レイスの紹介:2017年アメリカ映画。経済状態の悪化から古い屋敷を手放し、新たに宿った命を諦めようとしていた家族の前に、少女の霊が現れる。しかしその霊の正体は意外なものだった。
監督:マイケル・O・サイベル 出演:ジャクソン・ハースト(デニス)、アリ・ヒリス(ケイティ)、キャサリン・フランセス(ルーシー)、ジェンセン・ブキャナン(マリー・スクエア)、クリストファー・チザム(ジャック)、ほか
映画「レイス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レイス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レイスの予告編 動画
映画「レイス」解説
この解説記事には映画「レイス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レイスのネタバレあらすじ:起・古屋敷の一家
作家のデニス(ジャクソン・ハースト)と妻ケイティ(アリ・ヒリス)、14歳の娘ルーシー(キャサリン・フランセス)のルーケンス一家は、築100年以上の大きな屋敷で暮らしていた。しかし作家として行き詰ったデニスは屋敷を売却し、友人ジャック(クリストファー・チザム)と起業することを考えていた。
そんな中、ケイティは妊娠に気づくが、今の経済状態でもうひとり産み育てることに迷いを抱き、思春期のルーシーは住み慣れた屋敷の売却話と母の妊娠に反発する。
レイスのネタバレあらすじ:承・少女の気配
ある晩、ルーシーは屋敷の中の異様な気配に気づき、幽霊がいると訴えるが、デニスもケイティも取り合わない。しかしケイティにも異変は起こっていた。ルーシーではない誰かに「ママ」と呼び掛けられることがあったのだ。
ある時、「ママ」と呼ぶその声を追って屋根裏部屋に入った彼女は、そこで古い乳母車を見つけ、子供の笑い声を耳にする。ただ、ケイティには霊が悲し気な様子で、家族にとって大切な存在に思えた。
夜、物音で目が覚めたルーシーはデニスと共にその音の元を突き止めようと家の中を探る。調べたところ、異音は配管の中に入ったネズミのものと分かるが、その後、ルーシーが部屋に戻ると、部屋の壁には子供が描いたような絵が描かれていた。
レイスのネタバレあらすじ:転・霊の望み
ある日、雨の中濡れながら歩いていたルーシーが、車で通りかかったジャックに連れ去られそうになったところを、少女の霊に助けられる。恐ろしい形相の霊に驚いたジャックは心臓発作を起こし、ルーシーは事なきを得る。
その晩、ルーシーは初めて少女の霊と言葉を交わし、彼女から「あなたの妹になりたい」と告げられ、ケイティには「生きたい」のだと迫る。
デニスは起業を諦め、そのことで経済的余裕がなくなることから、夫婦は屋敷の売却と中絶を決める。しかし病院で手術の予約を済ませたケイティが戻ると、屋敷の中は暴れ叫ぶ少女の霊によって荒らされていた。そして眠りから覚めた彼女の前に、浮かぶ少女の霊が睨みつけながら「モロク」と叫ぶ。
レイスの結末:司祭の助け
ケイティは教会へ行き司祭のロバートに相談する。モロクは子供を生贄とする邪神で、ルーシーに危険が迫っていると告げる。屋敷ではルーシーが少女の霊から「モロクがやってくるので去らなければならない」と告げられる。
その晩、ケイティが屋根裏の乳母車に潜む邪悪な何かの夢にうなされていた。そこへ司祭が現れ、家を清める儀式を始める。屋根裏部屋にたどりついた司祭は、乳母車に潜む邪悪なものに気づき、激しい抵抗にあいながらもそれを制することに成功する。
司祭はデニスとケイティに、この家にあるすべての命を守るよう言い残し、屋敷を去って行く。
数か月後、ケイティは女児を出産、ルーケンス家は幸せに包まれていた。ルーシーは妹となったその子を抱き、不思議な親近感を覚え、自分の指を握り返すその感覚にあの少女の霊が妹であったことを確信するのだった。
以上、映画「レイス」のあらすじと結末でした。
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