。父とクレアに幸せになってほしいとなどと涙を誘う文面で綴れた日記は、クレアの同情を引くことに成功、ランスとクレアの仲は持ち直します。
しかしアンドリューだけは、カイルにこんな文章が書けるはずがないとランスに疑問を投げかけてくるのでした。
ビッグショットダディの結末
嘘の日記は書籍化されることになり、テレビのトーク番組にも出演したランスは、涙ながらに息子への思いを語ります。次第にランスの心に罪悪感が襲い掛かり始めますが、皮肉にも書籍は爆発的なヒット、高校の図書館にはカイルの名が付けられることになりました。
そして図書館の記念式典の日がやってきます。スピーチを求められたランスは息子の死が自殺ではなく事故であったこと、さらに遺書や日記を偽装したことをついに告白してしまいました。ランスは校長やクレア、生徒達から激しく罵られながらも、すがすがしい表情で会場を退散しました。
ランスは心配して家を訪ねてきたアンドリューから、小説を書き続けるべきだとアドバイスされます。ランスはアンドリューを自宅に招き入れるのでした。
以上、映画「ビッグショットダディ」のあらすじと結末でした。
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