紀元1年が、こんなんだったら!?の紹介:2009年アメリカ映画。知恵の樹の禁断の果実を食べた村のダメ男と、男の妹に恋する青年が村を離れソドムに着き王女を巻き込んで騒動を起こすアドベンチャーコメディ映画です。現代コメディを原始時代に置き換えたような内容で、下ネタの多い作品となっています。
監督:ハロルド・ライミス 出演者:ジャック・ブラック(ゼド)、マイケル・セラ(オー)、オリバー・プラット(司祭長)、デヴィッド・クロス(カイン)、ハンク・アザリア(アブラハム)、クリストファー・ミンツ=プラッセ(イサク)、ヴィニー・ジョーンズ(サルゴン)、ジュノー・テンプル(イーマ)、ジューン・ダイアン・ラファエル(マヤ)ほか
映画「紀元1年が、こんなんだったら!?」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「紀元1年が、こんなんだったら!?」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「紀元1年が、こんなんだったら!?」解説
この解説記事には映画「紀元1年が、こんなんだったら!?」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
紀元1年が、こんなんだったら!?のネタバレあらすじ:起
村の男たちと狩猟に行ったゼドは、ヘマばかりやっている落ちこぼれです。この日も投げた槍が仲間に刺さってリーダーのマーラックに叱られます。ゼドには思いを寄せるマヤがいました。いくら口説いてもマヤにはその気はなくマーラックにあこがれています。
そんなゼドと仲の良いオーは、ゼドの妹のイーマに恋しています。ゼドは「妹を口説いて来い」と挑発しますが、奥手のオーは話すこともできませんでした。村でもバカにされるゼドがオーに「禁断の果実を食べに行こう」と誘います。「やめた方がいい」と言うオーを連れ、ゼドは知恵の樹と言われる禁断の果実にかぶりつきます。頭がさえた気分になって村に帰ると、村人に見られて告げ口をされていたのです。
酋長に呼ばれたゼドは、説教をされ「村を出て行け」と言われます。ゼドは開き直り、「この村を一緒に出て行くやつはいないか?」と仲間を募りますが誰一人手を上げませんでした。仕方なく松明を持って村を出ようとした時、松明の火がかやぶき屋根に引火し、燃えはじめます。慌てたゼドは走って森を逃げました。
紀元1年が、こんなんだったら!?のネタバレあらすじ:承
マーラックに追いつかれたゼド。そのゼドを助けたのはオーでした。「一緒に来る気になったか?」と聞くゼドに、「家が燃えてなくなったから来た」とオーが言い、二人は歩きはじめます。「崖の向こうは世界の果てだ」と言うオーに、「崖の向こうにも別の世界がある」とゼドが言って、崖に着きます。崖の下には世界が繋がっていました。
大喜びで二人は崖を降りると、牛飼いのカインとアベルの兄弟に会います。しかしカインとアベルは喧嘩をはじめ、アベルが死んでしまいます。カインは二人を家に招待し食事を振る舞いますが、カインの父がアベルがいない事に怒りだし、カインと口げんかになりカインは家を出て行きます。
翌日、アベルの死体を見つけた父親の怒りが収まらないのを見て、ゼドとオーは家を出て町へ向かいます。町に着くとイーマとマヤが奴隷商人に捕らわれていたのです。マヤに話を聞くと「家が燃えた後、ほかの部族に襲われた」と言います。そこへカイルが現れ「オレが何とかしてやる」と言って、ゼドとオーを呼ぶと、そのまま奴隷商人に売られてしまいました。
紀元1年が、こんなんだったら!?のネタバレあらすじ:転
砂漠の中を歩いていると、ソドムのサルゴンらが襲ってきます。ゼドとオーは逃げ出しますが、イーマとマヤは捕まりソドムへ連れて行かれたのです。そこでゼドとオーもソドムを目指します。
途中で自分の息子のイサクを生贄にしようとしていたアブラハムに会います。ゼドは「自分は神より選ばれしものだ」と豪語し、アブラハムを信用させ、イサクを助けます。アブラハムの家に招待されると、ソドムがSEXし放題のハーレムだと聞かされ喜ぶものの、雲行きが怪しくなり自分たちが割礼されると知り、二人は逃げ出します。
ソドムに着くと兵士に捕まりそうになり、カインに助けられます。カインはソドムに兵士として雇われていて、ゼドとオーもそれぞれソドムの仕事につかせます。ソドムでは雨が降らず凶作の為、王が連日処女を生贄として、火の中に放り込んでいました。
やがてゼドは王女に見初められ建物の中を案内されます。一方オーは、ゲイの司祭長に気に入られ、体にいつもオイルを塗らされていました。ゼドは王女から、司祭教以外のものが入ったら死ぬといわれる聖堂に入るよう命じられます。それは飢饉を救うためでした。ゼドは勇気を持って入ると、中には司祭教から逃げてきたオーがいました。
紀元1年が、こんなんだったら!?の結末
オーは「神などいない」と現実的な事を言い、ゼドと言い争いになりますが、二人はイーマとマヤを助けることで考えが一致し、聖堂を出ると司祭教に見つかり捕まってしまいます。裁判で石打ち死刑を言い渡された二人。ゼドが突然「聖堂に入っても死ななかった。私は神より選ばれしもの」と民衆に叫ぶと、民衆から歓喜が起きます。王はゼドを殺したら民衆が暴れ出すと思い死刑をやめます。
代わりにイーマ、マヤ、そして義理の娘の王女の生贄を発表したのです。生贄場に連れて来られる3人を見たゼドが「オレが助けに行く」と建設中の足場に飛び移ると、そのままつまづき足場を崩壊させます。
これを機に、サルダンが反旗を翻し王の首を狩ります。やがて内乱がはじまると、オーはイーマを呼び告白します。そのまま二人は愛し合い結ばれます。その後、司祭教を火の中に突き落とすと内乱は鎮まります。
ここでゼドが民衆に呼びかけます。ゼドの言葉に民衆は耳を傾けソドムに平和が戻りました。ヒーローとなった二人。オーはイーマを妻とし、酋長となって村を再建するため故郷に帰ります。ゼドはマヤを連れエジプトに旅立つのでした。
以上、映画「紀元1年が、こんなんだったら!?」のあらすじと結末でした。
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